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佐屋駅から吉良吉田駅までの乗客数の推移。
(15年6月23日更新)
 標準ダイヤで運行されている西尾線の急行は、西尾線吉良吉田駅と尾西線佐屋駅(弥富駅)とを全区間変わらず4両編成で運行されています。当然ながら名古屋の近辺は乗客が多く末端区間は乗客が少ないのですが、その違いはどのくらいあるのでしょうか。今回はそれを確認すべく、平成27年5月24日(日)の午後、佐屋駅を15時19分に発車する吉良吉田行きに乗車し、乗客数を確認してみました。それでは、ご覧ください。

 尾西線・佐屋駅から西尾線・吉良吉田駅までの旅。

 皆さんこんにちは。今回の最初の写真は、西尾線ではなく尾西線の佐屋駅です。今回は佐屋駅から準急吉良吉田行きに乗車し、どのように乗客数が増減していくのかを調査したいと思います。名鉄は名鉄名古屋駅を中心に放射状に路線が伸びており、乗客数は名古屋へ近づくほど増え、名古屋から遠ざかるほど減ることは容易に想像できますが、どの程度の違いがあるのでしょうか。

 こちらが、今回乗客数を調査する休日15時19分発の準急吉良吉田行きです。夕方の帰宅ラッシュよりもちょっと早めで、数えられないほど多くの乗客数が居るわけでもなく、差が分からないほど少ない乗客数ということでもなく、個人で調査するにはちょうど良い時間帯かと思います。

 しかしながら、さすがに1人で4両分の乗客数をカウントすることは不可能なので、今回は4両編成の1両目の真ん中の扉よりも前、写真の赤枠より前を対象に、駅間では何人乗っているか、停車した駅では乗降客数を調査しました。

 写真で示すとおり、調査範囲には座席が22席ありますが、20番の席に私が座ったため、座れる人数は21人です。着席した人数と立って乗車した人数を区別してカウントしましたので、そのあたりも参考にしてください。

 ということで、佐屋駅から吉良吉田駅までの旅のスタートです。まずは佐屋駅から甚目寺駅までの状況をご確認ください。
 

 佐屋駅から吉良吉田駅へ

 佐屋駅から甚目寺駅までの状況は左図のとおりです。

 佐屋駅から津島駅までは1両目に乗車しているのは私ひとりでした。私はカウントせずに、乗車人員は0人とします。津島駅から先は調査範囲にも乗客があり、津島駅で2人、木田駅で1人乗車し、甚目寺駅では1人降りて2人乗車しました。かなり少ないですが、夕方前の名古屋方面行きの列車ということと、津島線内で停車した各駅の改札口は列車の後方にあるので、わざわざ1両目まで来て乗車する人が少ないという理由があります。

 ということで、津島駅を発車した後の車内のイメージです。2人の乗客が席に座っています。閑散としてますね。さすが夕方近くの名古屋方面の列車です。

 ちなみに、抹茶茶碗の位置に私が座っています。さらにちなみに、この写真は車内のイメージを表しているのですが、私の体は抹茶茶碗ではありませんし、乗客は文字ではなく人間です。

 続いて木田駅から名鉄名古屋駅です。木田-甚目寺駅間が先ほどと重複していますが、表示する駅数が変わると見た目の調整に手間がかかるためで、その他の理由はありません。

 乗り降りする客が1人や2人というような状況が続きましたが、栄生駅で6人乗車し、栄生駅を発車した時点で初めて立ち客が登場しました。

 ということで、立ち客が出る直前、二ツ杁駅から栄生駅まで走行中の車内のイメージです。皆、好きな席に座ってるという感じですね。

 列車は名鉄名古屋駅に到着します。名鉄名古屋駅までは準急でしたが、この駅から急行に変わります。そしてこれまで名古屋方面行きの列車でしたが、名鉄名古屋駅からは名古屋から遠ざかる西尾方面行きの列車となり、家路に向かう人などで車内は混雑します。

 続いて名鉄名古屋駅から中京競馬場前駅までです。中京競馬場前駅は通常は通過しますが、この日は競馬開催のため臨時停車しました。

 名鉄名古屋駅、金山駅、神宮前駅と多くの人が乗車し、金山駅を出発した時点で席が全部埋まり、神宮前駅を出発した時点で立ち客も17人を数えました。

 ということで、神宮前駅を出発した後の車内のイメージです。緑の文字が着席した人数、赤の文字が立って乗車している人数です。時刻は午後4時頃なのですが、混んでますね。もう少し時間が経って午後5時6時などの列車はおそらくさらに混雑しているのでしょう。

 続いて鳴海駅から新安城駅です。臨時停車の中京競馬場前駅では乗車人数が4人で乗車人数は増えていますが、それ以外は徐々に減っています。普通東岡崎行きが接続する鳴海駅では6人、同じく豊明駅では3人降車しました。この区間では知立駅が最も多く降車しています。吉良吉田行きは特急に抜かされないということもありますが、1両目の最前部の乗客を調査しているため、改札口に近い知立駅では同じ列車の中でも降車人数が多く、改札口から遠い新安城駅では少なくなっているものと想像できます。

 ということで、知立駅を発車し、新安城駅へ向かう車内のイメージです。ほとんどの席が埋まっており、立ってる乗客が4名居る状況です。

 新安城駅を発車すると、吉良吉田行きは西尾線に突入します。この列車は準急に変わることなく、西尾線内も急行として運行します。つまり、南桜井駅は通過します。

 西尾線・新安城駅から西尾駅の状況です。南安城駅、桜井駅、米津駅、桜町前駅と、2、3人ずつ下車しました。新安城駅を発車した時点で9席の空きがあるはずなのですが、席が空いてても座らない人は座らないものなのですね。結局、米津駅を発車した時点で立ち客が居なくなりました。

 そして、桜町前を発車し、西尾駅に到着するときの車内のイメージが左の写真です。全員が座り、席も空いています。神宮前駅を発車した後の喧騒はどこへやら。座り放題の車内となっています。

 そして最後、終点の吉良吉田までです。西尾駅を発車した吉良吉田行きの車内の調査範囲には6人の乗客が座っていて、福地駅で1人降車し、上横須賀駅で2人降車し、終点の吉良吉田まで3人が乗車しました。福地駅も上横須賀駅も終点の吉良吉田駅も、改札口に近いのが一番前の車両なのですが、下車したのが1人、2人、3人というのはいかがなものかと思うのです。。

 ということで、上横須賀駅を発車し、終点の吉良吉田駅へ向かう車内のイメージです。平和でゆったりとした雰囲気を感じます。車内はゆったりとした雰囲気ですが、上横須賀-吉良吉田間は駅間距離が長く、線形も直線区間が多いので、結構な速度で爽快に走ります。そして、終点の吉良吉田駅に到着します。
 

 終点の吉良吉田駅に到着。

 終点の吉良吉田駅に到着しました。佐屋駅から吉良吉田駅までの乗車人員を再度ざざっとみてみましょう。まずは津島方面から名古屋方面行き、佐屋駅から神宮前駅までです。栄生駅から名鉄名古屋、金山、神宮前と飛躍的に乗車人員が増えていく様子が見て取れます。

 そして名古屋方面から西尾方面行き、名鉄名古屋駅から吉良吉田駅です。神宮前駅までに乗車した乗客が徐々に降車して車内が空いていく様子が見て取れます。列車の最前部を調査したことも要因ですが、知立駅で最も乗客数が減っています。座席数が21席だったので、知立駅を発車後に全員が座ることができる人数まで減ったことになります。

 ということで、今回はグラフやイメージ図が中心のネタになりましたが、いかがでしたでしょうか。乗車してきた吉良吉田行きは、吉良吉田駅からは折り返し17時15分発の準急佐屋行きになりました。この列車で、家に帰ろうと思います。

 最後に吉良吉田駅の駅舎です。最初が佐屋駅の駅舎だったので、最後は吉良吉田駅の駅舎で終わりましょう。実は別日に撮った写真ですが、それはそれとして。

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