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夕方ラッシュの急行吉良吉田行きで座りたい。
(15年12月10日更新)
 今回は、2007年に紹介したネタのリニューアルです。前回のページはこちらになります。
 さて、夕方のラッシュ時に金山駅から急行吉良吉田行きに乗車した場合、既に席は埋まっていて、座れることはまずありません。それどころか朝のラッシュ時かと思うほど混雑する場合もあるかと思います。急行吉良吉田行きは豊橋行きや豊川稲荷行きの急行よりも混雑しているように思いますが、豊橋・豊川稲荷行きが6両で運行されるのに対し吉良吉田行きは短い4両編成であること、鳴海駅や豊明駅で普通列車に接続する便利な列車であること、さらに特急に抜かされずに知立や新安城まで先行することなどが混雑する理由として挙げられます。今回は、金山駅や神宮前駅から急行吉良吉田行きに乗車した場合に自分の目の前で座っている人が早く降りてくれる可能性が高くなるよう、『各々の駅で階段などに一番近くなる扉は何両目のどこなのか。』を調査しましたので、その結果をご紹介したいと思います。それでは、ご覧ください。

 目の前で座っている人は、どの駅で降りるのか。

 今回は、夕方ラッシュで恐ろしいほど混雑する急行吉良吉田行きに乗車して座れなかった場合に、目の前の席に座ってる人が早く下車してくれる可能性が高いのは何両目のどこなのかを検証してみたいと思います。

 前提として『列車に乗る際は、降りる駅の改札口に近い位置に乗車する人が多い』こととしました。実際、どのくらいの方が降りる駅の改札口の位置まで考えて列車に乗っているのかは分かりませんが、夕方のラッシュ時は通勤客が多い時間帯なので、多くの乗客は下車する駅の情報も熟知していると考え、下車駅の出口になるべく近くなるよう考慮して列車に乗り込むこととします。

 ということで、4両編成の急行吉良吉田行きが各々の駅に到着した際、出口に最も近くなる扉の位置を確認していきたいと思います。エレベータについては大勢の人数を裁けるものではないため対象外としました。そして、帰宅ラッシュの時間帯では名鉄名古屋、金山、神宮前、堀田の4駅は乗車する方が多く、鳴海から先は下車する方が多いように思われるため、鳴海から先の駅を調査することにします。

 この調査は8年前の2007年にも行っており、結果は左図のとおりとなりました。4両目に乗車すると、鳴海駅など名古屋に近い駅で降りる客が多く、西尾線まで乗車する人は比較的少ないことが想定され、座れない可能性が高ければ4両目で並ぶのがおススメという結果となりました。

 しかし、前回の調査以降、西尾線の各駅で自動改札が整備されて出口の場所が変わったり、快速急行西尾行きだったのが急行吉良吉田行きとなって吉良吉田まで直通するようになったり、豊明駅にも特別停車するようになったりと、ずいぶんと状況が変わりました。ということで、再度確認していきたいと思います。それでは、鳴海駅から順に吉良吉田駅に向かいつつ確認していきましょう!
 

 鳴海駅で現地調査

 急行吉良吉田行きは鳴海駅に到着しました。鳴海駅は『傾いて止まる駅』です。ご覧のとおり見事に電車が傾いております。

 鳴海駅では多くの人が降ります。自分の前に座ってる人が鳴海駅で降りて、座ることができたら嬉しい限りです。鳴海駅で下車する人は、どこの車両に乗ると階段に近くなるのでしょか。

 鳴海駅は改札口へ向かう階段が2箇所あります。名古屋寄りの階段は4両目の前の扉に、そして豊橋寄りの階段は1両目の前の扉に位置しています。

 さて、鳴海駅では普通東岡崎行きに接続しています。乗り換える人も多くいることから、その人達も考慮に入れたいと思います。普通列車は4両編成で急行吉良吉田行きと同じホームの向かい側で、ほぼ同じ位置に停車していると考えることにします。普通東岡崎行きに乗り換えて向かう左京山、有松、中京競馬場前の各駅の出口の位置がそのまま吉良吉田行きの乗車位置に反映されるという前提で、この3駅の出口を確認します。

 調査の結果、左京山駅は4両目の後ろ、有松駅は1両目の後ろと4両目の前、中京競馬場前駅は1両目の真ん中と4両目の真ん中の扉が改札口に一番近くなることがわかりました。
 

 前後駅で現地調査

 急行吉良吉田行きは、前後駅に到着します。前後駅もホームの前と後ろに階段があります。

 鳴海で座れなくても、きっと、前後駅で座れるさ!前後駅の階段に近い場所はどこなのでしょうか。

 名古屋寄りの階段は4両目の真ん中の扉付近です。

 そして豊橋寄りの階段は2両目の前の扉付近です。
 

 豊明駅で現地調査

 急行吉良吉田行きは豊明駅に到着です。特別停車の豊明駅で普通東岡崎行きに接続します。

 8年前に運行されていた快速急行西尾行きは豊明駅には止まりませんでした。今回の急行吉良吉田行きは豊明駅にも特別停車しますが、乗り換える人も居て結構降りてくれます。さて、どこの扉が出口に近いのでしょうか。

 階段は1箇所で、3両目の前の扉付近になります。

 豊明駅では普通東岡崎行きに接続していますが、鳴海駅と同じく、普通列車は4両で急行吉良吉田行きと同じホームの向かい側でほぼ同じ位置に停車していると考えることにします。普通東岡崎行きに乗り換えて向かう富士松、一ツ木、牛田の各駅の出口の位置がそのまま吉良吉田行きの乗車位置に反映されるという前提で、この3駅の出口を確認します。

 調査の結果、富士松駅は1両目の前、一ツ木駅は3両目の真ん中、牛田駅は1両目の前の扉が改札口に一番近くなることがわかりました。
 

 知立駅で現地調査

 急行吉良吉田行きは、知立駅に到着です。知立までくると、さすがに座りたくなります。足が疲れるというより、自分と同じ状況であった周りの人が席を確保し、自分だけが取り残される感覚に陥るのが知立駅付近になります。みんなでランチを食べに行ったら自分だけ料理がなかなか出てこないときの感覚です。

 ということで、知立駅の階段の場所を確認しましょう。知立駅は階段が3箇所があります。

 高架化工事とともに設置された跨線橋へ向かう階段は、名古屋寄りが4両目の後ろの扉、豊橋寄りが2両目の真ん中の扉付近です。

 以前からあった北の改札口や地下通路に近いのは、1両目の前の扉です。
 

 新安城駅で現地調査

 そして、急行吉良吉田行きは西尾線との接続駅である新安城駅に到着です。西尾線ホームである2番線に到着します。

 東岡崎方面からの乗り換え駅となるため、降りる人もいますが乗る人も多い駅になります。

 新安城駅は4両目の後ろの扉が階段に一番近い場所となります。

 さて、急行吉良吉田行きは新安城を発車し西尾線に突入です。夕方のラッシュ時は新安城駅から準急に変わりますが、準急停車駅の南桜井駅と準急と急行とで到着番線が異なる西尾駅以外は昼間の急行で確認しましたので悪しからずご了承ください。ということで、次の停車駅は西尾線の南安城駅です。
 

 南安城駅で現地調査

 急行吉良吉田行きは南安城駅に到着です。昭和56年に高架化された南安城駅のホームには改札口へ降りる階段が2箇所あります。

 名古屋寄りの階段は3両目の真ん中の扉付近にあります。

 そして西尾寄りの階段は1両目の後ろの扉付近にあります。
 

 桜井駅で現地調査

 急行吉良吉田行きは桜井駅に到着です。平成20年に高架化された桜井駅のホームには改札口へ降りる階段が2箇所あります。

 名古屋寄りの階段は4両目の前の扉付近にあります。

 そして西尾寄りの階段は1両目の後ろの扉付近です。
 

 南桜井駅で現地調査

 準急吉良吉田行きが南桜井駅に到着です。夕方ラッシュ時の吉良吉田行きは西尾線内は準急ということで、南桜井駅にも停車します。時間によっては、工場の夜間勤務に出勤する人が多く降りる場合もあり、そのときは席が空きます。が、ここまで座れなかったとなると、逆に座りたくなくなってくる自分が居ます。もうすぐ着くんだから、座ってたまるか!くらいに思ったりして。

 そんな南桜井駅の出口は1箇所。1両目の前の扉が一番近くなります。

 そして準急吉良吉田行きは発車します。次の停車駅は米津です。
 

 米津駅で現地調査

 準急ではなく急行吉良吉田行きが米津駅に到着です。ちなみに、米津駅では標準ダイヤでは昼間は急行と急行、夕方からは準急と準急がすれ違っていますが、急行と準急がすれ違うことはありません。両方向とも米津駅を16時台までに発車する列車が急行で、17時台に発車する列車から準急になります。

 そんな米津駅の出口は1箇所。1両目の前の扉が一番近くなります。

 次の停車駅は桜町前。桜井駅から各駅停車で進んでいます。
 

 桜町前駅で現地調査

 急行吉良吉田行きは桜町前駅に到着です。

 桜町前駅の出口は1箇所。2両目の後ろの扉が一番近くなります。

 次の停車駅は西尾です。普通列車ではないので西尾口駅は通過します。
 

 西尾駅で現地調査

 そして、急行吉良吉田行きは西尾駅に到着です。平成元年に高架化された西尾駅のホームには改札口へ降りる階段が2箇所あります。

 名古屋寄りの階段は3両目の後ろの扉付近にあります。

 そして吉良吉田寄りの階段は2両目の前の扉付近です。
 

 福地駅で現地調査

 さあ、この電車は吉良吉田行き!ということで、西尾駅を過ぎて残すは福地、上横須賀、吉良吉田の3駅となりました。福地駅に到着したのは2扉車の5700系です。2扉車ですが、結果は3扉車と同じということがわかっているので、この車両で検証します。

 ということで、福地駅の出口は1箇所で、1両目の前の扉が最も近くなります。2扉でも3扉でも同じく、1両目の前の扉です。

 次の停車駅は上横須賀です。西尾以南は準急も急行も各駅停車です。
 

 上横須賀駅で現地調査

 上横須賀駅に到着。

 上横須賀駅のホームは南桜井駅、米津駅、福地駅のように、ホーム前端(南側)に出口があるのですが、上横須賀駅は階段がなくスロープしかありません。米津駅等にもスロープはあるのですが、階段のほうが明らかに改札口まで近いので階段の近くにある扉を紹介しました。しかし、上横須賀駅はスロープしかないのでスロープに一番近い扉を確認しました。

 上横須賀駅の出口は1箇所で、1両目の真ん中の扉が最も近くなります。
 

 吉良吉田駅で現地調査

 吉良吉田駅に到着しました。今日も隙間が開いてます。

 吉良吉田駅では1両目の真ん中の扉が最も出口に近くなります。蒲郡線への乗り換え改札口に向かう場合も同様です。

 以上で終点の吉良吉田駅まで現地調査が完了しました。あとはまとめるだけです。結果は次のようになりました。ご覧ください。
 

 まとめ

 というわけで、各駅で調査した『出口に一番近い扉』をまとめると、左図のようになります。分かりやすさも考慮して『西尾線に入るまでには座りたい』と考えると、『本線の駅が書いてある扉付近に乗車する』『西尾線の駅が書いてある扉付近には乗車しない』というのが基本となるかと思います。
 どうやら、金山駅から乗車するなど、座れないことがわかっている場合は、4両目に乗車したほうが鳴海駅・前後駅で席が空く可能性が高くて良さげです。1両目も鳴海駅・前後駅で降りる人が多そうですが、西尾線まで乗車する方も多いようです。その他、3両目の前のほうなども良いかなとも思います。

 ということで、以上が検討結果になります。是非とも参考にしてください。

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