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西尾線の特徴
採用指標の紹介と説明のページ
 各線のデータから西尾線の位置づけをしてみようというのが今回の「これが、西尾線。」です。 そのためには各路線の性質を示すと考えられる、いくつかの指標を設定しなくてはなりません。
当然、指標の選択により結果が大きく変わってくるため、しっかりと明記する必要があります。 ここでは、採用した指標と採用した理由、また最大値・最小値をとった路線と西尾線のデータを紹介します。 ただし、ここで紹介しているデータは、採用路線・区間のデータです。 路線によっては全区間でない場合があります。とりあえず、西尾線は鎌谷-新安城間です。注意してください。

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路線の性質を示す指標を設定するために、まず大きく3つのグループを設定しました。
①路線自体に関する指標
②列車運行状況に関する指標
③利用状況に関する指標
これらのグループに当てはまる指標をいくつか設定していきます。
①路線自体に関する指標
 対象路線の路線状態や駅の性質を表す指標です。まさに"路線"の特徴を示している指標といえます。
MAX MIN
知多新線 西尾線 各務原線
2.780km 2.245km 1.035km
【平均駅間】
対象路線・区間の平均駅間です。路線の特徴として最も基本的な指標のひとつといえます。 線路の敷設時期や周辺の環境により異なり、 列車速度や家から駅までの距離などに影響を及ぼしている指標と考えられます。

MAX MIN
全線複線路線 西尾線 全線単線路線
100% 0% 0%
【複線化率】
対象路線・区間の複線された区間の割合です。名古屋本線の複々線も複線として計算しました。

MAX MIN
豊田、津島線 西尾線 揖斐線
100% 33% 20%
【パノラマカード利用可能駅率】
対象区間のパノラマカード利用可能駅を同じく全駅で割った値です。 有人駅の割合にする予定でしたが、時間限定で駅員が配置されていたりすることから把握しづらく、 駅におけるサービスが優れているという観点からこの指標で代用しました。

MAX MIN
知多新線 西尾線 特急が走っていない路線
67% 42% 0%
【特急停車駅率】
対象区間の特急停車駅を同じく全駅で割った値です。 次の列車運行状況にも属する指標だと思います。 特急が運行されているかという点と、 特急通過駅の多さから言えるであろう"幹線度"が 路線の性質の相違に寄与していると考え、この指標を採用しました。

②列車運行状況に関する指標
 路線の利便性を決定付けている指標といえます。
MAX MIN
豊田線 西尾線 揖斐線
6.00両 3.17両 1.73両
【平均両数】
平均で何両編成の列車が走っているのかを示す指標です。 年間の車両走行キロから列車走行キロを割って算出しています。 豊田線の値が6.00になったので、まさに平均両数を表しているといえます。

MAX MIN
普通のみの路線 西尾線 名古屋本線
100% 53% 22%
【普通列車の割合】
標準ダイヤにおける1時間当たりで計算していますが、 本数のみではなく距離も考慮に入れています。 西尾線を例にとると、普通列車は新安城-鎌谷間で2本/時なので(2×18.8キロ=37.6本キロ/時)、 全列車は新安城-西尾間で4本/時で西尾-鎌谷間で3本/時なので(4×15.0キロ+3×3.8キロ=71.4本キロ/時) となり、普通列車は全列車の53%を占めていることになります。 この指標は運行状況の質をみるために設定しました。

③利用状況に関する指標
 路線そのものだけではなく、利用状況を考慮に入れることによって路線の性質を見ることにします。
MAX MIN
名古屋本線 西尾線 羽島線
4,203万人 556万人 71万人
【年間1キロ平均乗車人員】
 ズバリ、利用者の数です。最も端的に利用状況を示す指標といっても過言ではないと思います。

MAX MIN
豊田線 西尾線 揖斐線
68%増 5%減 31%減
【年間輸送人員増加率(S60-H8)】
 現在の値だけでなく推移状況も加味するためにこの指標を取り入れました。 採用した期間にはバブル景気とその崩壊が含まれています。 全体の傾向としてバブル景気中には増加し、崩壊後は減少していることから、 バブル景気による影響がどの程度現れているかという指標にもなり得るのではないでしょうか? (もちろん、それだけではないと思いますが。)

 以上の8指標を用いて主成分分析を行います。 まぁ、採用指標についてはいろいろご意見があるかもしれませんが、 ここからやりなおしとなると結構面倒なので、 見逃してください。

指標が決まると、実際に主成分分析の計算に入ります。 ・・・が、計算はパソコンに任せて、次はその計算結果をもとに考察します。


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