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平日朝の吉良吉田駅を発着する西尾線の列車。
(15年7月27日更新)
 今回は平日朝に吉良吉田駅を発着する西尾線の列車を紹介します。始発列車から標準ダイヤの状態になる直前の9時45分発の撮影までの4時間ほど、吉良吉田駅の様子をご覧いただきたいと思います。
 吉良吉田駅では、西尾線と蒲郡線それぞれの終着駅となっており、基本的に西尾線新安城方面から来た列車は折り返し新安城方面へ、蒲郡線蒲郡方面から来た列車は折り返し蒲郡行きになります。そして西尾線の列車を確認すると、到着する列車より発車する列車のほうが4本多いことが判明しました。
 これは単純に、4本の列車が吉良吉田駅に停泊していたということなのでしょうか、それとも別の理由があるのでしょうか。吉良吉田駅を発着する西尾線の列車を調査して確認したいと思います。それではご覧ください。

 今回は、平日朝の吉良吉田駅の話です。

 今回は、平日朝の吉良吉田駅の様子を紹介します。吉良吉田駅は西尾線と蒲郡線がそれぞれ終着駅として運行されており、基本的に西尾線から来た列車は折り返し西尾線へ、蒲郡線から来た列車は折り返し蒲郡線へ向かって発車します。

 こちらが西尾線から到着する吉良吉田行きと西尾線へと発車する新安城方面の列車のリストです。始発列車から10時15分発までの列車が書かれていますが、吉良吉田駅に到着する列車よりも発車する列車のほうが4本多いことが分かります。4本の列車が前日夜から停泊していたのでしょうか。それとも吉良吉田駅に到着した列車が分割して2つの列車になったのでしょうか。それとも蒲郡線の車両が西尾線に移動して来たのでしょうか。だとすると、逆に西尾線から蒲郡線へ移動する列車があるはずですが、どこにあるのでしょうか。

 ということで、おはようございます。吉良吉田駅にやってきました。今日は平成27年7月14日の火曜日、時刻は午前5時28分です。今回の『これが、西尾線。』は、吉良吉田駅を発着する西尾線の列車を確認します。まずは、始発列車の発車前の吉良吉田駅の様子を見てみましょう。

 写真は始発列車が発車する前の吉良吉田駅です。西尾線ホーム3,4番線には、写真左側4番線に4両編成の列車、右側3番線に2両編成の列車が止まっています。

 そして写真左側の蒲郡線ホーム2番線には蒲郡線用のワンマン車両が、右側の1番線には2両編成の列車が止まっています。

 そしてくるりと反対側を振り向くと、2番線の先にある引込線に蒲郡ワンマンの車両がもう1列車止まっています。

 ということで、蒲郡線の列車も含めて、吉良吉田駅に停泊するのは4両編成の列車が1本、2両編成の列車が2本、蒲郡ワンマン用車両が2本ということがわかりました。西尾線の列車は3本停泊し、到着列車が無い列車が4本だったので、あと1本の出どころが判明すれば、疑問は解決となるかと思います。それでは、西尾線の列車を始発から順に確認してみましょう。
 

 5:41発 普通新安城行き
 6:00発 普通新安城行き

 西尾方面から吉良吉田行きが到着する前に、吉良吉田駅からは2本の新安城行きが発車します。5時41分発と6時00分発で、5時41分発は3番線に停車中の列車、6時00分発は1番線に止まっていた列車で、5時41分発の発車後に3番線に移動して3番線から発車します。ということで、その2本の列車をご覧ください。

 始発列車が発車。

 次の列車が1番線から3番線に移動してきました。

 そして発車。この列車は2両編成ですが、西尾駅で2両増結して4両になります。
 

 6:22着 → 6:25発 準急岩倉行き

 さて、時刻は6時21分になりました。間もなく新安城駅からの始発列車である普通吉良吉田行きが到着します。そして準急岩倉行きの発車時刻が5分後に迫っています。吉良吉田駅に到着した列車が3分間停車して折り返し準急岩倉行きになるのですが、その様子をご覧ください。

 吉良吉田行きが到着。

 折り返し準急岩倉行きに。

 そして発車。碧海古井にも止まり、新安城から普通列車になるこの列車は、通過する駅が西尾口、堀内公園、北安城の3駅しかありません。その3駅に行く方は、西尾駅で10分後に発車する西尾駅始発の普通新安城行きに乗り換えとなります。
 

 6:48着 → 6:53発 普通岐阜行き

 時刻は6時43分です。先ほどの準急岩倉行きが発車して18分が経過しました。あと5分ほどで西尾方面から吉良吉田行きが到着します。西尾駅発の始発列車として西尾→新安城、そして折り返し新安城→吉良吉田と走行してきた列車です。到着した吉良吉田行きは5分停車し、折り返し普通岐阜行きとして発車します。

 到着。

 停車。

 そして発車。停車駅は上横須賀、(略)、名鉄岐阜です。
 

 7:15発 準急犬山行き

 さて、普通岐阜行きが発車して、時刻は6時54分になりました。次に西尾方面から来る吉良吉田行きは7時23分着で、その前の7時15分に準急犬山行きが発車することになっています。そうなると、準急犬山行きはどの車両が使用されるのでしょうか。
 と書きつつ、これまでも、左の写真も、準急犬山行きは既に何回も写真に写っております。4番線に停車中の列車が準急犬山行きとなるわけですが、4番線からではなく3番線に移動し、3番線から発車します。その様子をご覧ください。

 3番線に移動するため、蒲郡方向へ。

 そして3番線に入線。

 そして発車。この列車は新安城から急行に変わりますが、新安城で普通列車に抜かされます。名古屋までお急ぎの方は、新安城で普通列車に乗り換えて、知立から快速特急に乗りましょう。
 

 7:23着 → 7:28発 普通西尾行き

 時刻は7時22分になりました。間もなく新安城発普通吉良吉田行きが到着します。そして折り返し7時28分発普通西尾行きになります。普通西尾行きの停車駅は上横須賀駅と福地駅のみで、終点の西尾駅で特急須ケ口行きに接続しています。

 到着。

 停車。

 そして発車。
 

 7:46発 普通新安城行き

 さて、時刻は7時30分になりました。次に西尾方面からの到着列車は8時03分着ですが、それより前の7時46分に普通新安城行きが発車します。さて、普通新安城行きはどの車両が使用されるのでしょうか。

 答えは蒲郡線の車両になります。7時35分に蒲郡発の列車が吉良吉田駅に到着し、その列車が3番線に移動して普通新安城行きになります。ということで、その様子をご覧ください。

 蒲郡方面から列車が到着です。終点なので、みんな降ります。西尾方面へ向かう人も座っていようがなんだろうが、みんな降ります。西尾線はのりかえ改札口を通って3番線へ移動です。

 蒲郡線の列車が西尾線ホーム3番線に移動してきました。

 そして発車。座席獲得者のシャッフルで、吉良吉田駅の利用者にとっては嬉しいシステムかと思います。
 

 蒲郡線の車両が西尾線へ

 ということで、確認した結果、西尾線からの到着列車がない4列車のうちの3列車は吉良吉田駅で夜を明かした列車、1列車は蒲郡線から西尾線に移動してくる列車が使用されていることが判明しました。左の図は蒲郡線のダイヤグラムを両端の駅だけの簡易版で作成してみたものです。色の違いにより3本の車両を区別しています。蒲郡線は7時35分に1本の車両が西尾線に取られたわけですが、蒲郡-吉良吉田間の蒲郡線の所要時間は30分程度で、折り返し時間を考慮すると30分の等間隔で運行するには3本の車両が必要です。1本が西尾線に移動した後は、折り返し時間を短くし、30分間隔は守れないにせよ何とか2本で対応しているようです。

 さて、ダイヤグラムを見ると、9時過ぎに再び3本体制に戻るようです。西尾線から蒲郡線に移動する列車があると考えるのが妥当かと思うので、その時間まで、吉良吉田駅の状況を確認してみたいと思います。

 さて、時刻は8時を過ぎたようです。8時台の吉良吉田駅の様子から再びご覧ください。
 

 8:03着 → 8:09発 普通新安城行き

 時刻は8時01分になりました。あと2分で準急吉良吉田行きが到着します。始発の新安城駅から西尾駅までは4両でしたが、西尾駅で後ろの2両を切り離して、吉良吉田駅には2両編成で到着です。そして折り返し8時09分発の普通新安城行きに変わります。

 ちょっと遅れて到着。

 折り返し、新安城行きに。

 そして発車。
 

 8:26着 → 8:36発 普通新安城行き

 写真はさきほどの09分発普通新安城行きです。次の列車も同じような見た目の写真になりますが、当該時刻の車両をちゃんと撮影しております。

 普通吉良吉田行きは26分の到着です。普通吉良吉田行きは新可児駅が始発駅で、犬山駅で名鉄岐阜駅発の列車と連結して8両編成になりますが、鳴海駅で後ろ4両を切り離して4両編成に、西尾駅で後ろ2両を切り離して2両編成になり、吉良吉田駅には2両編成で到着します。そして折り返し8時36分発の普通新安城行きになります。

 ちょっと遅れて到着。

 折り返し、新安城行きに。

 そして発車。
 

 8:45着 → 8:49発 急行弥富行き

 時刻は8時40分になりました。あと5分で準急吉良吉田行きの到着です。到着する吉良吉田行きは、時刻表での始発駅は各務原線経由の名鉄岐阜駅始発ですが、吉良吉田駅に到着する車両は新鵜沼で増結された車両になります。この準急吉良吉田行きは、新鵜沼駅から名鉄名古屋駅まで8両の急行で、名古屋駅からは普通列車に変わり、鳴海駅からは後ろの4両を切り離して4両の急行列車に変わり、豊明駅に特別停車し、新安城駅からは準急に変わり、北安城駅に特別停車するという迷鉄好きにはたまらない列車です。ついでに言うと、この列車は蒲郡行きに接続していません。さて、吉良吉田駅に到着すると、折り返し8時49分発の急行弥富行きになります。急行弥富行きは大した特記事項はなく、豊明駅に特別停車をして神宮前から準急になって須ケ口から普通になる程度です。ホントに大したことなく、その程度です。

 ということで、到着。

 停車。

 発車。
 

 9:04着 → 9:15発 急行弥富行き

 時刻は9時を過ぎました。9時04分に普通吉良吉田行きが到着します。到着する列車は新安城駅発車時は4両ですが、西尾駅で前の2両が切り離され、吉良吉田駅に到着するのは後ろの2両になります。前の2両を切り離すというのは珍しいことかと思います。吉良吉田行きとなる後ろ2両は前の2両が引込線に入るまで発車できないわけですから。わざわざそういう運用をするということは、後ろの2両の車両が吉良吉田駅で必要だということでしょう。そして、新安城方面に向かう列車は9時15分発の急行弥富行きです。

吉良吉田行きが到着。蒲郡線ワンマン車両です。今まで違って車両が右を向いてます。 

 4番線に到着しました。

 ということで、この列車は蒲郡線へと移動する列車になります。ということは、別に急行弥富行きとなる車両が必要になるのですが、それはどこにあるのでしょう。。

 新安城方面から回送列車がやって来ました。この列車は各務原線経由の名鉄岐阜駅が始発の急行吉良吉田行きとして岐阜駅を6時16分に2両で発車し、新鵜沼駅から8両になり、名古屋駅からは普通列車に変わり、鳴海駅からは後ろの4両として切り離されて普通豊明行きに変わり、豊明駅からは回送列車となり新安城駅まで回送され、新安城駅からは準急西尾行きとなり、西尾駅からは回送列車となり吉良吉田駅まで回送された列車です。豊明行きや西尾行きそして回送列車になったりしてしまいましたが、名鉄岐阜駅で吉良吉田行きと表記したとおり、最終的には吉良吉田駅まで来てくれました。回送列車だから乗れないけど。

 吉良吉田駅に到着し、急行弥富行きになります。

 そして発車。この列車は豊明駅にも止まり、神宮前駅からは普通列車に変わります。
 

 終点の吉良吉田駅に到着。

 西尾線ホーム4番線に停車していた蒲郡ワンマン車両が蒲郡線ホームへと移動します。

 蒲郡線ホーム2番線に入線し、普通蒲郡行きとなりました。発車時刻は9時31分発で、この列車からは蒲郡行きの発車時刻が毎時01分31分の等間隔になります。

 さて、こちらは西尾線。普通吉良吉田行きが4両編成で到着です。

 そして折り返し9時45分発の急行弥富行きになります。この列車の吉良吉田行きの種別は普通列車でしたが、30分後からは到着する列車も急行になり、急行弥富行きは毎時15分45分発の等間隔で発車します。

 ということで、今回は吉良吉田駅の様子をご覧いただきました。写真も多く、長いネタになっていまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

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