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蒲郡駅から西尾線の駅へ!蒲郡線経由とJR線経由。どこで出会うのか。
(14年11月9日更新)
 西尾線と蒲郡線は吉良吉田駅で接続しており、『西尾蒲郡線』とも言われるほど密接で一体的な関係にあります。そのため、蒲郡線の終着駅・蒲郡駅から西尾線の駅までは蒲郡線を経由するのが一番早いと思う方も大勢居るかと思います。しかし、蒲郡駅には、あの速くて快適なJRも通っています。のどかで快適な蒲郡線経由とは違い、JRはあっという間に安城駅に到着します。そのため、JRの安城駅から西尾線南安城駅まで歩くルートで西尾線に向かったほうが早い駅もありそうです。
 ということで、確認してみましょう。今回は蒲郡駅から蒲郡線を通って吉良吉田駅を経由して西尾線を北上するルートと、JR東海道本線を通って南安城駅を経由して西尾線を南下するルートをそれぞれ進み、両ルートの所要時間が同じ箇所を探ります。果たしてどこなのか、ご覧ください。

 蒲郡駅から西尾線へ!

 今回は、ここ、蒲郡駅から西尾線に向かいます。西尾線へは名鉄蒲郡線に乗って吉良吉田駅まで行き、西尾線を北上するルートの他に、JRを使うルートもあります。

 JRを使ったルートはJRの安城駅から西尾線の南安城駅まで徒歩で移動します。西尾線で普通列車に乗る場合は北安城駅に移動しても良いのですが、今回は所要時間の短い急行列車を利用するため、西尾線は南安城駅からの乗車としました。

 ということで、それぞれのルートを図示しました。今回は、蒲郡線経由のルートとJR線経由のルートをそれぞれ進み、西尾線内で所要時間が同じとなる箇所を探ります。

 ということで、名鉄蒲郡線とJR東海道本線、それぞれのルートで西尾線へ向かいましょう。蒲郡線は12時11分発の普通吉良吉田行きに乗車した”てい”で別の時間帯の列車の写真も多用して紹介します。JR線は12時15分発の快速大垣行きに乗車した”てい”で別の時間帯の列車の写真も多用して紹介します。
 

 蒲郡駅を出発します!

 まずは名鉄の蒲郡駅。12時11分発の普通吉良吉田行きに乗って西尾線へ向かいましょう。

 赤色のワンマン列車に乗って、いざ、西尾線へ!

 そしてJRの蒲郡駅。12時15分発の快速大垣行きに乗って、西尾線へ向かいましょう。

 15年前の登場時には外観に違和感を感じたのも今は思い出。そんな313系に乗って、いざ、西尾線へ!
 

 蒲郡線、JR線を進む。

 蒲郡線を走る普通吉良吉田行きは、蒲郡競艇場前駅、三河鹿島駅、形原駅に停車し、西浦駅に到着です。そして蒲郡駅を発車した10分後に西浦駅を発車します。

 JR東海道線を走る快速大垣行きは、三ヶ根駅、幸田駅、相見駅を通過し、岡崎駅に到着です。そして蒲郡駅を発車した10分後に岡崎駅を発車します。

 蒲郡駅を発車して16分後、蒲郡線を走る普通吉良吉田行きは東幡豆駅を発車します。

 同じく蒲郡駅を発車して16分後、JR東海道線を走る快速大垣行きは安城駅に到着です。この駅で下車し、名鉄西尾線の南安城駅へ向かいます。徒歩15分ほどの道のりです。
 

 そして、西尾線へ。

 蒲郡駅を発車して28分経過しました。普通吉良吉田行きが終点の吉良吉田駅に到着です。この駅で西尾線の列車に乗り換えです。

 乗換改札口の向こうに停車しているのが西尾線の急行列車です。改札口を通って、西尾線の列車に乗り換えましょう。

 西尾線の急行弥富行きは12時45分の発車です。蒲郡駅を発車して34分後になります。ついに西尾線に突入です。急行佐屋行きは、西尾線を北上します。

 蒲郡駅を発車して31分後、安城駅から徒歩で歩いてきたJR線のルートは南安城駅に到着です。

 南安城駅からは、12時57分発の急行吉良吉田行きに乗車します。急行吉良吉田行きの到着まで、ホームで待ちましょう。

 急行吉良吉田行きの到着です。蒲郡駅を発車して42分後の12時57分に南安城駅を発車します。こちらも西尾線に突入です。急行吉良吉田行きは、西尾線を南下します。
 

 西尾線を進む。

 こちらは蒲郡線経由です。蒲郡駅を出発して46分が経過しました。急行弥富行きが西尾駅に到着です。この駅で4分停車します。

 こちらはJR線経由です。蒲郡駅を出発して46分が経過しました。急行吉良吉田行きが桜井駅を発車します。ちなみに、唯一、撮影時刻と列車の時刻が一致している写真です。

 さて、蒲郡線経由は蒲郡駅を出発して50分が経過しました。急行弥富行きは西尾駅を発車します。次の停車駅は西尾高校の最寄り駅、桜町前駅です。

 JR線経由も蒲郡駅を出発して50分が経過しました。急行吉良吉田行きは米津駅を発車します。次の停車駅は西尾高校の最寄り駅、桜町前駅です。
 

 ここで出会った!

 蒲郡を発車して52分後、蒲郡線を経由し、吉良吉田駅から乗車してきた急行弥富行きが桜町前駅に到着しました。

 そして同じく52分後、JR東海道本線を経由し、南安城駅から乗車してきた急行吉良吉田行きが桜町前駅に到着しました。ということで、両ルートの所要時間が同じ箇所は、桜町前駅でした。
 

 まとめ

 今回確認した結果、蒲郡駅からの所要時間が同じ駅は桜町前という結果となりました。ただし、JR線のルートはJRの快速列車も西尾線も毎時4本あるため、早く桜町前駅に行こうと思うと、JRのルートの方が有利になります。

 また、今回は所要時間で比較したので単線でホーム1本の桜町前駅でも両ルートが出会うことができましたが、実際の時刻で考えた場合は、それぞれの列車は米津駅ですれ違います。ということで、例えば12時10分に蒲郡駅に居て、それぞれのルートで西尾線に向かうという条件の場合は米津駅の到着時刻がほぼ同じになり、境目になります。

 そして運賃を比較すると、米津駅以南は蒲郡線経由が安く、南桜井駅以北はJR線経由が安くなります。米津駅と桜町前駅は安価な運賃を取るか、所要時間や列車本数を取るか、という選択によりルートを決める必要があるようですね。

 ということで、今回は蒲郡から西尾線へのルート比較を行いました。ルート比較は当サイトでもよくあるネタですが、今回はいかがでしたでしょうか。ちなみに、『乗って残そう西蒲線』ということで、西尾線・蒲郡線にお金を使わせていただきました。特に蒲郡線は蒲郡→東幡豆→西浦→吉良吉田を移動するという大盤振舞です。まぁ、たかだか数百円の増ですが。

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