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さよなら 西尾線を走る一部特別車の特急
<令和5年(2023年)3月18日更新>

 令和5年(2023年)3月18日にダイヤ改正がありました。西尾線の変更で最も目立ったのが特急列車の削減で、平日朝の特急須ケ口行き以外は全て急行となり、特急須ケ口行きも一部特別車から全車一般車に変更されました。西尾線から特別車が消えてしまうということで、ダイヤ改正前に西尾線の一部特別車特急を撮影、そして乗車したいと思います。急行停車駅である桜町前駅と米津駅の利用者の視点からも扱ってみたいと思います。

 ダイヤ改正で消滅した西尾線を走る一部特別車の特急

 令和5年(2023年)3月18日のダイヤ改正で、平日も土休日も毎日1往復運行されていた西尾線の一部特別車の特急が、急行や全車一般車特急に変更されました。

 西尾線の特急といえば、1200系のパノラマスーパーですよね。

 西尾線の特急が一部特別車になったのは平成20年(2008年)6月29日のダイヤ改正からです。当時は平日も名古屋行きでした。1200系には15年間活躍してもらったということですね。ちなみに、一部特別車より前の全車特別車の特急の変遷については、このページをご覧下さい。

 ということで、今回はダイヤ改正前に西尾線を走る一部特別車の特急を紹介します。休日朝の特急名古屋行き、平日朝の特急須ケ口行き、そして最後の日の特急西尾行きの順に紹介しますのでご覧ください。


 土休日の朝に運行された 一部特別車特急 名鉄名古屋行き(桜町前駅にて)

 まずは休日朝の特急名古屋行きを紹介します。写真は桜町前駅の時刻表です。ご覧のとおり新安城方面の8時台は急行が1本抜けて、停車する列車は3本になっています。急行が抜けた時間に運行されているのが、一部特別車の特急名古屋行きです。

 ここでは特急が桜町前駅を通過する様子を紹介します。西尾駅発車時刻が8時02分なので、この駅の通過時刻は8時04分頃でしょうか。それまで待ちましょう。ちなみに、奥のビルにある時計は正確な時を刻んでいないのでご注意を。

 そして時刻は8時03分になりました。特急名古屋行きが桜町前駅を通過!

 この後、同じく急行停車駅の米津駅と南桜井駅も通過して、桜井駅に向かいます。3月18日のダイヤ改正後は急行弥富行きに変わり、8時台も他の時間帯と同様に4本の列車が停車するようになりました。


 平日の朝に運行された 一部特別車特急 須ケ口行き(1.西尾駅にて)

 続いて平日朝の特急です。一部特別車の特急須ケ口行きに乗車します。写真は右手前に西尾駅のホームに掲げられた特別車の案内です。ダイヤ改正により全車一般車になったため、きっと、撤去されてしまうのでしょうね。左奥には列車案内が「一部特別車」を表示しています。

 さて、特急須ケ口行きとなる1200系は、前日の夜から引込線に止まっています。そして時刻は7時31分。特急須ケ口行きが西尾駅のホームに進入してきました。前の4両は一般車です。

 そして、後ろの2両は特別車です。6両編成なので、ホームいっぱいに止まりました。今回は特別車に乗車します。

 今回は後ろ向きの展望席を満喫したいと思います。指定の席に座って発車時刻を待ちます。


 平日の朝に運行された 一部特別車特急 須ケ口行き(2.展望席からの西尾線の風景)

 7時43分の発車時刻となり、特急須ケ口行きは西尾駅を発車しました。次の停車駅は桜井です。

 特急須ケ口行きは西尾線を進みます。パノラマスーパーの展望席からは開放的な景色が広がります。青空が清々しいですね。

 特急須ケ口行きは桜井駅を発車し、住宅地を走り抜けます。この後は南安城、新安城の順に停車します。

 そして間もなく新安城駅です。少しですが、もう見られない展望席から見る西尾線の風景を紹介しました。ありがとう、パノラマスーパー。ありがとう、特別車。そして新安城駅を出ると、名古屋本線に入ります。


 平日の朝に運行された 一部特別車特急 須ケ口行き(3.展望席からの名古屋本線の風景)

 特急須ケ口行きは新安城駅を発車し、名古屋本線に入りました。新安城からは進行方向が北西に変わり、展望席には明るい太陽の光が降り注ぐようになりました。太陽が眩しいです。

 知立駅の豊橋方面ホームが高架化されるのは3月21日から。間もなくです。そして、太陽が眩しいです。

 鳴海駅を通過します。太陽が眩しいです。季節にもよると思いますが、朝の展望席は太陽の位置に要注意です。

そして、金山駅に到着しました。ここで、仕事の出張モードに切り替えさせていただきます。以上、平日朝の特急須ケ口行きを紹介しました。ダイヤ改正後は吉良吉田駅始発の4両編成の全車一般車特急として運行されます。


 夜に運行された 一部特別車特急 西尾行き(1.運行最終日の名鉄名古屋駅)

 そして、令和5年(2023年)3月17日の夜になりました。最後の特急西尾行きに乗車します。名鉄名古屋23時08分発です。こんな夜中にだけ毎日運行されてきた特急西尾行き。翌日の朝の特急を運行するための回送列車とも思えますが、そんな特急西尾行きも、今日の運行で最後です。

 何だか駅が騒がしいのですが、これは犬山線の東枇杷島-岩倉駅間が踏切事故のため不通になっているからです。遅れているのと不通になるのとでは影響は雲泥の差ですよね。犬山線ユーザーの方、お疲れさまです。

 ぬお!特急西尾行きが運休!!最終日なのに!!

 さよなら。特急西尾行き。ありがとう。1200系の西尾特急。


 夜に運行された 一部特別車特急 西尾行き(2.過去の写真で代用)

 これだけでは寂しいので、過去に撮った写真を使って、お伝えしようと思っていたイメージをかいつまんで紹介します。まずは、名鉄名古屋駅に到着した特急西尾行き。

 そして、車内展望席からの風景。中は満席、外は真っ暗。

 西尾線走行時の車内案内の表示。西尾線を走っていた証です。

 西尾駅に到着。お疲れ様でした。ダイヤ改正後は、急行西尾行きとして一般車両で運行されます。ありがとう!一部特別車!ありがとう!パノラマスーパー!


 そして 西尾駅に到着。

 ということで、今回はダイヤ改正で消滅した西尾線の一部特別車の特急を紹介しました。特別車が無くなったのは寂しいですが、個人的に西尾線の急行停車駅の利便性が高まったのは嬉しく思います。唯一平日朝の須ケ口行きが特急として残ったのは4両でも大混雑しないよう、知立から神宮前までの途中駅で乗客を乗せないためだと思っていますが、4両編成になったことですし、桜町前、米津、南桜井の3駅も特急停車駅にしちゃいませんか?と思う今日この頃です。

 ちなみに新安城駅では最終列車が待ってくれていました。普段は2番線に停車していますが、今日は1番線からの発車です。

 南安城駅では普段は無い反対列車とすれ違いがありました。新安城駅で折り返して最終列車の後に運行された臨時列車になったものと思われます。

 そして、無事西尾駅に到着しました。それでは皆さん、おやすみなさい。


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