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西尾駅で、10年前の写真と見比べる。
(14年5月22日更新)
 現在西尾駅では駅ビルの撤去工事が進められており、ホームから西側を見ると、ずいぶんと見晴らしが良くなりました。今回は駅ビルが無くなった様子をご覧いただきますが、違いを分かりやすく伝えるために駅ビルがあった頃の写真と見比べたいと思います。ちょうど10年前の平成16年に西尾駅のホーム運用について紹介しており、そのときに撮影した写真が使えそうなので過去の西尾駅の様子として使用したいと思います。10年前の西尾駅の状況としては、複線区間の西尾-西尾口駅間も当時は単線で、蒲郡方面の列車との乗り換え駅も吉良吉田駅ではなく西尾駅でした。また、特急と急行が毎時1往復ずつ運行されるダイヤで特急と急行が不等間隔でした。ということで、同じホームに2列車が停車したりと、現在よりもホーム運用は複雑だったことも感じてもらえるかと思います。ということで、ご覧ください。

 西尾駅の駅ビルが消える。

 写真は平成18年(2006年)5月に撮影した西尾駅です。駅前は古臭く感じることはないと思いますが、駅ビルは昭和の匂いがする立派で重たい感じがする建物です。駅ビルの完成は昭和48年(1973年)。撮影した当時で33年の時が過ぎているんですね。

 そして、先ほどの写真から8年後の現在、平成26年(2014年)5月の西尾駅の様子が左の写真です。駅ビルが一部を残して解体されてます。っていうか、関係ないけど、芝生のところに休憩スペースができてますね。

 景色は時代とともに変わっていくものです。ということで、今回は以前撮影した写真とともに、現在の西尾駅の様子をご覧いただきたいと思います。最初の写真は8年前の写真でしたが、この写真からは10年前の平成16年(2004年)に撮影したものです。平成16年と言えば、中部国際空港が開港する直前です。西尾線では吉良吉田まで毎時1本特急列車が運行され、蒲郡線の列車が西尾駅発着でした。また西尾-西尾口駅間は単線でした。現在は特急が急行に変更され、蒲郡線の列車が吉良吉田発着となり、西尾-西尾口駅間が複線化されました。ということで、10年前の西尾駅のホームの使い方はかなり複雑で2つの列車が同じホームに停車したりしていましたが、現在はシンプルで分かりやすくなりました。そのあたりも注目してご覧いただければと思います。

 ということで、先ほどのパノラマDXと同じ1番線に停車中の急行佐屋行きです。写真左側にあった駅ビルは解体されて見晴らしが良くなりました。

 続いては、駅の南側にある立体駐車場から撮影した、ホームを見下ろした感じの写真で比較してみましょう。
 

 西尾駅の南にある立体駐車場から
 撮影した西尾駅ホーム

 10年前の平成16年。手前には2両編成の普通蒲郡行きが、奥には2両編成の普通新安城行きが停車中です。同じホーム2番線を両方向の列車が使用しています。ちなみに1番線は40分に新安城方面から到着する急行西尾行き(折り返し急行佐屋行き)が使用します。そして、写真左側には駅ビルが見えます。

 そして現在の平成26年。奥に2両編成の普通新安城行きが停車中です。ちなみに、現在、普通蒲郡行きは吉良吉田が始発駅で、吉良吉田駅までは1番線(写真左側)から発車する急行吉良吉田行きに乗車します。それはそれとして、駅ビルがほぼ無くなっています。そして写真右側に見える建物はマンションです。

 10年前の平成16年。写真左側の1番線に普通蒲郡行きが停車中です。ホームの蒲郡方面の端に停車しています。写真からは判別できませんが、1番線の奥のほうには4両編成の急行佐屋行きが停車中で、2列車で6両ホームを端から端まで埋めてます。そして、写真左側には駅ビルが見えます。

 そして現在の平成26年。銀色の5000系なので判別しにくいですが、1番線に急行佐屋行きが停車中です。吉良吉田方面から到着し、そのまま名古屋方面へと発車します。停車位置はホームの中央で、列車の最後尾はホームの端ではありません。そして、駅ビルがない。
 

 2番線には普通新安城行きが停車中。

 10年前の平成16年。手前には2両編成の普通蒲郡行きが、奥には2両編成の普通新安城行きが停車中です。

 そして現在平成26年。奥に2両編成の普通新安城行きが止まっているだけです。蒲郡に行く人は向かい側1番線から発車する急行吉良吉田行きに乗車し、吉良吉田駅で蒲郡行きに乗り換えです。そして、マンションが見える。

 ということで、2両編成の普通新安城行きは今も昔もホーム中央より新安城側に停車しているわけですが、南側の階段を使ってホームまで上ってきた場合、振り返らないと普通新安城行きは見えません。ということで、階段を登りきったあたりに注意喚起の案内が掲示されています。

 南側の階段を上り、振り返り、普通新安城行きを見つけ、近づくと、こんな風景になります。列車の向こうにマンションが。
 

 1番線には急行佐屋行きが停車中

 10年前の平成16年。同じ1番線に2つの列車が停車中です。手前側に停車中は2両編成の普通蒲郡行き、奥側は4両編成の急行佐屋行きです。14時04分発の特急吉良吉田行きが2番線を使用するため、各々折り返す急行佐屋行きと普通蒲郡行きは同じホーム1番線を使用し、普通新安城行きが引込線で待機し、2番線を開けています。

 そして現在の平成26年。急行佐屋行きが停車中です。停車位置がホームの真ん中になりました。ちなみに、蒲郡まで行く場合は新安城方面から来る14時43分発の急行吉良吉田行きに乗車して吉良吉田駅で蒲郡行きに乗換えです。急行吉良吉田行きは急行佐屋行きと同じ1番線からの発車です。

 10年前の平成16年。新安城側のホーム端です。写真左側1番線には急行佐屋行きが停車中ですが、ホームの端まで使用して停車しています。6両対応のホームに2両と4両の列車が停車しているので、当然ながら2つの列車がホームの端から端まで使用します。そして、右側2番線には特急吉良吉田行きの到着です。

 そして現在。写真左側1番線には、急行佐屋行きが停車中ですが、停車位置が写真の背後になるので停車中の佐屋行きは見えません。でも、マンションは右側に見えます。そして普通西尾行きが到着です。
 

 最後に。

 反対を向いて、左に到着した普通西尾行き、右に間もなく発車する急行佐屋行きです。右側には防護シートが見えますが、解体工事も残りわずかですね。完全に見晴らしが良くなる日も近い!

 ということで、今回は西尾駅の様子を紹介しました。もともとは西尾駅周辺の景色が変わっていることを伝えたかったのですが、内容的にちょっと物足りなかったので10年前のホーム運用も紹介しました。

 西尾駅前といえば、ヴェルサウォーク。写真は西尾駅のホームから見たヴェルサウォーク西尾(アピタ西尾店)です。ミカはすっかり過去の話。

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