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西尾駅での折り返し乗車とダイヤ改正
<令和5年(2023年)3月21日更新>

 令和5年(2023年)3月18日に名鉄のダイヤ改正がありました。各務原線と知多新線のワンマン運転開始や西尾線の一部特別車の特急の消滅など、名鉄のニュースリリースに記載があったり、SNSで話題になったりした目立った改正点もありますが、毎日利用している列車に変更があると、地味でも日々の生活に影響を受けるものです。今回、大きな話題には出てこなかったものの、利用していた方にとって結構影響があると思われる「折り返し乗車」に関する改正点を紹介します。

 西尾駅での折り返し乗車とは そしてダイヤ改正の影響は

 皆さん、おはようございます。今日は令和5年(2023年)2月8日の水曜日です。3月18日のダイヤ改正より1ケ月と10日ほど前になります。ここは桜町前駅です。今回は、平日朝に西尾駅を折り返して乗車する「折り返し乗車」に関係する列車について紹介します。

 折り返し乗車といえば、桜町前駅の改札口付近にこんな案内が掲示されています。ばくっと言えば、有効な乗車券を持ってないのに折り返し乗車してはダメですよ、という注意喚起です。気をつけましょう。

 西尾駅での折り返し乗車と言えば、平日朝の次のルートがよく利用されています。西尾方面から普通岐阜行きに乗って桜町前駅で降車し、米津駅で普通岐阜行きとすれ違ってきた急行西尾行きに乗車すると、西尾駅で降りずに座ったまま2分の停車で普通弥富行きとして折り返し、新安城から急行になって特急に抜かされずに名古屋まで座って楽々通勤タイムというものです。当然、桜町前駅からの利用者も居ますし、米津駅から乗車する方も居ます。

 さて、今回のダイヤ改正で、このルートの普通弥富行きの西尾駅発車時刻が1分早まりました。もともと2分という短時間で折り返していたのを更に短くするとは考えられず、さらに弥富行きの次に発車する犬山行きが吉良吉田駅始発から西尾駅始発に変更されたり、西尾駅で停泊する車両が特急車両から一般車両に変わったことなどから推測すると、普通弥富行きは前日から西尾駅で停泊した車両が充てがわれ、急行西尾行きはその後に発車する急行犬山行きとして折り返えすような気がします。ということで、ダイヤ改正前後の違いを確認します。まずはダイヤ改正前の状況からご覧ください。


 桜町前駅から急行西尾行きに乗車します

 ということで、 引き続きダイヤ改正前の令和5年(2023年)2月8日の水曜日の桜町前駅です。時刻は7時10分になりました。桜町前駅に吉良吉田駅始発の普通岐阜行きが到着です。

 扉が開きました。乗車する人も居ますが、降りる人も居ます。そして乗らない人も居ます。

 そして普通岐阜行きは桜町前駅を発車しました。

 見送ったところで振り返って再びホームを確認。並んでいる人は減っていません。皆さん、次に来る列車を待っています。桜町前駅は単線で、反対列車も同じホームから発車します。


 急行西尾行きに乗車し 西尾駅でそのまま折り返して名古屋方面へ

 そして、普通岐阜行きと米津駅ですれ違ってきた急行西尾行きが桜町前駅に到着です。5000系ですね。

 さあ!乗車しましょう!席を確保したら、名古屋まで座って楽々な通勤タイム。ここで座れなくても西尾駅で降りる人が居るため、そこから座って楽々通勤タイムです。そして、急行西尾行きは桜町前駅を発車しました。

 桜町前駅を出て3分。7時18分に西尾駅に到着しました。折返し7時20分発の普通弥富行きになります。

 西尾駅の停車時間はわずか2分。7時20分発の普通弥富行きが発車しました。折り返し乗車で座って楽々通勤タイムの皆さん、今日も元気に行ってらっしゃい。


 ダイヤ改正直前に「折り返し乗車」に関する案内がありました

 さて、時は1ケ月ほど経過し、ダイヤ改正直前の3月12日になりました。時刻表の下に何やら案内が掲示されています。何が書かれているのでしょうか。ちなみに、関係ないですが、写真の奥のビルにある時計は正確な時を刻んでいないのでご注意を。

 掲示された案内を拡大。やはり、普通弥富行きへの折り返し乗車はできなくなるようです。とはいえ、折り返し乗車自体はできるとも読めるので、折り返しの列車が普通弥富行きではなく、改正で西尾始発となる急行犬山行きになるということで正解のような気がします。ということで、ダイヤ改正後の状況を確認しましょう。


 ダイヤ改正後 平日初日 桜町前駅から急行西尾行きに乗車します

 さて、日付けは変わって3月20日の月曜日です。ダイヤ改正後、初めての平日になります。桜町前駅に吉良吉田駅始発の普通岐阜行きが到着しました。

▼ダイヤ改正前

 乗車する人も居ますが、降りる人もいます。

▼ダイヤ改正前

 そして普通岐阜行きは桜町前駅を発車しました。

▼ダイヤ改正前

 見送ったところで振り返って再びホームを確認。想定では並ぶ人が激減しているイメージだったのですが、意外と並ぶ人が居ました。純粋に吉良吉田方面に行く人、折り返し乗車が本当にできないのか確認しようと思っている人、ただただダイヤ改正前と同じ行動をしている人など、いろいろかと思います。

▼ダイヤ改正前

 急行西尾行きに乗車 西尾駅で状況を確認します

 そして、普通岐阜行きと米津駅ですれ違ってきた急行西尾行きが桜町前駅に到着です。5000系ではありません。3300系です。

▼ダイヤ改正前

 では、乗車して西尾駅に向かいましょう。

▼ダイヤ改正前

 そして急行西尾行きは西尾駅に到着しました。写真左側2番線の到着です。写真右側1番線には既に普通弥富行きが停車中です。ダイヤ改正前と同じ5000系です。

▼ダイヤ改正前

 そして、7時19分発の普通弥富行きが発車しました。始発駅から座って楽々通勤タイムの皆さん、今日も元気に行ってらっしゃい。

▼ダイヤ改正前

 そして折り返し列車が急行犬山行きとして西尾駅を発車

 西尾駅に到着した急行西尾行きは、折り返し急行犬山行きになりました。ダイヤ改正前、この時間になると特急須ケ口行きに乗車する方が既にホームに並んでいたりしたのですが、そのような方々の姿は見られません。おそらく、まだ空席が目立つ犬山行きに乗車したと思われます。特急より先に名古屋に到着しますし、それが正解かと思います。

 吉良吉田方面から普通西尾行きが到着です。新安城方面に行く方は急行犬山行きに乗り換えです。

 そして急行犬山行きが発車しました。急行西尾行きで西尾駅に到着し、西尾駅で12分停車してからの発車です。途中で乗り換えずに名鉄名古屋駅まで乗車した場合の到着時刻は8時33分で、弥富行きより11分遅くなります。

 桜町前駅からの所要時間は1時間18分になりましたが、座って楽々通勤タイムを堪能しつつ、行ってらっしゃい。


 最後に全車一般車特急須ケ口行き

 ということで、今回は折り返し列車のダイヤ改正後の状況を紹介しました。所要時間は11分増えてしまいますが、まだ折り返し乗車は可能です。折り返し乗車をしていた方々は、どんな選択をするのでしょうか。

 ちなみに、急行犬山行きの次は全車一般車の特急須ケ口行きです。吉良吉田駅始発になったので、西尾駅の利用者にとって座るのが厳しくなりました。座りたいのであれば、ちょっと早起きして西尾駅始発の列車に乗車するのも良いように思います。


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