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西尾線の平日朝の特急2015
(15年12月22日更新)
 今回は、2005年に紹介したネタのリニューアルです。前回のページはこちらになります。
 さて、西尾線では平日・休日ともに1日1往復、一部特別車の特急が運行されていますが、今回はそんな特急の中でも平日朝に運行されている特急須ヶ口行きを紹介します。平日朝の特急は歴史があり、車種や細かい時刻・行先などは変わりつつも昔から運行されていることから、昔の写真やダイヤも紹介した上で、現在運行されている特急須ヶ口行き特急を西尾駅から順にご覧いただきたいと思います。それでは、どうぞ。

 今回は、西尾線を平日朝に走る特急を紹介します。

 今回は、西尾線を走る特急列車を紹介します。特急は朝に名古屋方面行き(平日:須ヶ口行き、休日:名古屋行き)が、深夜に西尾行きが毎日運行されていますが、今回は歴史のある平日朝の特急を紹介したいと思います。写真は現在運行されている特急須ヶ口行きの西尾駅での列車案内です。

 そして、こちらが特急須ヶ口行きになります。朝の特急を紹介するこのネタは、1998年に公開した後、2005年にリニューアルしました。しかしそれから10年が経過し、当時は全車特別車だったのが一部特別車に変わり、さらに最近はパノラマスーパーのリニューアル車も登場したということで、今回、このサイトもリニューアルしたいと思います。前回は特に6両編成というところに着目した内容でしたが、今回は所要時間などダイヤに着目して過去からの歴史もあわせて紹介します。
 まずは、朝の特急の歴史を見てみましょう。手元に平成3年に撮影した写真があるため、それ以降の平日朝の西尾線特急をご覧ください。
 

 平成3年の平日朝の特急

 平成3年までの朝の特急は4両の7000系パノラマカーと2両の7700系が連結した全車が指定席の6両編成でした。蒲郡駅から西尾駅までは4両のパノラマカーのみで運行され、西尾駅で前2両を増結していました。

 そしてダイヤは左のとおりです。蒲郡始発の新名古屋行きで、西尾から新名古屋まで52分もかかっていましたが、『西幡豆、上横須賀、米津、碧海桜井、知立通過』の超優等列車でした。ちなみに、碧海桜井駅は現在の桜井駅、新名古屋駅は現在の名鉄名古屋駅です。

 平成16年の平日朝の特急

 続いて平成16年です。平成4年のダイヤ改正から平成17年のダイヤ改正までは3両のパノラマDXが使用され、西尾駅までは3両、西尾駅からは重連となり6両で運行されていました。

 そして平成16年のダイヤは左のとおりです。知立駅の特別通過がなくなり、停車駅となりました。停車駅は増えたものの、西尾駅から新名古屋駅までの所要時間は44分で、平成3年より8分も短縮されています。西尾駅を発車すると南安城駅まで止まらないのも、朝の特急の特別感をかもし出していました。

 平成17年の平日朝の特急

 平成17年のダイヤ改正から平成20年のダイヤ改正までは3両の1600系の重連で運行されていました。パノラマDXと同様に、西尾駅までは3両で、西尾駅で6両に増結されていました。

 そして平成17年のダイヤは左のとおりです。始発駅が吉良吉田駅になりました。そして上横須賀駅の特別通過がなくなり、残る特別通過は米津駅と碧海桜井駅の2駅となりました。西尾駅から新名古屋駅までの所要時間はパノラマDXの頃と同じ44分です。特急佐屋行きも西尾駅の次の停車駅は南安城です。

 平成21年の平日朝の特急

 平成20年のダイヤ改正から一部特別車となり、1200系で運行されるようになりました。6両固定の列車が使用され、始発の西尾駅から6両編成です。

 そして平成21年のダイヤは左のとおりです。行先は名古屋行きに、始発駅は西尾駅になりました。そして桜井駅の特別通過がなくなり、米津駅が特急停車駅ではなくなりました。所要時間が平成17年よりも6分増えて50分になりました。

 平成23年の平日朝の特急

 そして平成23年のダイヤ改正からは、須ヶ口行きになりました。平成27年にはパノラマスーパーのリニューアル車が登場し、西尾線の特急にもたびたび使用されるようになりました。

 そして平成23年改正のダイヤは左のとおりです。所要時間が平成21年よりも4分増えて54分になりました。平成3年の紹介のときに『52分もかかった』と書いてしまいましたが、現在はさらに時間がかかっていることになります。ただ、記憶をたどると、この改正では朝ラッシュ時の列車の遅れを最小限にするよう実績を踏まえたダイヤが組まれたはずなので、平成21年のときも実際は列車の遅れによってそのくらいの所要時間になっていたのかもしれません。

 ということで、歴史は以上です。次からは現在の西尾線を走る特急須ヶ口行きを西尾駅から順に見ていきたいと思います。西尾駅から54分かかって名鉄名古屋駅まで行く様子をご覧ください。
 

 特急須ヶ口行き@西尾駅

 平日朝の西尾駅。1番線から7時30分発の準急犬山行きが発車した後、特急須ヶ口行きが引込線から同じく1番線に入線しました。発車時刻は7時43分ということで、あと9分あります。発車時刻までには、特急須ヶ口行きに接続する列車が到着します。

 反対側2番線に7時38分着 吉良吉田駅が始発の普通西尾行きが到着しました。扉が開き降りてきた人が、ぞくぞくと特急に乗り込みます。吉良吉田発西尾行きという短い区間列車ですが、この列車のおかげで吉良吉田、上横須賀、福地の各駅から名古屋方面へ向かう人は西尾駅から特急が利用できます。さて、乗客を降ろした普通西尾行きはさっさと引込線へ入っていきました。この後すぐ、別の列車が到着するためです。

 ということで、7時42分着 新安城駅始発の普通西尾行きが到着しました。先ほどの吉良吉田駅発の西尾行きと同じ2番線の到着です。扉が開き、降りてきた人の一部は特急に乗り込みます。普通西尾行きのおかげで西尾口、桜町前、米津、南桜井の各駅からも折り返して特急が利用できますが、まぁ、実際に利用している人は西尾口か桜町前の利用者かと思います。ちなみに、折り返し乗車となりますので、切符を正しく買って利用しましょう。

 そして発車時刻となり、特急須ヶ口行きは西尾駅を発車しました。次の停車駅は桜井ですが、その前に通過駅の米津駅の様子をご覧ください。
 

 特急須ヶ口行き@米津駅

 特急須ヶ口行きが米津駅に接近中。リニューアルされた車両で登場です。写真左側2番線で特急の到着を待っているのは準急吉良吉田行きです。

 平成20年のダイヤ改正より前までは米津駅は特急停車駅でこの列車は特別に通過していたのですが、今の米津駅は急行停車駅なので、当たり前のように通過します。まぁ、どちらにしても通過です。

 通過駅なので、やっぱり止まってくれませんでした。そして乗せてくれませんでした。当たり前です。通過駅だから。

 ということで特急須ヶ口行きは行ってしまいましたが、この駅ですれ違う準急吉良吉田行きが遅れた場合、特急須ヶ口行きは米津駅で反対列車待ちのために運転停車することになります。別の日に偶然その様子が撮影できましたので、ご覧ください。
 

 特急須ヶ口行き@米津駅

 特急須ヶ口行きが米津駅を通過・・・

 と思いきや、赤信号です。反対列車の準急吉良吉田行きの遅れのため、停車します。特急停車駅から快速急行停車駅に降格してから7年。快速急行が走らない今では急行停車駅になってしまった米津駅。しかし、今、米津駅に特急が止まってます。リニューアルしたパノラマスーパーが停車しています。扉は開かないけど。乗れないけど。

 遅れている反対列車の準急吉良吉田行きが到着です。

 そして特急須ヶ口行きが発車します。以上、通過駅に止まる特急を紹介しました。次の停車駅は桜井です。
 

 特急須ヶ口行き@桜井駅

 特急須ヶ口行きは、桜井駅に到着です。桜井駅では停車時間が2分あります。到着時刻は7時50分、発車時刻は7時52分です。すれ違う反対列車も無いため、十分な乗降時間を確保しつつ、時間調整を行っているものと思われます。・・・が、この日は発車時刻の1分後の53分に到着したので、すぐの発車です。

 別の日に撮影した特急須ヶ口行きです。この日は発車時刻である52分に到着したので、すぐの発車です。

 そしてこの日は発車時刻の1分後の53分に到着したので、すぐの発車です。時刻表を見て停車時間が長いなと思っていましたが、実際はそうではないようです。

 特急須ヶ口行きは桜井駅を発車しました。次の停車駅は南安城駅です。
 

 特急須ヶ口行き@南安城駅

 特急須ヶ口行きが南安城駅に到着です。南安城駅の停車時間は2分で、到着時刻は7時56分、発車時刻は7時58分です。この駅で普通吉良吉田行きを待ち合せます。この日の到着時刻はダイヤ通りの7時56分です。

 特急須ヶ口行きは普通列車の到着を待ちます。発車時刻は7時58分なので、あと1分です。

 そして、発車時刻になりました。反対列車は少し遅れているようです。特急須ヶ口行きが南安城駅ですれ違う普通吉良吉田行きは、はるばる犬山方面からやって来るからか、たびたび遅れます。

 そして、特急須ヶ口行きが発車しました。この日の発車時刻は7時59分で1分ほど遅れての発車です。
 

 特急須ヶ口行き@新安城駅

 特急須ヶ口行きは名古屋本線との接続駅である新安城駅に到着します。列車案内を見てもわかるように、3番線の到着です。西尾線から直通する急行や、特急・急行を退避する本線の普通列車などが利用する番線です。そんな3番線に特急須ヶ口行きは到着します。

 西尾線から特急須ヶ口行きの到着です。新安城駅は8時02分着、8時03分発となります。

 そして、3番線に到着した特急須ヶ口行きです。3番線に到着しましたが、抜かされません、特急だもの。

 ということで、西尾駅から新安城駅まで西尾線を走る特急須ヶ口行きを追いかけてきましたが、ひとつ前を走る準急犬山行きの所要時間と比較をしてみました。西尾駅を13分の差で発車した両列車は、新安城駅に13分の差で到着しています。つまり、何だかんだ言って、特急須ヶ口行きは準急と同じ所要時間で走ってるということになります。桜井駅の時間調整と南安城駅の反対列車待ちの影響です。

 さて、新安城駅に到着した特急須ヶ口行きは、ここから名古屋本線に入ります。最後に、名古屋本線の様子をざざっとご覧いただきましょう。
 

 特急須ヶ口行き@名古屋本線

 特急須ヶ口行きが新安城駅を発車しました。次の停車駅は名古屋本線の知立駅です。

 知立駅に到着。8時07分着、09分発ということで、2分停車です。知立駅は乗り降りも多いので十分な時間を確保することは必要かと思います。

 そして、特急須ヶ口行きは名鉄名古屋駅に到着しました。みなさん、今日も仕事や勉強、頑張りましょう!

 ということで、最後に、特急須ヶ口行きの前を走る急行犬山行きの所要時間と比較をしてみました。新安城駅を4分の差で発車した両列車は、名鉄名古屋駅に4分の差で到着しています。つまり、何だかんだ言って、特急須ヶ口行きは急行と同じ所要時間で走ってるということになります。特に影響を受けていると思われるのは、普通列車に追いついてしまい、有松付近から鳴海駅まで普通列車の続行運転をしていることですが、まぁ、何というか、後ろを走る特急犬山行きに抜かされなくて良かった。

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