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平成29年度の西尾線一日平均乗降人員ランキング
愛知県の名鉄主要駅と蒲郡線付き

<令和2年(2020年)3月26日更新>

 早いもので、もう年度末になってしまいました。恒例の一日平均乗降人員のランキングです。西尾線、蒲郡線と愛知県の名鉄主要駅の1日平均乗降人員を多い駅から順に紹介しつつ、順位は西尾線の駅のみに付けます。データソースは「にしがま線」の存続に向けた『名鉄西尾・蒲郡線対策協議会』の資料(第22回令和元年12月20日開催)、'19安城市の統計、西尾の統計(2018年刊)、令和元年度刊愛知県統計年鑑です。例年通り2年前となる平成29年度の数値を参照したランキングを紹介しますが、データソースによっては平成30年度の数値も掲載されているものもあり、各駅の画像内で示した推移グラフには掲載していますので参考にしてください。ちなみに、前回のランキングの結果はこちらになります。それでは、ご覧ください。


 一日平均乗降人員でランキング

 今回は平成29年度の一日平均乗降人員のランキングです。インスタ映えとか忖度とか35億とかいう言葉が飛び交った平成29年度。新型コロナウイルスの影響が心配な昨今の状況はともかく、このところ調子良く推移してきた西尾線ですが、2年前の乗客数は前年度から増加したのでしょうか、それとも減ったのでしょうか。西尾線内の駅のランキングに加え、蒲郡線の駅や愛知県内の名鉄主要駅の状況も確認します。また、西尾蒲郡線については平成21年度を100としたときの乗降客数の推移も紹介し、データがある駅は平成30年度の状況も掲載します。

 データソースは左のとおりです。『西尾の統計』の数値を参照した西尾市内の3駅は掲載されている数値が千人単位の年間乗客数なので、人単位にするため1000倍し、1日単位にするため定期外365日、定期360日で除し、乗客数から乗降客数にするため2倍した概算値ですので注意してください。ちなみに、365日や360日という日数は、安城の統計の注釈に記載されていた文章を参照して設定しました。

 順位は西尾線の駅のみに付けますが、蒲郡線の駅や愛知県内の名鉄主要駅も含めて乗降人員が多い順に紹介します。西尾線の駅が他の路線と比較してどの程度の乗降客数なのかを判断する材料として参考にしてください。それぞれの駅で文字を青・赤で色分けして紹介しますが、前年度と比較して乗降客数が増加した駅が赤色、減少した駅が青色です。増減なしの駅は緑色で表示する予定でしたが、ありませんでした。

 それでは、ランキングスタート!


 ランキングスタート!

 まずは愛知県にある名鉄主要駅が並びます。愛知県統計年鑑に掲載されている主要駅です。すべての駅が増加となっています。名鉄の好調さがうかがえる結果となりました。そんな中、西尾線の駅の状況はどうでしょうか。…と言いつつ、実は愛知県統計年鑑に掲載されている駅は、もうひとつあります。新安城駅がその駅を超えてしまったため、その駅は西尾線第1位の新安城駅のあとに紹介します。

 ということで、西尾線の駅の第1位は名古屋本線と西尾線との接続駅である新安城駅です。平成29年度の1日平均乗降人員は平成28年度より5.4%増加しました。増加が続く新安城駅で、平成29年度は8年前の平成21年度より3割近く乗客数が増え、さらに次の30年度も増加しています。写真は新安城駅のホームで、左側が西尾線ホームになります。現在は橋上駅化工事が施工されており、その中で西尾線ホームは拡幅されました。新しい新安城駅の利便性向上に期待しています。

 そして、愛知県統計年鑑に掲載された駅として、国府宮駅を紹介しておきます。新安城駅より17人少ないという結果となりました。

 新安城駅より12,431人少ない第2位は西尾駅です。平成29年度の乗降人員は平成28年度より1.1%増加しました。平成21年度からの推移をみると、緩やかに増加している様子がうかがえます。写真は現在西尾線内では見られない準急の佐屋行きが停車中の西尾駅です。現在急行は2番線から発車していますが、当時は1番線から発車していました。

 西尾駅より4,798人少ない第3位は急行停車駅の南桜井駅です。平成29年度の乗降人員は前年度より13.8%増加しました。まだまだ増加が止まらない南桜井駅で、来年にランキングで紹介する予定の平成30年度も大きく増加しています。どこまで増え続けるのでしょうか。写真は南桜井駅に停車中の準急吉良吉田行きです。平成31年3月に南桜井駅は準急停車駅から急行停車駅となり、西尾線から準急が無くなりました。

 南桜井駅より609人少ない第4位は特急停車駅の南安城駅です。乗降人員は前年度より3.4%増加しました。南安城駅は平成21年度から着実に増加しており、平成30年度も増加しています。写真は南安城駅に停車中の急行弥富行きです。この後、平成30年度にバリアフリー工事が行われています。ホームではエレベーターが設置され、コンクリートも白く塗装されて明るい駅になりました。

 南安城駅より315人少ない第5位は特急停車駅の桜井駅です。乗降人員は前年度より2.6%増加しました。平成21年度より37%増加し、平成30年度もさらに増加しています。写真は桜井駅を発車した平日朝の準急新可児行きです。この列車は平成31年3月のダイヤ改正で4両編成になりました。新安城で2両増結しますが、この時間帯の名古屋本線で4両編成での運行は混雑が激しかったものと思われます。

 桜井駅より1,263人少ない第6位は急行停車駅の桜町前駅です。乗降人員は前年度より5.1%増加しました。そして平成21年度より40%増加しております。そして、平成29年度の桜町前の乗降客数は平成21年度の桜井駅の乗降客数を超えました。桜井駅の乗降客数も増加しているため順位は変わりませんが、昔、桜町前駅が普通停車駅だったのがウソのようです。写真は桜町前駅に到着する普通吉良吉田行きです。使用されている車両が廃車となる6019Fという編成で、前のサボに「ありがとう」感謝を伝える板が設置されています。ということで、「お疲れさまでした。」

 桜町前駅より443人少ない第7位は吉良吉田駅です。乗降人員は前年度より3.5%増加しました。平成21年度から増減があるものの全体としては増加傾向にあり、平成29年度は平成21年度より17%増加となりました。写真は吉良吉田駅に停車中の準急佐屋行きです。サマートレインというラッピングが施されています。

 そして、お待たせしました。蒲郡線の駅の登場です。蒲郡線のトップはJRとの接続駅である蒲郡駅です。順位は西尾線だけに付けているので、対象外としています。平成29年度は乗降人員が1.1%減少し、平成21年度と同程度に戻りました。平成21年度は前年のリーマンショックの不景気の影響で、全線に渡って乗客数が減少した年であることから、この年を100にした場合の推移は当然のごとく増加傾向となって欲しいところです。

 再び西尾線に戻りまして、吉良吉田駅より1,066人少ない第8位は米津駅です。乗降人員は2.9%増加しました。平成21年度からの乗降客数は堅調に増加しています。写真は米津駅に停車中の準急吉良吉田行きと、米津駅を通過する特急須ヶ口行きです。まだこの頃は、白色オリジナルの塗装のパノラマスーパーが残っていました。

 米津駅より584人少ない第9位は北安城駅です。普通停車駅の登場です。乗降人員は12.1%も増加し、福地駅と上横須賀駅を抜いて2ランクアップしました!平成21年度からの乗降客数は大幅に増加傾向で、平成29年には平成21年度の67%も増加しました。次年度の平成30年度も引き続き増加します。今後も期待できる駅ですね。新型コロナウイルスの影響が小さいことを祈るばかりです。写真は北安城駅に停車中の準急新安城行きです。特にこだわって写真を選定したわけではありませんが、今回は各駅で準急の写真が登場しております。

 北安城駅より59人少ない第10位は福地駅です。乗降人員は1.7%減少し、北安城駅に抜かれて1ランクダウンしました。平成21年度からの福地駅の乗降客数は平成27年までは大幅に増加していましたが、それ以降は微妙に減少で推移しています。

 福地駅より2人少ない第11位は上横須賀駅です。乗降人員は3.5%増加しました。ひとつ上の福地駅との差がたった2人ということで、福地駅と上横須賀駅の今度の展開が楽しみです。上横須賀駅の乗降客数は増加しましたが、北安城駅の大幅な増加に負けて1ランクダウンしています。平成21年度からの乗降客数は緩やかに増加傾向のようです。次年度の平成30年度も増加しています。

 上横須賀駅より105人少ない第12位は碧海古井駅です。乗降人員は5.4%増加しました。平成23年度頃から増加傾向が続いており、次年度の平成30年度も増加しています。

 続いては蒲郡線の形原駅です。写真は平成28年度に撮影したものを使用しています。平成29年度の形原駅は前年度より0.2%の増ですが、平成21年度から見てみると、微妙に増加減少して同水準で推移している様子がうかがえます。次年度の平成30年度も増加しており、今後の展開に期待です。写真は形原駅に停車中の普通吉良吉田行きです。形原駅の短い2両ホームが可愛く感じます。

 そして蒲郡線の西浦駅です。写真は平成28年度に撮影したものです。西浦駅は前年度より1.6%減少し、平成21年度より15%減少しています。そして次年度の平成30年度はさらに減少する結果となっています。頑張れ!蒲郡線の主要駅!

 次も蒲郡線で、西幡豆駅です。平成29年度は1.7%の減少となりました。平成21年度からの推移をみると、微妙な増減を繰り返し、同程度の乗降客数で推移しているようです。次年度の平成30年度が減少しているのが寂しいですね。

 さらに蒲郡線で、三河鹿島駅です。平成29年度は前年度より4.8%増加しました。平成21年からの推移をみると、平成23年度までは100を超えずパッとしませんでしたが、それ以降は順調に増加しています。そして次年度の平成30年度も引き続き増加しており、今後も期待できる駅かと思います。

 次は西尾線の駅です。第12位の碧海古井駅より588人少ない第13位は西尾口駅です。平成29年度の乗降人員は7.9%増加しました。平成21年度からの推移をみると平成22年度を底にして大きな増加が続いています。平成29年度には平成21年度より76%も増加しました。ただし、もともと数が少ないので人数にすると他の駅より突出して増加しているというわけではありません。それでも、成長している駅ということで、今後も期待です。

 そして西尾線の駅の乗降客数最下位は堀内公園駅でした。西尾口駅より122人少ない第14位です。平成29年度の乗降人員は1.9%増加しました。平成21年度からの推移をみると増減を繰り返しながら全体としては増加傾向で、平成29年度は平成21年度より22%増えています。駅に隣接した堀内公園も人気スポットかと思います。小さい子供が居ると車で出かけたくなるかと思いますが、電車という選択肢も、たまには良いかと思います。

 西尾線の駅は全て登場したため、残りは全て蒲郡線の駅です。東幡豆駅は前年度より6.4%減少しました。平成21年からの推移をみると、増えたり減ったりしながら全体としては着実に減少し、平成29年度には16%も減少してしまいました。そして次年度の平成30年度も減少しているようです。

 三河鳥羽駅は平成28年度より4.5%増加しました。人数で言うと14人増です。1日平均乗降客数なので、1日で往復して乗車していると仮定すると7人増えました。増加!万歳!頑張れ!蒲郡線!

 蒲郡競艇場前駅は平成28年度より14.2%もの大幅増です。人数でいうと39人ですが、今回の増加のおかげで乗降客数は平成21年度の水準に戻りました。今後も頑張れ!蒲郡線!

 そして最後は、こどもの国駅です。こどもの国駅は平成28年度より4.3%減少しました。人数でいうと7人です。平成30年度も残念ながら引き続き減少してしまうようです。この後、新型コロナの影響も控えてますから状況が心配です。頑張れ!こどもの国駅!頑張れ!蒲郡線!


 最後に増加率ランキング

 最後に、増加率のランキングです。南桜井駅と北安城駅が10%以上の大幅増でした。第1位の南桜井駅は開業以来大幅増が続いていますが、前年度の増加率が16.5%、その前が27.6%だったので、徐々に落ち着く方向にあるとは思います。第2位の北安城駅は堅調に増加が続いており、今後も期待です。対して、福地駅は西尾線唯一の減少駅となりました。平成27年度までは大幅に増えていた福地駅ですが、今は完全に落ち着いてしまいました。写真は令和元年度に姿を消したSR車が使用された急行吉良吉田行きです。さよなら、5300系&5700系。さよなら、SR車。

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