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西尾→名古屋 鉄道vs国道23号 2012
(12年12月18日更新)
 近くに並行する鉄道路線がない西尾線のライバルと言えば、国道23号です。今回は西尾駅から名鉄名古屋駅までどちらが早く到着するのか、道路と鉄道が対決します。この対決は5年9ヶ月前の平成19年3月にも行いましたが、そのときは鉄道の圧勝でした。その様子はこちらをご覧ください。もともと駅から駅までの対決であるため鉄道のほうが有利なのですが、前回の対決と違って今回は国道23号の安城市内の平面交差点が無くなり、全区間立体構造となりました。また、前回は2車線(片側1車線)だった区間も4車線化されました。それに対して鉄道は前回は特急でしたが、今回は急行列車での勝負となります。果たして、今回はどちらが早く名古屋駅に到着するのでしょうか。ちなみに、道路の写真は後部座席で子供をあやしながら撮影したため、見苦しい写真もあるかもしれませんがご了承を。ということでご覧ください。

 西尾駅から名古屋駅へ!鉄道vs国道23号

 左図は愛知県統計年鑑を参照して作成した平成21年度までの西尾駅の乗客数の推移です。減少傾向であることが分かるかと思います。図に国道23号知立バイパス(安城西尾IC~豊明IC)の整備状況も示しました。それがどの程度西尾駅の乗客数に影響を及ぼしているのかは分かりませんが、国道23号のバイパス整備が着実に進んでいることは分かります。

 ということで、西尾駅から名鉄名古屋駅まで鉄道と自動車どちらが早く到着するのかを確認するのが今回の内容です。左図の緑色で示す鉄道ルートは標準ダイヤ時間帯で所要時間が最も少ない西尾駅毎時01分31分発の急行に乗車します。対して道路ルートは主要地方道(県道)豊田一色線を北上し、安城西尾ICから国道23号に入り、大高ICからは名古屋高速を利用するルートで、周りの車に合わせたスピードで走行します。両ルートとも休日の西尾駅を14:01に出発して名古屋駅を目指す設定で紹介しますが、鉄道ルートは他の時間帯の列車の写真も大いに使用して紹介し、道路ルートは実際には13:40に出発して安城西尾ICで国道23号に入らずに県道を直進してコンビニへ寄って休憩し、再び安城西尾ICに戻って国道23号に入り、その間の時間を控除して所要時間を算出して14:01に出発したことにして時刻を記載しています。ま、一緒に付き合ってくれた子供のためですので悪しからずご了承ください。

 今回の内容は平成19年3月にも紹介しましたが、あれから5年と9ヶ月が過ぎ、国道23号バイパスは片側1車線だった区間は片側2車線に、平面交差点のあった区間も立体構造になり、名古屋までの所要時間はかなり短縮されたかと思います。写真は安城市高棚町地内の国道23号です。平成19年の平面構造であったときには信号交差点があるため渋滞していますが、今回は片側2車線の立体構造の道路を進みます。道路ルートがどこまで所要時間の短縮をするのか。今回、興味深いポイントのひとつです。

 そして鉄道ルートは、平成19年3月には特急で名古屋まで向かいましたが、現在の西尾線は昼間に特急は運行されていないため、急行で名古屋まで向かいます。それでも西尾から名古屋まで、昼間の時間帯で最も早く到着する列車を選択したことになります。

 それでは、西尾駅から名古屋駅まで、鉄道と車の対決の始まりです!まずはスタート地点の西尾駅の様子からご覧ください。
 
 それでは、西尾駅を出発しましょう。道路ルートは県道を北上して安城西尾ICに向かいます。  そして鉄道ルートも西尾駅を発車します。名古屋まで直通する急行佐屋行きです。
 
 西尾駅を出発して5分。道路ルートは西尾口駅近くの西尾市道光寺町地内を走行中です。  その頃、急行佐屋行きは米津駅に到着です。さすが、信号交差点のある道路と違って鉄道は速い。米津駅を発車すると、1,2分で国道23号バイパスと交差します。
 
 西尾駅を出発して17分。道路ルートは安城西尾ICに到着し、国道23号バイパスに突入です。ここからは名駅近くの名高速・錦橋ICを降りるまで信号交差点はありません!片側2車線以上の高規格道路で、いざ、名古屋へ!  その頃、急行佐屋行きは新安城駅に到着し、名古屋本線に突入です。ここからは通過駅も増え、急行の本領発揮です!複線以上の幹線で、いざ、名古屋へ!
 ということで、道路ルート、鉄道ルート共に県道や支線を抜けて幹線に突入しました。ここからは名古屋本線vs国道23号バイパスで名古屋まで向かいます。  ちなみに前回の平成19年の時も安城西尾ICと新安城駅がほぼ同時刻でした。上の写真は平成19年当時の両地点です。国道23号は片側1車線で、鉄道は特急列車です。
 
 西尾駅を出発して27分後。道路ルートは知立市にある上重原IC付近を走行中です。  西尾駅を発車して26分後。急行佐屋行きは豊明駅を発車します。豊明駅付近は国道23号と名鉄名古屋本線が接近しています。今回の対決のポイントとなる箇所のひとつです。
 鉄道ルートが豊明駅を発車する頃、道路ルートは上重原ICを走行中ということで、豊明の通過時刻は名鉄の勝ち!  ちなみに前回平成19年の時は、鉄道ルートが豊明駅を通過する頃、道路ルートは安城市内の平面区間で渋滞にはまっていました。
 
 西尾駅を出発して30分後。道路ルートが豊明ICに差し掛かりました。近くの豊明駅を急行佐屋行きが発車した4分後になります。  その頃、急行佐屋行きは前後駅を発車。西尾駅を発車して29分後になります。
 ということで、道路ルートは豊明IC、鉄道ルートは前後駅。接戦でかなり良い戦いかと思います。  ちなみに前回の平成19年の時は、道路ルートが豊明ICを走行中に鉄道ルートは神宮前駅に到着していました。やはり今回は違うよ、道路ルート!
 
 西尾駅を出発して35分後、道路ルートが大高ICに差し掛かりました。ここからは名高速です。  西尾駅を発車して34分後、鉄道ルートの急行佐屋行きは鳴海駅を発車です。平成19年の時は金山駅に到達していました。今回は、鳴海駅ということで、この5年9ヶ月で結構な差が生じています。
 
 西尾駅を出発して38分後、道路ルートは星崎料金所を通過。前回は利便性が高いと言いながらETCレーンを通過しましたが、今回は当たり前のようにETCレーンを通過します。  西尾駅を発車して40分後に鉄道ルートは堀田駅を発車します。この先の停車駅は、神宮前、金山そして名古屋です。
 
 西尾駅を出発して46分後、道路ルートは名高速の錦橋出口に到達しました。ここで高速を降り、一般道を進みます。名古屋駅まで、あと少し!  西尾駅を発車して45分後、神宮前から準急に変わった佐屋行きが金山駅を発車します。次の停車駅は名古屋です!
 

 名古屋に到着!そしてまとめ。

 西尾駅をスタート地点として、名古屋を目指して鉄道と道路と対決してきましたが、西尾駅を発車して48分後、ついに鉄道ルートが名古屋駅に到着です!

 そして鉄道ルートが名古屋駅に到着した2分後、西尾駅を出発して50分後に道路ルートも名古屋駅に到着です。今回は鉄道ルートの勝利ですが、たった2分の差ということで、鉄道でも道路でも所要時間はほぼ同じという結果と言っても良いかと思います。

 改めて鉄道ルートと道路ルートを比較すると、所要時間の差はたった2分で所要時間はほぼ同じでした。運賃料金は20円差です。ただし、名高速に休日・祝日ETC割引があり、今回走行したときは680円でした。また、人数が増えるとそれだけ道路が得ですが、ガソリン代と駐車場代も考慮する必要があります。なので、費用の比較はその時々ということで。

 さて、12月4日に国道23号バイパスは安城西尾ICから更に蒲郡側の藤井ICまでの名古屋方向行きが片側2車線になりました。蒲郡方向行きは19日までに順次片側2車線になります。安城西尾ICの交差点付近は結構混んでいたため、安城西尾ICではなく藤井ICから国道23号に乗ると道路ルートはさらに所要時間が縮まるように思います。となると、逆転です。頑張れ西尾線。

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