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白帯復刻『にしがま号』の発車式+α
<令和4年(2022年)3月21日更新>

 今回も前回に引き続き『にしがま線』に関する内容です。蒲郡線のワンマン列車として運行されている6000系の1編成に白帯が施されました。これは令和3年(2021年)12月17日に西尾市 蒲郡市 名鉄の3者で締結した連携合意書に基づく取り組みで、白帯により過去に西尾線蒲郡線を運行されていた指定席の特急を彷彿させる姿となりました。そしてその列車は『にしがま号』と命名され、3月19日(土)に西尾駅にて発車式が実施されました。ということで、今回はその様子を紹介するとともに、記念乗車券などを購入したり蒲郡線に行ったりしたいと思います。それではご覧ください。

 今回は『にしがま号』とそれに関するイベントなどを紹介します

 おはようございます。令和4年(2022年)3月19日土曜日の西尾駅です。ここは西尾駅の東側にある歩行者連絡通路で、今日から『おいでっき』がオープンします。9時30分からオープニングイベントが始まりますが、現在の時刻は7時41分ということで、まだ当日の準備は始まっていません。

 さて、今回は西尾駅で開催される『にしがま号』の発車式やにしがま号が蒲郡線で運行される様子を紹介するとともに、記念乗車券やキーホルダーを購入し、フリーきっぷを提示するともらえる記念券を入手したいと思います。

 ちなみに『にしがま号』は白帯が施された蒲郡線のワンマン車両6000系で、西尾市、蒲郡市、名鉄の3者で締結した連携合意書に基づく取り組みの一環です。白帯は『特急専用車』として整備された車両に施されたものです。写真は本線の一部指定席車特急の指定席車両として使用された7700系ですが、本線の一部指定席特急で使用される前は、単体2両や重連4両で西尾線・蒲郡線の特急にも使用されていました。白帯という意味では、白帯を付したパノラマカー7000系が平成11年5月改正までの間、指定席の特急として西尾線を運行していました。白帯の車両は『特急専用車』と書きましたが、白帯の車両は間合いで座席指定券が不要な普通や急行にも使用され、乗り得列車だったり平日朝の激混み列車だったりしました。

 という思い出を語ったところで、まずは記念乗車券と記念キーホルダーを購入するために並びましょう。『おいでっき』から改札のフロアを通って階段を降り、左に曲がると列の先頭があり、高架下の通路に沿って列ができていました。


 白帯復刻記念乗車券と記念キーホルダーの購入

 8時30分から発売開始のところ、7時43分に列に並び始めました。係員の方の案内によると、この位置で100人目くらいのようです。また、記念キーホルダーの西尾駅販売分が350個で1人3つまで購入可能とのことで、それより数のある記念乗車券とともに売り切れることはなさそうです。

 8時25分から列の先頭を販売箇所へ誘導するとの案内があり、それに続いて列が進みました。

 時刻は9時01分。階段を上り、販売箇所が見えるところまで来ました。写真左側にある改札口からは多くの方が出てきます。これから行列に並ぶのでしょうか。

 そして、9時05分ごろ。記念乗車券と記念キーホルダーを購入しました。乗車券が760円、キーホルダーが500円で合計1260円でした。乗車券は西尾駅から吉良吉田駅と吉良吉田駅から蒲郡駅です。2022年12月31日まで有効ということで、この後蒲郡に行くなら使えます。いや、使いませんが。


 この後は白帯復刻『にしがま号』発車式

 さて、『おいでっき』も賑わいを見せてきました。9時30分を過ぎてテープカットの後、おいでっきがオープンしました。

 おいでっきではオープニングセレモニーや名鉄西尾・蒲郡線利用促進大会が行われました。そして私が10時ちょっと前にホームに上がると、『にしがま号』発車式の準備中でした。

 時刻は10時20分になりました。式典のセッティングは完了したようです。報道機関のスペースには東海テレビやkatchが取材に来ています。

 出席者の方々も会場入りし、発車式の準備は万端のようです。10時43分発の急行吉良吉田行きが発車しました。白帯復刻『にしがま号』発車式が始まります。


 白帯復刻『にしがま号』発車式

 発車式には西尾市長さん(左)、蒲郡市長さん(右)そして名鉄の鉄道事業本部長さんが出席されました。名鉄の方が挨拶をされ、今回のイベントが2市との連携合意書に基づく観光推進の取り組みであること、西尾蒲郡線のキャンペーンを実施すること、今後も地域と一体となって西尾線蒲郡線の魅力を発掘発信して地域の観光推進に力を尽くしていくことなどを話されました。

 そして10時51分。西尾駅1番線に『にしがま号』が到着しました。3扉車なのに、前面上に方向幕があるのに、白帯が付いてます。それでも十分昔の特急を彷彿させる列車が来ました。

 そしてテープカット。チョキン。そして、にしがま号に市長さんや市議さんなど関係者の方々が乗車しました。

 10時57分。吉良吉田方面から急行弥富行きが到着すると、西尾駅長さんの発車合図により『にしがま号』吉良吉田行きが発車しました。ちなみに、我々もカメラを掲げるように手を挙げましたが、駅長さんと一緒に発車合図をしたわけではありません。


 西尾駅の白帯復刻記念券を入手 そして吉良吉田駅に移動

 さて、時間が戻っていますが西尾駅の改札の窓口です。5月8日までの期間、その日に有効なフリーきっぷを西尾駅と蒲郡駅の窓口に提示すると、それぞれの白帯復刻記念券がもらえます。おそらくイベント中の窓口などの混雑緩和のためにフリーきっぷの購入を促す目的かと思いますが、そのご希望に沿わせていただきました。

 ということで、西尾駅の白帯復刻記念券2種類を入手しました。写真上の券のイラストは昔の西尾線、下の券のイラストは今の蒲郡線のイメージでしょうか。蒲郡駅でも1枚もらえるということで、『にしがま号』に乗車しつつ、もらいに行きましょう。

 時間が思いっきり経過していますが、ホームに上ってきました。発車式のときの賑わいがウソのように静まり返っています。『にしがま号』は今、吉良吉田駅に居ますからね。

 ということで、私も吉良吉田駅に向かいます。11時43分発の急行吉良吉田行きに乗車します。


 蒲郡線ホームに移動

 吉良吉田駅に到着しました。普段と違い、4番線の到着です。

 3番線には回送列車が止まっていました。『にしがま号』が来るまで蒲郡線で運用していた列車かと思います。お疲れさまでした。

 そして、のりかえ改札口を通って蒲郡線ホーム2番線に来ました。

 蒲郡線初の運用となる『にしがま号』がこちらです。発車時刻は12時01分ということで、あと3分で発車します。ということで、乗車します。


 蒲郡線で『にしがま号』に乗車

 発車時刻となりました。『にしがま号』は吉良吉田駅を発車しました。吉良吉田駅も賑わっていました。白帯を付けただけでこれほど魅了させる車両になったのは、やはり白帯車が特急として運行されていた日常を思い出させる力を持っているからだと思います。我々おじさんにとっては。

 西尾市内を離れて蒲郡市内に入り、西浦駅まで来ました。いったん降りて撮影しました。フリーきっぷなので、そのあたりが自由なのが良いですね。

 そして、前からも撮影。白い帯に緑の系統板。それだけで十分に7700系の特急の雰囲気が感じられます。

 蒲郡駅に到着しました。白帯効果は抜群でしたね。6000系に白帯を付けることを思いついた担当者の企画力が素晴らしいと思います。大がかりなラッピングではなく、白帯を付けただけですから。白帯の価値を分かっている方だからこそ、思いついた企画だなと思います。


 蒲郡駅の白帯復刻記念券を入手

 さて、蒲郡駅では残る1種類の白帯復刻記念券を入手します。蒲郡駅の改札を出ると、何とも凄まじい大行列がありました。白帯復刻記念券を発行したい人がこんなにいるのか!と思って行列の最後尾まで行くと、キーホルダー購入のための行列とのこと。

 白帯復刻記念券の発行は窓口でどうぞ、とのことで、名鉄の改札口に戻ります。

 すぐもらえました。竹島とパノラマカーの白帯車です。蒲郡行きと言えば三河湾号でしたよね。列車に『蒲郡』の表示が全く無くても運用できていたのが、慣れ親しんだ名称だった証拠かと思います。

 さて、ホームに上ってきました。普通蒲郡行きの到着です。白帯の無い、いつもの6000系です。


 西尾駅に戻って中締め

 蒲郡行きは折り返し普通吉良吉田行きになりました。この列車で西尾駅に戻ります。

 吉良吉田で乗り換えて・・・

 西尾駅に到着しました。

 ということで、今回は『にしがま号』の発車式や蒲郡線での運行の様子を紹介しました。西尾線蒲郡線などの活性化を目指したものかと思いますが、それは短期間で改善するような簡単なものではないはずなので、徐々に徐々に、コロナとの付き合い方の変化とともに、賑わいが戻ってくると良いかなと思います。ちなみに『おいでっき』ではピアノの演奏が聞こえてきました。このときは、タッチの主題歌でした。

 さて、当初はここで終わる予定でしたが、この後フリーきっぷで他の路線の旅もしてきましたので、続けて別ページにてご紹介したいと思います。特に主だった内容はありませんが、ご覧ください。


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