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愛知県の名鉄の駅の平成18年度の乗客数の中の西尾線の駅。
(09年3月25日更新)
 今回の『これが、西尾線。』は、年度末恒例、2年前を懐かしむ、乗客数ランキングです。データソースは平成20年度刊・愛知県統計年鑑で、データは平成18年度です。ちなみに、前年度のランキングはこちらです。愛知県統計年鑑を参照しているため、名鉄全線ではなく愛知県内の240駅が対象なので注意してください。
 全240駅を1位から順に、そして西尾線の駅は写真付きで紹介します。赤・青の文字を使って紹介しますが、これは前年度からの乗客数の増減で区別しています。赤色で表示された駅は前年度より乗客数が増加した駅、青色で表示された駅は減少した駅です。
 平成18年度と言えば、平成18年12月15日をもって、西尾線の駅も含む5駅が廃止になりました。当該駅の乗客数は8ヶ月半の数字なので、当然ながら前年度よりも減少しており、ランキングの下のほうに集まっています。また、昨年度は万博の効果で乗客数の増加した駅が多かったのですが、次年度である今回はどのような状況なのでしょうか。そして、その中の西尾線の駅は果たして増加しているのかどうか。それでは、ご覧いただきましょう!1位から、ランキングスタート!!


 それでは1位から順番に見てみましょう。まずは18位まで。結果は左のとおりです。順位の入れ替わりは、名鉄一宮駅が豊橋駅を抜いて1ランクアップ。豊田市駅が1ランプアップ、大曽根駅が2ランクアップし、入れ替わり中部国際空港が2ランクダウン、江南駅が1ランクダウンです。また、刈谷駅と鳴海駅も入れ替わっています。

 そして、西尾線との接続駅である新安城駅が19位にランクイン。乗客数は増加し、犬山駅を抜いて1ランクアップです。

 写真は平成18年度当時の平日の始発列車、普通蒲郡行きです。現在は吉良吉田駅での乗換え改札口の設置により、新安城発の蒲郡行きはありません。

 続いて20位から34位です。増加した知多半田駅が小幡駅を抜いて1ランクアップ。尾張瀬戸駅は乗客数が減少し、大同町駅と常滑駅に抜かれて2ランクダウンです。栄生駅は減少してますが、後ほど出てくる三郷駅と国府駅を抜いて2ランクアップしました。

 そして、西尾線の中核駅・西尾駅が35位に登場です。乗客数は増加し、順位は後ほど出てくる三郷駅と国府駅を抜いて2ランクアップです。

 写真は西尾駅2番線に停車中の普通蒲郡行きと普通新安城行きです。平成18年度当時は同一番線で停車する時間が頻繁にありましたが、現在は少なくとも標準ダイヤ時には見られません。

 さて、ランキングの続きです。36位から55位まで。ここでは3ランク以上の順位変動の駅を紹介しましょう。まず、国府駅が3ランクのダウンです。栄生駅、西尾駅、三郷駅に抜かれました。45位の朝倉駅は乗客数が増加し、美合駅、尾張旭駅、巽ケ丘駅を抜いて3ランクアップしました。

 ここまで来ると、同規模の駅が多くなってきて、全ての駅で細かい順位の変動が見られます。ここでは4ランク以上変わった駅を紹介しましょう。まずは土橋駅が4ランクダウン。そして大江駅が7ランクアップと大きく飛躍。山王駅が4ランクダウン。藤川駅が6ランクアップ。上飯田駅が4ランクアップです。藤川駅は昨年(平成20年)12月の改正で普通停車駅から準急停車駅に格上げされましたね。

 なかなか西尾線の駅が出てきません。でもあわてない。例年通りですから。

 ここでは5ランク以上変動のあった駅を紹介します。5ランク以上アップした駅は刈谷市駅が前年比1.18もの増加で14ランクアップ、東名古屋港駅が前年比1.13もの増加で9ランクアップです。それぞれ何があったのでしょうか、大きな伸びを見せました。逆に5ランク以上ダウンした駅は米野木駅が6ランクダウン、旭前駅が5ランクダウンです。

 というわけで、やっと西尾線の駅の登場です。現在の桜井駅、平成18年度当時の碧海桜井駅が92位にランクインしました。前年度の順位が100位ということで、順位は8ランクもの大幅アップ。乗客は前年比1.06でした。桜井駅は西尾線の有望株ですねぇ。

 写真は碧海桜井駅に停車中の特急名古屋行きです。駅も車両も、この後大きく生まれ変わり、高架化され、一部特別車編成に改造されました。

 続いて93位と94位は碧南中央駅と印場駅。碧南中央駅は乗客は増加したものの碧海桜井駅に抜かれて1ランクダウン、 印場駅は乗客数が増加して2ランクアップです。

 そして、西尾線。西尾線の南安城駅が95位にランクイン。前年比1.07に増加し、順位も8ランクアップです。これまで出てきた西尾線の駅は全て乗客数が増加。素晴らしいですね。

 写真は南安城駅を発車した特急西尾行きです。当時は全車特別車。4両編成の特急列車でした。

 続いて96位から110位です。5ランク以上順位の変動があった駅は、東大手駅と瓢箪山駅、ともに瀬戸線の駅です。東大手駅が9ランクダウン、瓢箪山駅の8ランクダウンしました。このあたりの順位にランクインしている駅は増加している駅が多いため、減少すると順位が下がります。その他の減少している駅も3ランクか4ランクダウンしています。

 続いて111位から125位です。5ランク以上順位の変動があった駅は、日比野駅と味岡駅。日比野駅が5ランクアップ、味岡駅が7ランクアップです。

 続いて126位から142位です。5ランク以上順位の変動があった駅は、名古屋本線の男川駅です。男川駅は7ランクアップしました。先ほどの藤川駅と同じく、昨年(平成20年)12月の改正で準急停車駅となりました。

 で、西尾線はまだですか?

 お待たせしました西尾線。吉良吉田駅が143位にランクインです。乗客数も増加してます。西尾線、今のところ全て増加。ホント、西尾線って、素晴らしいですね。

 写真は平成18年当時に平日早朝に運転されていた車掌が乗務する普通蒲郡行きです。吉良吉田駅4番線ホームから4両編成で蒲郡へ向かいます。今は乗換え改札口の設置により蒲郡行きがこのホームから出発することもなくなりました。

 素晴らしい!赤い数字ばかり。144位から154位までの駅は全て増加しています。とりわけ素晴らしい5ランク以上アップしている駅は、春日井駅、一ツ木駅、吉浜駅の3駅です。春日井駅は8ランクアップ、一ツ木駅は5ランクアップ、吉浜駅は6ランクアップです。石刀駅、萩原駅、八幡新田駅の3駅は乗客数が増加しているのにもかかわらずランクダウンしています。そんな中、減少しているような駅が存在したら、それこそ、ものすごくランクダウンしそうですね。

 というわけで、乗客数が減少した駅です。西尾線で初めて減少した駅が登場してしまいました。桜町前駅が9ランクダウンの155位です。今回の結果の要因かどうかは別ですが、この駅の乗客数は通学で使う高校生の影響で蒲郡方面とのつながりが比較的高い駅であり、万が一蒲郡線が廃止となった場合、この駅の乗客数にも影響がありそうです。

 写真は桜町前に到着した快速急行西尾行きです。現在は快速急行ではなく急行や準急に、西尾行きではなく吉良吉田行きとなって運行されています。

 続いて156位から177位です。5ランク以上順位に変動のあった駅は、ランクアップが牛山駅、ランクダウンが大山寺駅、木津用水駅、島氏永駅です。牛山駅が5ランクアップ、大山寺駅が8ランクダウン、木津用水駅が6ランクダウン、島氏永駅が6ランクダウンでした。

 そして、西尾線の米津駅が178位にランクイン。乗客数は増加し、順位も1ランクアップしました。

 写真は米津駅に到着した快速急行佐屋行きと、入れ替わり発車した特急西尾行きです。当時は標準ダイヤ時には特急と快速急行とが行き違いをする駅でしたが、現在は急行または準急が行き違いをしています。

 続いて179位から192位です。蒲池駅と名電山中駅が5ランク以上のランクアップで、蒲池駅が9ランクアップ、名電山中駅が8ランクアップしました。

 そして、西尾線の上横須賀駅が193位に登場です。乗客数は増加したものの、順位は3ランクダウンしました。まぁ、それでも、乗客は増えてますからね。どこぞの桜なんとか前みたいな駅とは違います。

 写真は鎌谷駅と三河荻原駅の最終営業日に撮影した上横須賀駅の駅名板です。現在は、隣の駅が吉良吉田と福地になっています。

 矢田駅は乗客が増えて7ランクアップ、西枇杷島駅は乗客が減って6ランクダウン。

 西尾線の普通停車駅の優等生、碧海古井駅が199位にランクイン。優等生といっても西尾線での優等生なので、決して浮かれぬよう注意を。というわけで、乗客数は増加しましたが、順位は3ランクのダウンです。決して、浮かれぬよう。

 写真は快速急行佐屋行きが通過する碧海古井駅です。平成18年度当時は駅舎も無く改札口も無く自動券売機も無い、大変シンプルな駅でしたが、現在は駅舎や自動改札機などが整備されトランパスにも対応しています。

 4ランクアップした稲荷口駅。2ランクダウンしたその他の駅。苅安賀駅は乗客は増えましたが、順位はダウンです。

 西尾線の北安城駅が205位となりました。乗客数は増加しましたが、順位に変動はありません。

 写真は平日朝の普通犬山行きが発車する北安城駅です。平成18年度当時、ホームには昔ながらの待合室がありました。トランパス対応工事とともに、この待合室は撤去されました。

 206位から215位です。大きな順位の変動も無いし、まぁ、次に行きましょう。

 216位は福地駅です。乗客数は前年比1.22もの大幅増で、順位も6ランクアップしました。この年の12月15日をもって隣の鎌谷駅が廃止となり、鎌谷駅利用者が福地駅を利用するようになったことが要因と考えられます。今回は3ヶ月半だけの影響ですが、来年度は年間を通じて影響するため、来年度も増加が見込まれます。

 写真は福地駅に停車中の普通蒲郡行きと、到着する普通西尾行きです。平成18年度当時は西尾-蒲郡間で普通列車が運行されていましたが、現在は普通停車駅から急行停車駅となり、名古屋方面と吉良吉田を結ぶ急行が福地駅に停車しています。

 続いて217位から231位です。特筆すべき5ランク以上変動した駅は、りんくう常滑駅と蒲郡競艇場前駅。りんくう常滑駅は前年比1.35もの大幅増で5ランクアップしました。対して蒲郡競艇場前駅は前年比0.85もの大幅減で7ランクのダウンです。

 232位は現在の堀内公園駅、当時の碧海堀内駅です。『駅存続ありがとう』の感謝の気持ちからか、乗客数は増加し、順位も1ランクアップしました。

 写真は特急名古屋行きが通過する碧海堀内駅です。当時は改札口なんてありませんでしたが、安城市民が納めた税金を投入し、現在は立派な駅舎と改札口が設置されています。

 西一宮駅は、乗客数が増え、1ランクアップ。

 234位には西尾口駅が登場です。乗客数は増加し、順位も3ランクアップしました。今年度は西尾線の駅は調子が良いですね。増加した駅ばかりです。減少した駅は今のところ、あの、桜なんとかかんとか駅くらいです。

 順位は235位です。ここからは、この年、平成18年12月15日をもって廃止となった駅になります。営業が年度途中の12月15日までということで当然ながら年間乗客数は減少している駅ばかりですが、平成18年度の営業日数が年間の約71%の日数となるため、減少していても前年比0.71以上の場合は増加していたと判断しても良いかと思います。

 ということで、西尾線の三河荻原駅が235位となりました。前年比0.71なので、昨年度と同程度の乗客数と判断しましょう。

 続いて236位から238位です。っていうか、先ほど「ここからは廃止となった駅」と書きましたが、こどもの国駅は廃止されていません。見事に廃止された駅の中に紛れ込んでいますね。。しかも、通年の数字なのに。。

 239位は今はなき、西尾線の鎌谷駅です。前年比0.72ということで、先ほどのとおり前年度と比べると 乗客数は増加したと判断できます。まぁ、廃止される駅は増加するもんですよね。「ふっと」消えない限り。

 というわけで、さよなら、弥富口。

 というわけで、平成18年度の乗客数ランキングでした。昨年度が万博の年で、今年は乗客数が激減するかなとも思いましたが、意外と頑張ってたんですね、名鉄は。西尾線も一部の駅を除いて増加していました。この調子で増加し続けてくれれば、この上なく嬉しいのですが。。

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