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西尾-蒲郡駅間を走ったミュースカイの貸切列車
<令和4年(2022年)9月18日更新>

 今回は、西尾市と蒲郡市と名鉄により運行されたミュースカイの貸切列車を紹介します。9月10日土曜日、かつて蒲郡行きの特急の愛称として使用されていた『三河湾号』として西尾ー蒲郡駅間を2往復運行されました。貸切列車に乗車するには西尾市または蒲郡市に事前の申込みが必要で、対象者は西尾駅から蒲郡駅に向かう列車が西尾市在住または在勤在学の方、蒲郡駅から西尾駅に向かう列車がが蒲郡市在住または在勤在学の方でした。そんな貸切列車が運行される様子を9月10日の西尾駅と蒲郡駅、そしてミュースカイの車内から紹介します。また、蒲郡線の様子もご覧ください。内容を欲張ったので、長いネタになりました。最後まで読んでいただければ幸いです。

 にしがま線は ミュースカイも走る

 『にしがま線は、ミュースカイも走る。』ということで、西尾市と蒲郡市そして名鉄により企画されたミュースカイの貸切列車『三河湾号』が西尾-蒲郡駅間を2往復しました。9月10日と23日の2日間設定されましたが、9月10日の様子を紹介します。

 募集対象は、一般枠がそれぞれの市に在住在学在勤の方、親子枠がそれぞれの市に在住の小学生以下の子供とその保護者です。地元の人を対象にしたイベントということですね。私は西尾市民なので西尾駅発の列車に応募しました。結果、見事当選しました。嬉しい限りです。

 9月10日土曜日、西尾駅を12時57分に発車するミュースカイに乗車させていただきます。ということで、西尾駅にやってきました。現在の時刻は乗車するミュースカイの発車時刻より3時間以上も早い9時53分です。

 今回は、10時57分発のミュースカイのダイヤを西尾駅で確認した後、12時57分発のミュースカイに乗車するまでの状況とミュースカイからの車窓を紹介し、蒲郡駅にて到着後と14時02分発のミュースカイが発車するまでの様子を確認して、その後、駅舎が取り壊される西浦駅や昨年度に駅舎が取り壊された西幡豆駅と東幡豆駅に下車しつつ西尾駅に戻ってきたいと思います。内容盛りだくさんです。


 その前に 行列に並んでキーボルダーを購入する

 さて、ホームに向かう手前で西尾駅の連絡通路にある『おいでっき』を覗いてみると、行列ができていました。

 どうやらキーホルダーを購入する人の列のようです。10時から販売開始のようで間もなくですね。並ぶ列はそれほど長くないようなので、予定にはありませんでしたが並ぶことにします。

 販売が開始され、列が動き出しました。

 そして、キーホルダーを購入しました。600円でした。黄色の中に三河湾と表記されていますが、これはパノラマカーに取り付ける板ですよね。ネットで確認すると、黄色の板は昭和40年代から50年代にかけての座席指定の列車に掲げられたもののようです。ちなみに、まだまだ在庫はありました。正直、並ばなくても買えたと思います。それでは、ホームに向かいます。


 10時57分発のミュースカイが西尾駅の1番線に到着する

 10時57分発のミュースカイが定期列車の中でどのように入り込んでいるかを確認すべく、西尾駅でミュースカイを迎えて送り出したいと思います。ダイヤグラムをご覧ください。ミュースカイは10時50分くらいに西尾駅に到着し、吉良吉田方面から来る急行弥富行きと入れ替わり発車します。ミュースカイは普通列車が使用している1番線を使用するということで、普通新安城行きが発車してからミュースカイが到着し、発車し、普通西尾行きが到着するまでの様子を確認したいと思います。

 ということで西尾駅のホームにやってきました。時刻は10時31分で、現在1番線に普通新安城行きが停車中です。

 10時41分。普通新安城行きが発車しました。1番線が空きました。

 そして10時49分。回送列車のミュースカイが姿を現しました。西尾口駅を通過してポイントを折れて複線区間に入ります。

 ミュースカイは複線区間を走行し・・・

 ポイントを折れて1番線に入線します。わざわざ横にずれて、すれ違わずに、わざわざ戻る。そんな西尾線を楽しんでください。

 西尾駅に到着です。さくさんの人が待っていました。


 ミュースカイの三河湾号が西尾駅を発車する

 西尾駅にミュースカイが到着し、貸切列車の参加者が乗車しつつ、多くの人がミュースカイをカメラに収めます。ミュースカイには『三河湾号復活運転』の系統版が掲げられています。

 吉良吉田側に移動しました。こちらはパノラマカーに掲示された三河湾号の系統版が描かれた系統版が掲げられていました。

 ホーム上では『2000系「ミュースカイ・三河湾号」の旅を のんびりとお楽しみください』と書かれた幕を掲げられていました。向かって左側で幕を持っているのは西尾市長さんです。

 時刻は10時57分になりました。2番線に吉良吉田方面から急行弥富行きが到着です。

 入れ替わり、ミュースカイの三河湾号が発車しました。いってらっしゃい!三河湾の美しい景色と賑わいを楽しんでください。


 ミュースカイ発車後 普通西尾行きが1番線に到着する

 ミュースカイの三河湾号を見送りましたが、そのまま後ろに振り向くと・・・

 お隣の西尾口駅に普通西尾行きが停車中です。

 普通西尾行きは西尾口駅を出発すると複線区間に入り・・・

 1番線に到着します。行先の幕がぐるぐる回っています。

 時刻は11時00分。ミュースカイが発車して3分後、ミュースカイが停車していた1番線に普通西尾行きが到着です。行先の幕はぐるぐる回っていますが、偶然にも中部国際空港の表示のときに撮影した写真があったので、この写真を採用しておきます。

 入れ替わり2番線から急行弥富行きが発車します。西尾駅の停車時間は3分でしたが、ミュースカイと普通西尾行きの2列車とすれ違いました。そして西尾口駅まで走行するのは複線区間というのが何とも楽しい西尾線です。


 12時57分発のミュースカイに乗車する

 時刻は11時55分になりました。再び『おいでっき』に来ました。12時57分発のミュースカイの受付をするためです。受付は11時50分から開始されました。さっそく受付を済ませます。

 受付完了。1000円を支払い、乗車記念のチケットや記念品をいただきました。

 12時30分からデッキで並びます。私は1号車だったので、ここに並びました。現在、ミュースカイは蒲郡市民を乗せて走行中で、西尾駅には12時43分に到着します。降りる方が終わってから、12時50分くらいにホームに向かうそうです。待ちましょう。

 ミュースカイが西尾駅に到着し、時刻は12時49分になりました。写真奥の方が混雑してきたのが分かるかと思います。蒲郡からのミュースカイに乗車された方が『おいでっき』にやって来ました。そして、蒲郡駅に向かう私たちはホームへと移動します。

 1番線に停車中のミュースカイに乗車します。

 車内です。私の席は左側。蒲郡線を走ると山側になる席です。蒲郡線は海の景色が素晴らしいのですが、山の景色も素晴らしいはずです。幡豆だけに。私は指定された山側の座席に座り、発車時刻を待ちます。12時57分。ミュースカイの三河湾号が発車しました。


 ミュースカイの三河湾号は蒲郡に向かって走る

 ミュースカイの三河湾号は西尾駅を発車し、西尾市の市街地を走ります。

 市街地はあっという間に過ぎ去り、福地駅、上横須賀駅を通過し、ミュースカイは西尾市吉良町を走ります。

 吉良吉田駅の4番線に到着。反対列車待ちと時間調整のため4分ほど停車しました。吉良吉田駅から先は蒲郡線です。

 蒲郡線に入ると、手を振ってる子供たちが多く見られました。ミュースカイの三河湾号は三河鳥羽駅、西幡豆駅に一旦停車しつつ、蒲郡線を進みます。蒲郡線の駅は基本的に一旦停止して通過していました。

 海が見えてきました。反対側の車窓ですが、海が見えてきました。東幡豆港です。

 東幡豆駅に到着です。この駅で反対列車を待ちます。この間に三河湾号の歴史について車内放送がありました。昭和33年に三河湾を囲むエリアが三河湾国定公園に指定され、観光開発が進むと昭和39年にクーラー付きの5500系の特急三河湾号が登場。昭和44年には休日に座席指定特急の三河湾号の運行を開始。東幡豆駅では海水浴客や三ヶ根山、うさぎ島、猿ヶ島への観光客でにぎわったそうです。

 また、記念品のキーホルダーは非売品との案内がありました。確かに購入したキーホルダーと表示内容が違います。緑色の中に三河湾と表記されています。緑色は昭和57年の白帯列車の登場以降に用いられた色のようです。

(参考)購入したキーホルダー

 東幡豆駅を発車したミュースカイは、こどもの国駅を通過し、西浦駅、形原駅、三河鹿島駅に一旦停車し、蒲郡競艇場前駅を通過し、蒲郡駅に到着です。蒲郡駅も大盛況です。


 蒲郡駅でミュースカイの三河湾号を見送って 普通吉良吉田行きの三河湾号に乗車する

 蒲郡駅に到着しました。ミュースカイ、人気です。

 一旦改札を出て、券売機で切符を購入しました。蒲郡駅から300円。現金で支払いました。駅舎が取り壊される西浦駅までの切符です。

 ホームに戻りました。ホームの前方も大盛況です。

 西尾行きのミュースカイの前面には、パノラマカーで掲示されたイメージで西尾行きの三河湾号を表示した系統版が掲げられていました。

 時刻は14時02分になりました。2番線側に普通蒲郡行きが到着です。白帯が施され、緑色で『三河湾』と書かれた系統版が掲示されています。当時運行されていた特急蒲郡行きにそっくりです。ミュースカイを見送った後、この列車に乗って西浦駅まで移動しようと思います。

 入れ替わり14時03分。ミュースカイの三河湾号西尾行きが発車しました。いってらっしゃい!写真右端、蒲郡市長さんもお見送りしています。

 ということで、ミュースカイの旅は以上です。続いて蒲郡線を行ったり来たりしつつ、西尾駅に向かいたいと思います。

 まずは今年度中に駅舎が取り壊される西浦駅に向かいます。乗車する列車は14時11分発の普通吉良吉田行きです。三河湾号の系統版が掲げられています。それでは、西浦駅へ!


 駅舎が取り壊される西浦駅から既に取り壊された西幡豆駅に移動する

 普通吉良吉田行きは蒲郡駅を発車すると、蒲郡競艇場前、三河鹿島、形原の順に各駅停車し、西浦駅に到着しました。

 今年度取り壊される西浦駅の駅舎です。

 駅舎の中にあるきっぷ売場です。東幡豆駅や西幡豆駅と同様に自動券売機は無くなるようです。

 そんな西浦駅から西幡豆駅までの切符を購入しました。自動券売機はマナカに対応していないので現金での購入です。

 ノスタルジックを感じる駅舎ですね。老朽化への対応として取壊しを選択されたということですね。

 さて、続いて西幡豆駅まで向かいます。西浦駅に普通吉良吉田行きが到着しました。私はほとんど使うことがなかったけれど、ありがとう。西浦駅の駅舎。


 既に駅舎が取り壊された西幡豆駅から東幡豆駅に移動する

 西幡豆駅に到着しました。

 西幡豆駅の駅舎は昨年度に取り壊され、既にありません。

 自動券売機も無く、ホーム上にある発行機から乗車駅証明書を入手します。

 入手しました。おや?時刻が5分ほど遅れているようで。ま、いいや。次は無人駅の東幡豆駅に向かおうと思います。無人駅のため駅で精算ができないので、車内の精算箱に乗車駅証明書と現金を投入します。

 普通蒲郡行きがやってきました。三河湾号の普通蒲郡行きです。白帯で緑板ですが特別料金は不要です。座席の指定もありません。通過駅もありません。車掌もいません。そんな三河湾号に乗車します。

 降りる駅は次の駅です。小銭170円をにぎりしめ、東幡豆駅に到着するまで待ちます。降りるとき、投入口に西幡豆駅の乗車証明書と現金170円を投入します。


 既に駅舎が取り壊された東幡豆駅から西尾駅に移動する

 東幡豆駅に到着しました。

 東幡豆駅の駅舎も昨年度に取り壊され、既にありません。

 東幡豆駅も自動券売機も無いため、ホーム上にある発行機から乗車駅証明書を入手します。

 入手しました。では、西尾駅に戻ろうと思います。吉良吉田駅の『のりかえ改札口』の窓口で乗車駅証明書とマナカを駅員さんに渡し、マナカに東幡豆駅からの入場を記録してもらいます。

 普通吉良吉田行きが来ました。『蒲郡シーサイドフリーパス』の系統版が掲げられています。

 吉良吉田駅に到着しました。のりかえ改札口の窓口の通路を通ります。窓口でマナカに東幡豆駅で乗車した情報を入れてもらいました。これで下車する際にマナカを使って自動改札機を通ることができます。


 楽しかった余韻に浸りながら 帰る

 吉良吉田駅からは急行弥富行きに乗りかえます。それにしても、ホームと扉の間が空いていることがよく分かる写真です。

 急行弥富行きは西尾駅に到着しました。今回は、西尾市と蒲郡市と名鉄による貸切列車のミュースカイ『三河湾号』を軸に、西尾駅と蒲郡駅、そして蒲郡線の駅などを確認していただきました。ミュースカイは9月23日(祝)にも運行予定です。私は所用があって参加できませんが、また賑やかな にしがま線が見られるような気がします。参加される方、楽しんでくださいね。


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