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平日朝の混雑状況2021 ~新型コロナ影響調査報告~
<令和4年(2022年)1月9日更新>

 2022年になりました。本年もどうぞよろしくお願いします。今回は、1年前に公開した内容の続きです。令和2年(2020年)から日本でも猛威を振るい始めた新型コロナウイルスの影響により、鉄道の利用者は激減しました。令和3年(2021年)になって鉄道の利用者は回復傾向にあるもののコロナ禍前には戻っていないという情報はありますが、西尾線の状況はどうなのでしょうか。今回は、令和3年(2021年)1月から12月の1年間、平日朝に西尾線を走る1列車の乗客数を継続して調査しましたので、コロナ禍になる前の平成31年令和元年(2019年)、コロナ禍1年目である令和2年(2020年)の結果と比較できる形で報告したいと思います。ちなみに、コロナ禍になる前の令和元年(2019年)に1年間の推移を報告したのがこちらのページ、コロナ禍1年目の状況を報告したのがこちら(前半)こちら(後半)です。本編は1週間の区切りで1年間分続くため、かなり長くなります。そのため、本編よりまとめを先に持ってきました。最後までご覧いただけると嬉しいですが、無理せず、読めるところまで読み進めてもらえればと思います。

 平日朝の乗客数をコロナ禍前の2年前とコロナ禍になった1年前と今年について比較します

 令和2年(2020年)の初め頃から、日本でも新型コロナウイルスが猛威を振るい始め、私たちの生活は大きく変わりました。コロナ禍2年目となる令和3年(2021年)は前年と比較すると人流が戻りつつあるものの、コロナ禍より前の水準まで戻っていないというのが全国的な傾向かと思います。そんな中、西尾線の平日朝の乗客数は、どのような状況だったのでしょうか。

 平成31年令和元年(2019年)の1年間、平日の西尾駅を7時30分に発車する急行犬山行きの乗客数を調査し、このページにて報告しました。また、令和2年(2020年)2月28日から6月26日まで、同じ列車の同じ範囲の乗客数を調査した結果をこのページに、6月29日から12月28日までの調査結果をこのページにて報告しています。今回は、令和3年(2021年)の1月から12月までの結果を、前年及び2年前と比較できる形で報告します。

 調査方法はこれまでと同じく、西尾駅7時30分発の急行犬山行き(4両編成)の前から3両目の前3分の1の範囲で、米津-南桜井駅間の乗客数を確認しました。私が在宅勤務の日があったり休みなど別の都合もあったりして調査未実施の日もありますが、実生活も大事なので見逃していただきたいと思います。

 乗客数の結果は、1週間区切りで1月から12月までの52週間の状況をざざっと紹介していきます。左は第23週のグラフですが、棒グラフの濃い色が着席人数、薄い色が立乗人数を表します。平成31年令和元年(2019年)は青系統の色で、コロナ禍1年目の令和2年(2020年)は緑系統の色、そしてコロナ禍2年目の令和3年(2021年)は茶色と薄黄色で表記しています。そして、各年次の曜日を合わせて配置しました。本編では1週間区切りで1月から12月までの52週間の状況を1週ずつざざっと紹介しますが、52コマもあってそれぞれ文章も多く、まとめまで到達する道のりとしては長すぎるため、本編より前にまとめを先に出したいと思います。それでは、まとめをご覧ください。


 まとめ

 ということで、1週間の乗客数の平均値をグラフ化しました。大まかな傾向を確認していきましょう。棒グラフの色は、コロナ禍になる前の平成31年令和元年(2019年)が青色、コロナ禍1年目の令和2年(2020年)が緑色、そして令和3年(2021年)が黄色で表示しています。令和2年(2020年)はコロナ対応で学校が休校になるタイミングで調査を再開したため、1月と2月は調査していません。

 緑色で示された令和2年(2020年)は日本中が一致団結して在宅に取り組んだ4月から5月にかけて激減しグラフに谷間ができています。しかし、それ以降、そして年が変わって黄色で示された令和3年(2021年)は、コロナ禍になる前の令和元年(2019年)と同様に、4月中旬から7月中旬までと9月下旬から12月中旬までが多く、年度替わりとお盆と年末年始、つまり長期休暇の時期に少なく谷間ができているという傾向は概ね一致しているようです。そして乗客数をみると、乗客が少ない時期はコロナ禍になる前の水準と同程度であり、乗客が多い時期にコロナ禍になる前の水準まで上がりきれていない様子がうかがえます。在宅勤務や時差出勤、車通勤へのシフトにより通勤客も減っているとは思いますが、長期休暇の時期に同程度になることを考えると、学生の利用も大きく減っているのではないかと想像します。


 乗客数1週間ごとにざざっと確認します

 それでは令和3年(2021年)1月から12月まで、1年前と2年前の状況とともに1週間ずつ乗客数を見ていきましょう。当時の社会状況やコロナ新規感染者数の情報も併せて確認していただければと思います。社会状況の文章は、その週のうちに書き留めておいたものですので、当時の雰囲気を感じていただけたらと思います。また、本文中の日付は特に記載が無い限り令和3年(2021年)です。それでは、一気にざざっと進めます。令和3年(2021年)1月4日の週からスタートです!

 令和3年は第3波の真っ只中から始まりました。新規感染者は1月7日(木)に東京都で 2,447人、愛知県が431人で過去最多となり、首都圏の1都3県を対象に緊急事態宣言が発出されました。寒波により日本海側では記録的な大雪となりました。乗客数はコロナ禍の前も後も、正月休みが終わって1月7日から乗車率概ね100%のラインに達しました。立っている人が隣の人に触れることのない程度の混雑具合です。

 1月14日(木)に緊急事態宣言の対象に愛知県と岐阜県を含む7府県が追加されました。期間は2月7日までで、特に夜8時以降の外出自粛、飲食店の時短営業、テレワークの推進などが求められました。そして、私は在宅勤務が始まりました。ちなみに、写真の右下に見える光線のようなものは、私の隣に居る方が閉じている途中のビニール傘です。乗客数は引き続きコロナ禍前後ともに乗車率概ね100%のラインの前後で推移しています。

 在宅勤務などにより、この週は月曜日と金曜日のみの調査となりました。平成31年(2019年)も火曜日だけの調査でした。引き続き緊急事態宣言は発令中ですが、5000人以下など基準を満たすイベントの開催は可能であり、名鉄でも1月23日(土)に岡崎市の舞木検査場にて1700系の撮影会が開催されました。楽しかったです。

 1月も終わりです。新規感染者数は減少傾向ですが重症者や死者はまだまだ多い状況です。乗客数はコロナ禍前後ともに乗車率概ね100%のラインに届かない日が多くなってきました。大学生の通学が減っているためと想像します。

 2月になりました。緊急事態宣言は2月7日までの予定でしたが、3月7日まで延長となりました。新規感染者は減少傾向ですが、まだまだ入院者数や重症者は減っていません。乗客数はコロナ禍前の平成31年(2019年)は乗車率概ね100%のラインに達する日もありますが、全体的な傾向としては乗車率概ね100%のラインに届かない状況です。

 2月12日(金)に東京オリンピック組織委員会の森会長が辞任しました。そもそも、今年のオリンピックはどうなるのでしょうか。緊急事態宣言は状況によっては期限を待たずに解除する方針ですが、次週も継続することになりました。乗客数はコロナ禍の前も後も、乗車率概ね100%のラインに届かない日が続きます。立っていても隣の人と触れることもなく、ストレスは少ない状況です。

 オリンピック組織委員会の会長は橋本聖子氏に決まりました。この週の中盤は寒く、2月18日(木)には三河の平野部でも雪がちらつきました。対して週末には暖かくなり、21日(日)の最高気温は19.1度まで上がりました。乗客数は前週から状況に変化はありません。

 2月22日(月)に愛知県は緊急事態宣言を2月末に解除するよう国に要請しました。解除後は愛知県独自の厳重警戒措置をとるため、飲食店の時短営業は時間が夜8時から9時に緩和されるものの、引き続き要請されることとなりました。令和2年(2020年)のデータについては、令和2年2月28日(金)から調査を再開しております。その日の乗客数は3年間とも同じ36人になりました。

 3月に入っても私の在宅勤務は続行です。関東1都3県では感染者の下げ止まりがみられ、逼迫する病床の確保などのため3月7日までの予定であった緊急事態宣言を2週間延長することになりました。乗客数は基本的にコロナ禍より前の平成31年(2019年)が最も多い傾向がありますが、令和3年(2021年)の調査日が少ないのが残念です。

 3月8日(月)の愛知県の新規感染者数は8人で、167日ぶりに1桁になりました。しかし、もともと月曜日は少ない傾向にあり、次の日から2桁に戻ってしまいました。この週の令和3年(2021年)の乗客数は平成31年(2019年)を超えていますが、前週と同様に在宅勤務のため調査未実施の日が多く、何とも言えません。

 暖かい日が続き、3月17日(水)には名古屋で桜の開花宣言が出されました。新規感染者は全国的に下げ止まりや増加傾向がみられますが、関東1都3県の緊急事態宣言は21日に解除されることとなりました。同日に愛知県独自の厳重警戒措置も解除されましたが、名古屋市内の飲食店については夜10時までの時短要請となりました。乗客数は令和2年(2020年)は少ないですが、平成31年(2019年)と令和3年(2021年)はそれほど明確な差が無いように思います。

 3月22日(月)に愛知県で初めてコロナの変異株が確認されました。また、新規感染者数も増加傾向で24日(水)には前週から倍増して74人に達しました。ちなみに、変異株をギリシャ文字で呼ぶようになったのは令和3年(2021年)5月からです。乗客数は全体的に平成31年(2019年)が最も多いですが、3月23日(火)のように令和3年(2021年)が逆転している日もあり、それほど大きな差はないようです。

 新年度になりました。桜が見頃です。愛知県の新規感染者は増加傾向で、4月2日(金)から4日(日)には3日連続で100人を越えました。名古屋市内の飲食店の時短要請は4月21日まで延長されました。平成31年(2019年)の乗客数が飛躍的に伸びています。金曜日には乗車率概ね100%のラインを超えました。令和2年(2020年)令和3年(2021年)は大幅な増加はありませんが、日付がまだ4月3日や4月2日なので、増加するにしても次週になるかと思います。

 4月5日(月)、大阪、兵庫、宮城の3府県で『まん延防止等重点措置』の適用が始まり、飲食店の時短要請やマスク会食の徹底が求められました。9日(金)には東京、京都、沖縄にも『まん延防止』が適用されています。愛知県ではこの週に聖火リレーが入り、ランナーが県内各地を走りました。平成31年(2019年)の乗客数は60人を超え、乗車率は150%程度に達しています。車内はぎゅうぎゅう詰めで辛い状況です。コロナ禍1年目の令和2年(2020年)は国民が一致団結して在宅をしており、全く増えていませんが、コロナ禍2年目の令和3年(2021年)は4月7日(水)に一気に増えて乗車率概ね100%のラインを超えました。とはいえ、平成31年(2019年)には及ばず乗車率120%程度です。

 愛知県の新規感染者数は増加しており、4月14日(水)以降は200人を超えて増加傾向が続いています。乗客数は前週に続いて、コロナ禍より前の平成31年(2019年)はギュウギュウ、令和2年(2020年)はガラガラ、令和3年(2021年)はコミコミの状況です。

 4月20日(火)から埼玉、千葉、神奈川、そして愛知県も『まん延防止等重点措置』の対象となりました。期間は5月11日までです。『まん延防止』は地域を絞って対象とすることができ、愛知県は名古屋市が対象となりました。4月21日(水)には愛知県の新規感染者数が300人を超えました。乗客数は前週に引き続き、ギュウギュウ、ガラガラ、コミコミが継続しています。

 ゴールデンウィーク前半。東京、大阪、京都、兵庫で4月25日から緊急事態宣言の期間に入っています。愛知県は『まん延防止』が継続中です。平成31年令和元年(2019年)は10連休中で、令和2年(2020年)と令和3年(2021年)は在宅勤務もあって、データが集まらない週となりました。でも何となく、ガラガラ、コミコミは継続している雰囲気を感じるグラフです。

 ゴールデンウィーク後半。全国的に新規感染者数は高く推移しており、愛知県では5月8日(土)に過去最多の575人に達しました。報道により医療機関の逼迫する地域も聞こえるようになりました。左のグラフを見ると、日付が先に進んでる令和元年(2019年)の連休が終わり、再びギュウギュウの日々が始まりました。木曜金曜となると、令和3年(2021年)も連休が終わり、乗車率100%を超えるほどの乗客数となりました。

 5月12日(水)から愛知県も5月末までの緊急事態宣言の期間に入りました。愛知県の新規感染者数は増加しており、5月12日(水)には過去最多の679人に達しました。令和3年(2021年)の乗客数が徐々に減少しています。コロナ禍前の令和元年(2019年)との差が広がってきました。5月16日(日)、気象庁は東海地方の梅雨入りを発表しました。平年より21日早い梅雨入りです。

 高齢者へのワクチン接種が各地で行われています。混雑で予約の電話がつながらない、予約サイトが開かない、優先的な接種を目論み西尾市に便宜を図るよう言ってくるなど、現場も大変なんだろうなと思うこの頃です。相変わらず令和元年(2019年)はギュウギュウで令和2年(2020年)はガラガラです。令和3年(2021年)はその中間で、立ってる人も多いですが隣の人に触れるような混雑ではありません。コミコミと表現しておきます。

 5月24日(月)、愛知県では県営名古屋空港と藤田医科大病院で高齢者を対象としたワクチンの大規模接種が始まりました。病院の逼迫した状況は続いており、28日(金)に愛知県の緊急事態宣言は6月20日まで延長することになりました。乗客数は相変わらずギュウギュウ、ガラガラ、コミコミの傾向ですが、令和元年(2019年)は乗車区数が落ち着いてきており、『ギュウギュウ』とまでは言えない程度の混雑の日も多くなってきました。

 6月に入りました。新規感染者数は減少傾向です。オリンピック中止の世論は未だ高いですが、オーストラリアからソフトボールの選手団が到着するなど、開催に向けて動いています。6月になるとコロナ禍1年目の令和2年(2020年)の乗客数は休校していた高校が再開したことから一気に増え、令和3年(2021年)と同水準になりました。

 新規感染者数は減少傾向です。報道をみるとオリンピック開催については賛成の人が半数程度まで増えてきたようです。無観客とするかどうかが、意見の分かれるところだと思います。乗客数はコロナ禍になる前の令和元年(2019年)が60人前後、コロナ禍の令和2年(2020年)と3年(2021年)が40人前後で推移しています。コロナ禍になって、乗客数は3分の2になっているということですね。

 65歳以上のワクチン接種が進み、話題は64歳以外の接種時期に移ってきました。企業の集団接種の準備も着々と進められているようです。愛知県の緊急事態宣言は6月20日(日)をもって解除され、引き続きまん延防止措置に移行しました。この時期の乗客数を見ると、コロナ禍である令和2年(2020年)と令和3年(2021年)の乗客数は、コロナ禍の前の令和元年の人数の3分の2程度ということが分かります。

 6月21日(月)、オリンピックの観客上限が50%以内で最大1万人となりました。オリンピックまであと1ヶ月ですが、世間の反応は反対派が増えていくのか、推進派が増えていくのか、どうなるのでしょうか。緊急事態宣言が解除されたためか、令和3年(2021年)の乗客数が増加し、乗車率概ね100%のラインを超える日が出てきました。

 東京の新規感染者数が増加に転じており、愛知県も追随するのではと懸念される今日この頃。7月に入りました。週末は梅雨前線の影響で愛知県も大雨となりましたが、静岡県熱海市では7月3日(土)に大規模な土石流が発生しました。乗客数はコロナ禍でも乗車率概ね100%のラインに達するようになりました。

 愛知県のまん延防止措置は7月11日(日)をもって解除となりましたが、東京都は同日より再び非常事態宣言になりました。そしてオリンピックは静岡や宮城などの一部の県で行われる競技を除き無観客に変更されました。乗客数は引き続き、コロナ禍でも乗車率概ね100%のライン前後で推移しています。車内は立客が隣の人と触れない程度の混雑具合でした。

 天気は不安定で各地で雷やゲリラ豪雨がありましたが、週末7月17日(土)に東海地方も梅雨が明けました。東京も愛知県も新規感染者数が増加傾向で第5波が懸念されます。コロナ禍より前の令和元年(2019年)の乗客数が落ち着いてきており、コロナ禍の年次との差が少なくなってきました。

 東京オリンピックが開幕しました。7月23日(金)には開会式が無観客で行われ、テレビはオリンピックの特別編成でオリンピックだらけの期間入りました。オリンピックのため令和2年(2020年)、令和3年(2021年)ともに木曜と金曜が祝日となったため、調査不実施です。オリンピックに関係がない令和元年(2019年)のグラフをみると、学生が夏休みになったためかと思いますが、乗客数は徐々に減り、金曜日は乗車率概ね100%のラインを下回りました。

 7月27日(火)以降、東京の新規感染者数が過去最多となる日が頻発し、31日(土)には4,058人に達しました。愛知県も同日に287人に達し、顕著に増加しています。ワクチン接種は高齢者の2回目接種が進み、次第に50代から40代の接種券配布や職域接種に移ってきました。オリンピックはメダルラッシュで、8月1日(日)までに17個の金メダルを獲得しました。夏休みに入り、各年次ともに乗車率概ね100%のラインを超える日が無くなりました。

 感染拡大は続き、東京では8月5日(木)に5,042人に達しました。愛知県も8月7日(土)に459人に達し、8月8日(日)からまん延防止措置の期間に入りました。31日までの予定です。そして、8日にはオリンピックが閉幕しました。日本は史上最多の27個の金メダルを獲得しました。乗客数も前週よりさらに減りました。何となく令和元年(2019年)が一番多いものの、年次による差は少なくなりました。

 8月12日(木)、愛知県の新規感染者数は過去最多の702人に達しました。東京も8月13日(金)に過去最多の5,773人に達しました。デルタ株によるものでしょうか、感染拡大の勢いが止まりません。また、週の後半は前線が停滞し、九州を中心に西日本東日本の各地で大雨が続きました。名鉄は毎年お盆の期間である8月13日から15日は休日ダイヤで運行されています。調査不実施の日も多く、調査できた日でも乗客は少ないです。後ろに写る列車が良く見えます。

 西日本東日本で局地的な豪雨が続きます。そんな中、8月17日(火)には緊急事態宣言やまん延防止の対象地域が拡大され、期間も9月12日まで延長されました。そして愛知県の新規感染者数は8月18日(水)に初めて1,000人を超え、21日(土)には過去最多の1,445人に達しました。お盆が終わり、乗客数は2週間前と同程度まで増えました。

 8月24日(火)東京パラリンピックが開幕しました。東京の感染者数は相変わらず多いですが、バブルで守られた中でベストを尽くして欲しいと思います。愛知県の新規感染者数は24日(火)に過去最多の1,617人に達し、25日(水)に過去最多の1,815人に達し、26日(木)に過去最多の2,141人に達しました。そして27日(金)に愛知県は緊急事態宣言の期間に入り、新規感染者数は過去最多の2,347人に達しました。

 8月29日(日)に常滑市で開催された野外音楽フェスが感染対策が全くされていない状況で、週明けから世間は大騒ぎです。9月1日(水)には名古屋市長がコロナに感染しました。愛知県内で不穏な空気が漂っています。5日(日)にはパラリンピックが閉幕しました。関係者の方々、お疲れさまでした。小中高の夏休みが終わり、コロナ禍より前の令和元年(2019年)は乗車率概ね100%のラインまで乗客数が増加しましたが、令和3年(2021年)は緊急事態宣言の期間に入ったからか、夏休み期間と同程度の乗客数となっています。

 東京の新規感染者数は減少傾向で、9月6日(月)には3桁になりました。この日、愛知県の感染者数は1,190人で全国1位になりました。その愛知県も9月11日(土)には3桁となり、減少傾向に転じました。緊急事態宣言は東京や大阪そして愛知県を含む19都道府県で9月30日まで延長されました。コロナ禍1年目の令和2年(2020年)は感染者が落ち着いた時期であり、乗客数は令和3年(2021年)より多くなっています。

 9月13日(月)の愛知県の新規感染者数は554人まで減少し、以降3桁が続きました。NHKのサイトによると、愛知県のワクチン接種率は1回目58%、2回目45%まで達しており、ワクチン接種の効果かもしれません。そして、9月17日(金)には自民党の総裁選が告示されました。誰が総理になるのでしょうか。乗客数は前週に続いて令和3年(2021年)が過去3年のうちで最も少なくなっています。

 愛知県の新規感染者数は9月20日(月)から183人、151人と続き、2週間前に4桁だったのが嘘のように減少しました。しかし緊急事態宣言の期間であるからか、令和3年(2021年)の乗客数は引き続き少ない状況です。

 9月27日(月)の愛知県の新規感染者数は73人で7月26日以来の2桁まで下がりました。そして9月末で全国の緊急事態宣言は解除されました。週末は天気も良く、行楽地などでは賑わいもみられました。乗客数はコロナ禍になる前の令和元年(2019年)は60人弱、コロナ禍1年目の令和2年(2020年)は45人程度、コロナ禍2年目の令和3年(2021年)は35人程度となりました。1車両の3分の1の範囲を調査し、列車は4両編成なので、12倍するとおおよその列車全体の乗客数になります。

 10月4日(月)岸田内閣が発足しました。東京では8日(金)の夜に震度5強の地震があり、10日(日)に変電所の火災、そして大規模な鉄道の運転見合せがあり、大変な週になりました。緊急事態宣言の解除され、令和3年の乗客数は乗車率概ね100%のライン程度まで回復しました。

 10月に入っていますが日中の最高気温が30度に達し、暑い日が続いています。10月11日(月)の愛知県の新規感染者数は15人となり、7ヶ月ぶりに20人を下回りました。その後も2けた前半が続いており、感染者数の激減が顕著です。17日(日)をもって、愛知県の時短営業や酒類の提供制限の要請が解除されました。過去3年の乗客数を見ると、令和元年(2019年)の数字が大きい傾向があるものの、コロナ禍の2年との差は少なくなりました。

 週明けから天候が一気に変わり、日中の最高気温が20度前後で肌寒くなりました。10月18日(月)の愛知県の新規感染者数は10人で、前週よりもさらに減少しました。19日(火)に衆議院選挙が公示されました。31日の投開票です。乗客数は前週に続き令和元年(2019年)が大きい傾向があるものの、どの年次も乗車率概ね100%のライン前後の乗客数があり、それほど大きな差はありません。

 10月最終週です。朝晩は肌寒いものの、日中は過ごしやすい気候もあって、今後訪れるかもしれない第6波を考えると、『今出かけないと いつ出かけるのか』と思える時期かと思います。31日(日)に衆議院選挙がありました。自民党が単独で過半数確保し、西尾市が属する愛知12区と安城市が属する13区は自民の方の比例復活もあって二人とも当選しました。乗客数の傾向は前週と同じです。

 11月に入りました。11月1日(月)の愛知県の新規感染者数は5人でした。前週も月曜日は8人で、2週連続の一桁となりました。他の曜日も2桁ですが、低い水準で推移しています。18歳以下の10万円の現金給付が話題です。いつ、どのような形で実現するのでしょうか。乗客数の傾向は前週と同じですが、令和元年(2019年)の乗客数が前週より多くなりました。

 新規感染者数の少ない月曜日。11月8日(月)の愛知県の新規感染者数は4人でした。令和元年(2019年)も令和2年(2020年)も令和3年(2021年)も、乗客数は乗車率概ね100%のライン前後で推移しています。

 18歳以下の10万円給付は主たる所得者の所得制限を導入することになりました。夫婦ともに所得制限以下の家庭はお得になります。それはそれとして、この週は令和元年(2019年)の乗客数が多めになりました。

 週の始めは最高気温が20度近くまでありましたが、11月23日(火)からは15度を下回る日も出始め、いよいよ冬が近づいてきました。乗客数の傾向は前週までと大きく変わりません。コロナ禍の2か年は同じくらいの人数で、コロナ禍前の1割から2割程度少なくなっています。

 11月最終週、そして12月に入りました。ヨーロッパを中心にオミクロン株が猛威をふるっており、世界的に警戒されています。日本でも空港に到着した外国人の感染が確認されました。令和3年(2021年)の乗客数も乗車率概ね100%のラインを超えるようになってきました。

 18歳以下への10万円給付は全額現金か5万円分は地域クーポンか。地域クーポンにする際の事務の手間や時間や費用の無駄を危惧して批判が噴出しています。令和3年(2021年)の乗客数は、月曜日が令和元年(2019年)の10%減、火曜日が7%減、水曜日が17%減、木曜日が8%減となりました。

 同じ飛行機に搭乗していた方など、オミクロン株の濃厚接触者とされた方がちらほら出てきました。18歳以下への10万円給付については自治体の判断で10万円一括給付も可能となりました。西尾市も10万円の一括給付です。12月も後半に入り、令和元年(2019年)の乗客数は減る方向で推移しています。令和3年(2021年)との差もかなり縮まりました。同じ人数の日も存在します。

 12月22日(水)大阪で初のオミクロン株の市中感染が確認されました。その後、東京、京都、福岡でも確認され、26日(日)には愛知県でも確認されました。令和元年(2019年)は冬休みに突入し、引き続き乗客数が減る方向で推移しています。火曜日以降はコロナ禍の2か年のほうが乗客数が多い状況となりました。

 寒波が襲った12月27日(月)は雪の朝となりました。西尾市は大雪の被害はなく、調査対象列車も数分遅れで運行されていました。オミクロン株の影響が気になりつつ、令和3年も終わろうとしています。そして、令和4年に突入です。今後、社会情勢はどのように進むのでしょうか。コロナ対応はいつまで続くのでしょうか。長くなりましたが、1年間、52週分の状況をざざっと紹介させていただきました。

 週平均乗客数の推移を比較する

 ということで、今回はコロナ禍2年目となる令和3年(2021年)の乗客数の推移を中心に確認してきました。これから、徐々にでも、新しい形だとしても、乗客数が増えて西尾線に活気が出ると良いなと思うところです。長い長いネタでしたが、脱落せず、最後まで読んでいただき、本当にありがとうごさいました。

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