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平日朝の混雑状況2020 ~新型コロナ影響調査報告~
<令和2年(2020年)7月4日更新>

 世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。私達も学校の休校、外出の自粛要請、在宅勤務の実施など、今までに経験したことのないステイホームの生活を送ることになりました。その影響で鉄道の乗客数は大幅に落ち込みました。実際に通勤などで乗車していた方も、例年との違いを実感していたことと思います。それでは、西尾線の乗客数はどのように推移したのでしょうか。

 偶然ながら1年前の2019年、1年に渡って平日朝の西尾線の乗客数を確認し、このページにて公開しています。そこで、今回は2020年2月末から6月までの乗客数を同条件で調査しました。その結果を昨年と比較する形で報告したいと思います。長い文章の内容になってしまいましたが、最後までご覧いただけるとうれしいです。


 朝ラッシュ時の乗客数を1年前と比較します。

 新型コロナウイルスが猛威を振るい、私たちの生活は大きく変わりました。学校の休校、在宅勤務などにより人の動きが大きく抑制され、鉄道の乗客数は大きく減少しました。実際、西尾線の平日朝は、どのような状況だったのでしょうか。

 昨年2019年の1年間、平日の西尾駅を7時30分に発車する急行犬山行きの乗客数を調査し、今年1月10日にこのページにて報告しました。今回は、同じ列車の同じ範囲の乗客数を調査した結果を昨年と比較する形で報告します。

 調査期間は政府が学校の休校要請を表明した翌日の2月28日から学校が再開してしばらく経った6月26日までで、調査方法は昨年と同じく西尾駅7時30分発の急行犬山行きの、前から3両目の前3分の1の範囲で、米津-南桜井駅間の乗客数を確認しました。

 平日ダイヤの運行日を考慮し、日付ではなく曜日を昨年と合わせて比較しました。そのため、2月28日までは1日、2月29日以降は2日ずつ日付がずれています。1週間の区切りで社会情勢と乗客数の状況を確認していきたいと思います。また、本文中の日付は特に記載が無い限り今年の日付です。それでは2月下旬の結果からご覧下さい。


 2月末から6月までの状況を1週間ずつ確認します。

 令和2年(2020年)2月27日(木)の夕方、突如首相から小中高校の休校要請がありました。そして愛知県内の高校は、3月2日(月)以降順次休校になることが決まりました。

 それでは、乗客数を見てみましょう。棒グラフの濃い色が着席人数、薄い色が立乗人数です。昨年 平成31年・令和元年(2019年)は緑と黄緑で、今年 令和2年(2020年)は橙路と黄色で表記しています。今年2月28日(金)の乗客数は昨年と同数の乗客が乗車しました。これが今後、どのように推移するのでしょうか。3月はもともと学生が居なくなる時期ですが、どうなるのか。続きをご覧下さい。

 月曜始まりで進めているので3月1日(日)を第1週として、2日(月)からの3月第2週です。この週から順次学校が休校になりました。高校生の利用者も多い列車ですが、乗客数にどのような影響があるのでしょうか。大学生はもともと休みの人も多いことから乗客数に与える影響は少ないように思いますが、卒業式が無くなった影響はあるかもしれません。

 3月第2週の乗客数はこのようになりました。3月2日(月)は年度内最終日となった学校もあったからか昨年より乗客数が多くなりましたが、次の日から減り続いていく様子が見てとれます。

 3月第3週です。既にイベントは自粛されており、プロ野球の開幕延期などが決まっています。3月14日(土)には新型コロナ特措法が施行されました。

 日によってばらつきはありますが、乗客数は前年と比べて2割強の減少となりました。

 3月第4週です。オリンピックは完全な形で実現するとG7で支持を得たという首相の言葉があったので、きっと、延期になるのでしょう、という時期です。イベント自粛は続いています。

 乗客数は前年と比べて3割ほどの減少となりました。車内の空間はかなり余裕がある状態です。ちなみに、3月19日(木)は前日の夜のダイヤが乱れにより、通常と異なる2両編成の3100系×2の運用で、車椅子用のスペースがあったり座席に1人分の隙間もあって、着席人数は10人になりました。

 3月第5週です。3月24日(火)にオリンピックが1年延期となりました。聖火リレーも中止です。東京の感染者の増加が顕著となり、3月28日(土)には最多の63人増となりました。ちなみに、東京では3月14日に桜の開花が発表されましたが、遅ればせながら米津駅の桜も開花しました。

 乗客数は昨年と比べて2割から3割程度の減少となりました。この時期になると、学校は昨年でも春休みなので、部活の中止やイベント等の自粛の影響が主な要因かと思われます。

 4月に突入します。中部国際空港では4月1日(水)から国際線の運行本数がゼロになりました。通常なら各大学の入学式があり、それ以降乗客数が大幅に増えていく時期なのですが、今年はどのように推移するのでしょうか。ちなみに、米津駅の桜はほぼ満開です。

 昨年は月曜日の4月1日から日を追うごとに乗客数が増大し、木曜日には乗客率がほぼ100%に達しました。今年は4月1日が水曜日で昨年より後ろにずれていることもありますが、乗客数の増加は緩やかです。

 4月第2週です。4月7日(火)に特措法に基づく緊急事態宣言が愛知県を含まない7都府県に発令され、4月10日(金)に愛知県独自の緊急事態宣言が発出されました。小中高校は春休みが明け、学校により入学式が行われたり2日ほど再開したりもしましたが、再び5月6日まで休校となりました。

 4月6日(月)から7日(火)にかけては少ないながらも乗客数は増加しましたが、8日(水)からは減少しました。昨年は乗車率100%のラインを大きく超え、車内は押し合いへし合いの大混雑だったのですが、今年は閑散としています。4月9日(木)の乗客数は昨年より72%の減少です。

 4月第3週です。前週金曜日に愛知県が緊急事態宣言を発出したことから、愛知県内でも時差出勤や在宅勤務が進み、私も隔日で在宅勤務になりました。4月16日(木)には5月6日までの期限付きで緊急事態宣言が全国に拡大されました。

 普段なら激混みの4月ですが、今年は立っている人はまばらです。そしてついに、4月16日(木)に立ち客が0になりました。調査範囲外には立ち客が数名いたものの、この日は調査範囲の乗客数が13人ということで、昨年の最低乗客数となった1月4日の記録16人を下回りました。

 4月第4週です。4月24日(金)、愛知県は高校などの休校期間を5月末まで延長しました。ただし、5月21日以降は学校再開準備期間として登校日を設けることとなりました。左の画像は夜に撮影した車内の様子です。吊り広告がかなり少なくなりました。

 車内は扉付近で数人が立っている。座席は2、3席空いている。そんな状態の日が続きます。昨年の4月23日(火)は年間で最大の乗客数になった日です。比較できる水曜日には昨年より77%減少となりました。

 世間はゴールデンウィーク、そして5月に突入します。昨年は10連休となり平成から令和になりました。今年は10万円給付の補正予算が成立しました。また、9505Fがデビューし、早速西尾線に来てくれました。

 昨年のこの週は平日ダイヤの日が1日もありません。さらに今年は乗客数が少なく、車内も棒グラフも閑散としています。5月1日(金)には、ついに乗客数が1桁になりました。調査範囲が1両の3分の1なので3倍すると、1両に27人ほど乗車していることになります。

 5月第2週です。5月4日(月)には緊急事態宣言が5月31日までとして延長されました。愛知県の新規感染者数は落ち着いてきており、1日平均1.29人まで下がりました。

 昨年のゴールデンウィーク明けの乗客数は60人前後で推移していましたが、今年は5月8日(金)に13人という結果となりました。昨年の23%の乗客数になります。扉付近に立っている方もいましたが、座席はちらほら空いていました。

 5月第3週です。5月14日(水)に愛知県を含む39県で政府による緊急事態宣言が解除されました。愛知県独自の緊急事態宣言は5月31日まで継続とされましたが、社会活動は復活の兆しが見えてきました。愛知県の公立高校は5月25日(月)から午前と午後で分けて登校する分散登校の形で再開することになりました。

 5月第3週は火曜日と木曜日に調査しました。結果は16人と12人で、前週と同じく、数席の空きがある中で数人が扉付近で立っている状況でした。

 5月第4週です。5月21日(木)に大阪、京都、兵庫の3府県の緊急事態宣言が解除されました。愛知県は既に解除されているわけですが、愛知県独自の緊急事態宣言はまだ継続中です。この週の愛知県の感染者は5月23日(土)に感染者の家族の方が1人発表されただけで、ずいぶんと落ち着いています。ちなみに、私のところに西尾市から定額給付金の申請用紙が届いたので、記入して24日(日)に投函しました。

 乗客数は前週と同様に16人程度が続いています。昨年の4分の1程度の乗客数です。立乗人員が多いと座席は全て埋まりますが、少ないと空席があっても座らない場合があるんですね。

 5月第5週です。5月25日(月)に政府により緊急事態宣言が全面解除され、26日(火)には愛知県独自の緊急事態宣言も解除されました。この週から愛知県の公立高校の分散登校が始まりました。そして、私の在宅勤務も終了しました。

 前週より乗客数が微増しているのが分かります。5月29日(金)は名電山中駅での人身事故の影響でダイヤが乱れていましたが、調査している急行犬山行きは数分遅れで運行されました。

 6月になりました。三密を避ける新しい生活様式を意識しながら、普段の生活が再開されつつあります。高校も通常授業を再開しました。ちなみに、6月5日(金)には私の口座に西尾市より定額給付金が振り込まれました。西尾市職員の方、対応ありがとうございました。アベノマスクはまだ届きません。

 高校が再開し、乗客数は大きく増加しました。とは言え、昨年と比較すると50%~82%に留まっています。車内は空間に余裕あり、扉付近では高校生がかたまっている状況でした。

 6月第2週です。愛知県の1日の新規感染者数は、居るか居ないかの落ち着いた状態で推移しています。週の前半までは夏のような暑さと晴天でしたが、6月10日(水)からは雨模様となり、梅雨入りしました。

 この週の乗客数は、前週から大きくは変わらず昨年の6割7割程度で推移しています。昨年の車内は隣の人に触れてしまうほどの混雑でしたが、今年の車内は空間に余裕があります。

 6月第3週です。6月15日(月)に厚生労働省が全世帯に配布するアベノマスクに関して『おおむね配布を完了した』と明らかにしましたが、その翌16日(火)、ついに我が家にもアベノマスクが届きました。そして、19日(金)には県外移動が解禁されました。また、プロ野球が無観客で開幕しました。

 乗客数は全体的に先週より増加し、乗車率100%に近づきました。それでも、昨年と比べるとまだまだ車内は空いていて、立ち客は多いものの、隣の人に触れあうことはありません。

 6月第4週です。今回のネタの最終週となりました。マスクをしたり、ソーシャルディスタンスを確保したり、風通しを良くしたり、入場制限したりしながら、完全解除の雰囲気で、観光振興、経済対策に突き進んでいます。この期間の愛知県内の新規感染者数は0人となりました。その前後の日には感染した方が居て、単なる区切りが良かっただけですが、愛知県内は落ち着いているのは間違いありません。しかし、県外移動が解禁された中で東京の感染者が増加しており、今後の第2波が心配です。

 乗客数はさらに増加し、乗車率100%を超える日が出てきました。人々の行動は活発になってきた状況がデータからもうかがえます。とは言え、昨年のレベルにはまだ達していません。時差出勤や在宅勤務が続いていたり、車通勤へのシフトが進んでいたり、不景気のあおりを受けていたりするのが要因かなと推測しています。


 まとめ

 ということで、長々と週ごとに乗客数の確認をしてきました。最後にこれまで紹介した結果を週ごとの平均にして、その推移をまとめておきたいと思います。

 こちらが昨年と今年の3月から6月まで、週ごとの平均乗客数の推移になります。緑色の昨年は4月から乗客数が格段に増えて6月まで同程度で推移しましたが、橙色の今年は4月になっても学生が乗車せず、逆に時差出勤や在宅勤務で通勤客が減少したことで昨年より大幅に減少となりました。昨年の7割ほどの減少です。5月に緊急事態宣言が解除され、6月に向けて徐々に学校が再開されたことで5月から乗客数は増加していきましたが、6月になっても昨年のレベルまで回復することはありませんでした。昨年の3割から4割程度の減少で推移しています。

 今回はコロナ禍で乗客が激減した朝の西尾線の状況を紹介しました。今後の動向も気になるところです。写真は新安城駅に到着した急行犬山行きです。

 この後、伊奈駅始発の4両を後ろに連結し、新安城駅からは8両編成になります。ということで、長いネタになりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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