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(07年2月4日更新) |
当サイトで出題した問題の中から、1問ピックアップし、改めて問題の内容をチェックします。今回紹介する問題は2004年2月1日出題の上級編・FILE No.x79です。この問題は、何かがくっつく問題です。上級編ということで、同じ文字がくっつくわけではありませんが、上級編としてありがちな問題かな、とも思います。 今回は、あるなしクイズに挑戦することを決意した片山さん(28)とそれをバックアップする須藤さん(25)に進行していただきます。それでは、ご覧ください。 |
「須藤さん、ちょっとよろしいですか?」 「あ、片山さん。どうしましたか?」 「ここ何日か、じっくり考えました。そして、決心しました。」 「ということは・・・」 「あるなしクイズに挑戦させてください。」 「え?!本当ですか!?・・・いや、すいません。正直、驚いたもので。。答えは、当然、OKです。片山さんの能力に期待しています。それでは早速問題を準備しますので、少々お待ちいただけますか。」 「よろしくお願いします。」 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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「こちらの問題になります。ヒント追加なしでの正解率は64%ということで、レベル的には問題ないかと思いますが、どうでしょう。」 「私、あるなしクイズのことは全然分からないんで・・・これでいいんですか?」 「聞き返されても困りますが、私はこれで良いと思いますよ。」 「じゃあ、それでお願いします。」 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
ここで答えると 100 点 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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「くっつく問題のようですね。どうでしょう。分かりましたか?」 「そんな、すぐに分かるわけがないじゃないですか。」 「ま、まぁ、そうですね。すみません。」 「音にあって、声にない。」 「はい。」 「蓋にあって、鍋にない。」 「はい。」 「王にあって、殿にない。」 「はい。」 「???にあって、???にない。」 「いや、それは、例題がまだ隠れてるってことですね。今は3つの例題で考えてくださいということです。」 「そうなんですか。そんなの、教えてもらってないですよ。」 「確かに、お伝えしてませんでしたね。あの・・・それもありますけど、先ほど片山さんが考えてらっしゃる様子を見て思うこともあるんで、一度、説明しましょうか。」 「はい。お願いします。」 「あるなしクイズというのは、ご存知のとおり、言葉をある法則によって『ある』と『ない』に分かれている言葉を見て、何の法則によって分けられているかを当てるクイズです。あるなしクイズは非常に様々なパターンがあって、一概には言えませんが、多くの問題は『ある』のほうだけ見て考えると答えに近づくと思います。この問題のヒントを見ると『言葉の後ろに文字をくっつける』と書いてありますよね。おそらく、この問題は、ある方の音、蓋、王の後ろに文字をくっつけると別の意味になるという共通点があるのだと思います。音何とか、蓋何とか、王何とか。という具合ですね。」 「そんな、一気に言われても、分からないです。」 「ま、まぁ、そうですね。とりあえず、おと、何とか。ふた、何とか。おう、何とか。『何とか』ってのを考えてください。」 「答えは何なんですか?」 「いや、それはそれは聞かないでくださいよ。」 「だって私、あるなしクイズは初めてなんですよ。」 「ですから、一緒に考えましょう。私も答えを知らないんですよ。一緒に、是非とも答えを見つけ出しましょう!」 motoさん(新潟県) 12個あるってのがないとわかんなかったかも知れませんけどね^^; いかたこさん(兵庫県) ところで、朝の占いってよく外れますよね。 サシペレレさん(愛知県) なかなか考えましたね・・・。「12個ある」って大きなヒントだと思いますよ。 銀次さん(兵庫県) くっつける文字に法則性がないのであまり自信がないんですけど、『12個』って事なのでコレにしてみました。 むーさん(愛知県) 朝の占いがヒントになりました。自信100%です。 海山カワオさん(神奈川県) よかった。めざましテレビ見てて。 「正解者の方のコメントです。すごいヒントになってますよね。片山さん、どうでしょう。」 「ヒントになってるって・・・ということは、須藤さんは答えが分かったんですか?」 「はい。私は分かりました。もちろん、あるなしクイズを解いた経験がありますからね。片山さんは初めてなんで、ここで正解できたら素晴らしいと思いますよ。」 「motoさんのコメントは、あるんですか?ないんですか?」 「いや、正解者の方のコメントは例題ではないんです。問題を解いたときの感想です。」 「そんなこと、一言も聞いてないですよ。」 「まぁ、言ってないですから、聞いてないでしょうね。おと、何とか。ふた、何とか。おう、何とか。12個あるもので、何か思い浮かびませんか?」 「干支ですか?」 「いや、干支ではないですねぇ。」 「じゃあ、何ですか?」 「考えてくださいよ、片山さん。」 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
ここで答えると 10 点 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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「ヒント、例題が全て出ました。どうでしょう。分かりましたか?」 「やっぱり、分からないです。」 「くっつく文字の2文字目は『ざ』のようですよ。おと○ざ、ふた○ざ、おう○ざ、おひつ○ざ。」 「もう、嫌になってきました。」 「いやいや、もうちょっとだけ、頑張りましょうよ。」 「どうして私の分からない問題を出すんですか?あるなしクイズは初めてなんですよ!」 「そんな、キレないでくださいよ。正解した方のコメントがまだ残ってるんで、見てみましょう。」 Yusuke (18)さん(滋賀県) 十二支はやっぱり違いましたか。 「十二支が違うってのは分かってる!」 「落ち着いてください。正解された方のコメントですから、必ずしもヒントになってるとは限らないんですよ。この問題は、例題が12個あるということで干支から攻めた方が多かったようなんです。それを踏まえて、Yusuke (18)さんのコメントが出てきたということですね、きっと。」 「で、答えは何なんですか?」 「まぁ・・・これで終わりなんで、答えを確認してもいいんですけど、もういいんですか?もうちょっと、考えてみても良いかと思いますが。」 「でも、何となく(ナイショ)しか思い浮かばないし、もう答えに行きましょうよ。」 「え?!今、何と言いました?」 「『もう答えに行きましょうよ。』と言いました。」 「いえ、その前です。」 「『で、答えは何なんですか?』と言いました。」 「じゃなくて。思い浮かんだものは何でした?」 「(ナイショ)です。」 「正解ですよ片山さん!おめでとうございます!!」 「本当に!?でも、音は『めざ』だし、蓋は『ござ』だし、文字が違ってますよね。」 「くっつく文字の1文字目は、それぞれ別の文字がくっつくんです。」 「そういうのも、あるんですか?私、そんなの聞いてないですよ!」 「あるなしクイズは、様々なパターンがあるんです。そこが、面白いんですよ。」 「でも、あらかじめパターンを説明してくれないと、みんな分からないですよ。今回の問題だったら、言葉の後ろに任意の文字と『ざ』がつくと、(ナイショ)になる問題です。と説明したうえで、出題するべきです。」 「えっと・・・何というか・・・片山さん!!正解おめでとうございます!!」 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
というわけで、上級編のx79を改めて考えてみました。この問題は批判もなくて概ね良好。安心して解くことの出来る問題となったかと思います。 |
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