このページは、鉄道ｖｓ空港バス　西尾→蒲郡駅編です。

　名鉄の路線図等で、西尾・蒲郡線と合わせて呼ばれるくらい近い存在の蒲郡線。その終着駅が蒲郡駅です。名鉄の路線を考えたとき、基準を名古屋・安城にして「蒲郡は西尾の先にある駅」と思われる方がほとんどかと思います。

　というわけで、鉄道と空港バスを比較していきたいと思います。それぞれのルートを左図で示しました。緑色のルートが鉄道、青色が空港バスです。

　鉄道は全線名鉄線。西尾駅から蒲郡行きに乗車します。途中の吉良吉田からは蒲郡線になります。公共輸送機関で西尾から蒲郡まで行く場合のスタンダード・・・というか、それしか思いつかないルートかと思います。

　空港バスは西尾駅から東へ向かい、主に国道23号線を利用して次の停留所である蒲郡駅前に向かいます。

　どんな結果となるのでしょうか。それでは、鉄道、空港バスとも、西尾駅をスタートします！

　西尾駅から蒲郡駅までは毎時２本の普通列車が運行されています。標準ダイヤの時間帯は見事な30分の等間隔で運行されているため、どの列車でも所要時間は同じです。西尾駅の発車時刻は毎時15分45分。空港バスの発車時刻になるべく近づけ、14:15発の蒲郡行きに乗車します。

　続いて空港バスです。蒲郡行きの空港バスは１日２本で、発車時刻は14:09と22:34です。22:34発のバスに乗ってしまうと、暗くて撮影が困難なうえ、蒲郡に着いたら西尾に帰れません。というわけで、唯一昼間に運行される14:09発のバスで蒲郡を目指します。

　撮影したこの日、空港バスは約15分遅れて西尾駅を発車しました。というわけで、左上の青色の文字での時刻は、実際の撮影時刻から15分早めて表記したのでご注意を。

　西尾駅を発車して６分経過。普通蒲郡行きが鎌谷駅に到着しました。降車は一番前の扉、乗車は１両目の後ろの扉を使用します。さて、鎌谷駅も、もうすぐ廃止ですね。

　西尾駅を発車して６分経過。空港バスは西尾市高河原町地内の交差点を左折しました。

　西尾駅を発車して12分経過。普通蒲郡行きが三河荻原駅に到着です。三河荻原駅も、もうすぐ廃止ですね。

　西尾駅を発車して11分経過。空港バスは西尾市家武町地内の国道23号線を走行中です。ちなみにこのバス、乗客はひとりしかいませんでした。しかも、なぜか車内で写真を撮ってます。

　西尾駅を発車して15分経過。普通蒲郡行きが吉良吉田駅を発車しました。吉良吉田駅から先は蒲郡線です。これまで南下してきましたが、ここからは東に向かいます。

　西尾駅を発車して17分経過。空港バスは幸田町大字野場地内の交差点を右折しました。

　西尾駅を発車して25分経過。普通蒲郡行きが東幡豆駅を発車しました。東幡豆駅の住所を見ると、幡豆ばかりですね。この付近に住んでる方は、幡豆幡豆幡豆で住所を書くのが大変なはず。

　西尾駅を発車して22分経過。空港バスはＪＲ東海道線の東側を併走する県道を走行中です。

　西尾駅を発車して36分経過。普通蒲郡行きが形原駅に到着です。

　西尾駅を発車して31分経過。空港バスは国道23号線の跨線橋を走行中です。ＪＲ東海道本線の三河塩津駅と名鉄蒲郡線の蒲郡競艇場前駅が見えます。

　西尾駅を発車して39分経過。普通蒲郡行きが三河鹿島駅に到着です。さて、その頃空港バスが・・・

　西尾駅を発車して39分経過。ついに空港バスが蒲郡駅前に到着です！鉄道ルートは蒲郡市内の三河鹿島ということで大きく差をつけたとまでは言えなさそうですが、所要時間では空港バスの勝利です！

　西尾駅を発車して44分経過。鉄道も蒲郡駅に到着です！空港バスは額田郡幸田町を経由しましたが、鉄道は幡豆郡吉良町・幡豆町を経由して蒲郡駅に到着です。

　鉄道と空港バス。運賃・運転本数・所要時間の比較です。運賃は290円の差で鉄道、所要時間は５分の差で空港バスという結果となりましたが、何と言っても、大きな差が見られるのは運転本数ですよね。１日２本と１時間２本では差がありすぎます。