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平成26年度の西尾線一日平均乗降人員ランキング
愛知県の名鉄主要駅と蒲郡線付き

(2017年3月30日更新)

 待ってた方も待ってなかった方もお待たせしました。年度末恒例の乗客数ランキングです。これまで年間乗客数によりランク付けをしてきましたが、今年はいくつかのデータソースを活用する中で、最も多くの駅で掲載されていた指標である一日平均乗降人員を採用したいと思います。そして蒲郡線と愛知県の名鉄主要駅の数値を紹介しつつ、順位は西尾線の駅のみに付けます。データソースは「にしがま線」の存続に向けた『名鉄西尾・蒲郡線対策協議会』の資料(第19 回平成28年10月24日開催)、'16安城市の統計、西尾の統計(2015年刊)、平成28年度刊愛知県統計年鑑です。例年通り2年前となる平成26年度の数値を紹介しますが、協議会資料など、データソースに平成27年度の数値も掲載されているものもあります。最近のデータが気になる方は資料を直接データソースを確認してください。ちなみに、前回のランキングの結果はこちらになります。それでは、ご覧ください。


 今年は一日平均乗降人員でランキング

 今回は平成26年度の一日平均乗降人員のランキングです。4月に消費税が5%から8%に上がったこの年。前年度は増税前の駆け込み需要により紹介した全ての駅で乗客数が増加しましたが、その反動で今回は減少の転じる駅も多いように予想されます。西尾線の乗降客数はどのように変化したのか、蒲郡線の駅や愛知県内の名鉄主要駅とともに確認していきましょう。

 データソースは左のとおりです。『西尾の統計』の数値を参照した西尾市内の3駅は、掲載されている千人単位の年間乗客数から、人単位にするため1000倍し、1日単位にするため定期外365日、定期360日で除し、乗客数から乗降客数にするため2倍した概算値ですので注意してください。ちなみに、365日や360日という日数は、安城の統計の注釈に記載されていた文章を参照して設定しました。

 順位は西尾線の駅のみに付けますが、蒲郡線の駅や愛知県内の名鉄主要駅も含めて乗降人員が多い順に紹介します。西尾線の状況を見るための比較材料などとして、参考にしてください。

 それでは、ランキングスタート!


 一日平均乗降人員が多い駅から順に掲載。

 まずは愛知県の名鉄主要駅が並んでいます。愛知県統計年鑑は主要駅のみの掲載で、全て西尾線の駅よりも乗降人員が多くなっています。前年度と比較すると、増加したのは金山、大曾根、豊田市、刈谷市、中部国際空港の各駅で、名鉄名古屋駅をはじめとする多くの駅は減少しました。

 西尾線の駅第1位は名古屋本線と西尾線との接続駅、新安城駅です。乗降人員は1.6%ほど増えました。写真は岡崎の花火と安城七夕まつりが開催された日の西尾線ホームです。西尾-新安城駅間を往復する普通が到着し、南安城駅で乗車した安城七夕まつりから帰る人々が降り、岡崎の花火から西尾方面へ帰る人々が乗り込みます。賑やかな夜の新安城駅です。

 新安城駅より10,162人少ない第2位は西尾駅です。乗降人員は0.4%増加しました。写真は駅ビル解体工事中の西尾駅です。今はこの場所に野田塾やカラオケ、まんが喫茶の建物と駐車場になっています。

 西尾駅より5,326人少ない第3位は南安城駅です。乗降人員は0.5%増加しました。写真は南安城駅ですれ違う急行吉良吉田行きと普通新安城行きです。今も2年前ももっと前も、昼間の南安城駅は普通と急行がすれ違っています。

 南安城駅より212人少ない第4位は桜井駅です。乗降人員は0.7%増加しました。桜井駅が登場し、これで特急停車駅は全て出そろいました。残るは急行停車駅、準急停車駅、普通停車駅ですね。この後はどこの駅が登場するのでしょうか。

 桜井駅より958人少ない第5位は準急停車駅の南桜井駅です。準急停車駅が急行停車駅をすっ飛ばしてランクインしました。乗降人員は14.1%もの大幅増で桜町前駅を抜かしました。南桜井駅は平成20年に開業し、開業後通年で比較できる平成22年度以降の増加率は11%20%15%10%と大幅増が続いています。平成21年度の一日平均乗降人員は1,742人であり、平成21年から26年までの増加率は91.2%になります。実は次年度である平成27年度もすごい増です。

 南桜井駅より172人少ない第6位は急行停車駅の桜町前駅です。南桜井駅に抜かれて1ランクダウンしました。乗降人員は0.4%減少しています。次回に期待しましょう。写真は安城方面から見た桜町前駅です。右側に自転車置き場が見えますが、利用者が多く、現在は線路沿いにも増設されています。

 桜町前駅より502人少ない第7位は吉良吉田駅です。乗降人員は3.3%減少しました。名鉄西尾・蒲郡線対策協議会の第1回目があった平成18年度の乗降人員は2,332人で、平成26年度と比較すると14%増加しています。努力は報われているようです。写真は吉良吉田発西尾行きの普通と西尾発の吉良吉田止まりが並んでいる西尾線ホームです。2両編成なのでこのようにホームから列車の正面が撮れていますが、吉良吉田駅を発着する西尾線の列車の多くは4両編成でホーム全体に止まるため、ホームから列車の正面は撮影できません。

 そして、西尾線のランキングの中に蒲郡線の駅が登場です。蒲郡線の主要駅である蒲郡駅が登場しました。乗降人員は3%減少した2,658人で、吉良吉田駅と同じ人数です。平成18年度と比較すると6.7%減少しています。残念な結果ですが、今後に期待しましょう。

 吉良吉田駅より1,006人少ない第8位は急行停車駅の米津駅です。乗降人員は2.4%増加しました。写真はエコムーブで運行されている急行吉良吉田行きです。この年のエコムーブは青かったんですね。このページの始めにはこの列車が発車した様子を紹介しましたが、反対側は黄色っぽいデザインになっています。

 米津駅より430人少ない第9位は上横須賀駅です。乗降人員は2.8%減少しました。平成18年度の一日平均乗降人員は928人なので、平成26年までの8年の間に31.7%増加したことになります。この先も増加傾向でいてほしいものです。

 上横須賀駅より18人少ない第10位は福地駅です。順調に増加を続けており、今回も5.2%の増です。平成18年度の一日平均乗降人員は527人なので、128.5%もの増加となっています。つまり、8年間で乗降人員が2倍以上になったということです。急行が西尾駅発着から吉良吉田駅発着に変わったことにより西尾駅での乗り換えもなくなり、西尾駅まで行くより福地駅を利用したほうが席が確保しやすくなったこともあって、利用が増えたものと推測しています。これで、急行停車駅は全て出そろいました。残るは普通停車駅です。

 福地駅より116人少ない第11位は北安城駅です。西尾線普通停車駅の第1位になりました。乗降人員は3.7%増加しました。最近調子の良い北安城駅は平成18年度と比較すると54.1%増加しています。つまり、8年間で1.5倍になったんですね。写真は北安城駅を通過する急行佐屋行きです。家康公四百年祭のラッピングが施されています。

 そして北安城駅より46人少ない第12位は普通停車駅の碧海古井駅です。住宅街にありますが、朝の準急1本を除き、準急も急行も特急も新幹線も止まりません。乗降人員は2.6%増加しました。

 ここで、蒲郡線の駅が4駅登場です。これらの駅から一日平均乗降人員が1000人を割っています。そして三河鹿島駅以外の3駅の乗降人員は減少しました。前年度末の定期券の駆け込み需要の反動もあったかと思いますが、次年度に期待!です。

 碧海古井駅より562人少ない第13位は西尾口駅です。鎌谷駅が廃止されて以来、ずーと西尾線の最下位に位置してた西尾口駅ですが、ついに最下位から脱出しました。乗降人員は14.3%増加しました。平成18年度と比較すると128.6%の増加で、8年間で2倍以上に増加したことになります。ただし、西尾口駅は乗車人員を2倍した概算値なので注意してください。

 そして、西尾口駅より11人少なく、西尾線最下位に転落してしまったのは堀内公園駅です。乗降人員は3.5%減少しました。とはいえ、平成18年度は288人であり、比較すると62.8%の増です。決して頑張っていないわけではありません。これからの堀内公園駅に期待!です。

 残る蒲郡線の駅の状況は左の通りです。減少する駅が多いなか、蒲郡競艇場前駅の増加は素晴らしい!この1年で乗降客は平均1日当たり3人増加しました!蒲郡線の駅について平成18年度と平成26年度を比較すると、三河鹿島駅が27.8%の増、西幡豆駅が0.3%の増ですが、残りの駅は減少しています。特に人数の多い西浦駅の減少が著しいのが気になります。


 最後に増加率ランキング

 最後に、西尾線の駅の増加率ランキングの発表です。乗降人員のランキングが入れ替わった西尾口駅と南桜井駅の増加が著しいですね。西尾線全体の活性化にも寄与すると良いなと思います。

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