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西尾から名古屋までの所要時間。直通と乗換えとの比較。
(12年5月5日更新)
 昼間の西尾線は、名古屋直通の急行と西尾‐新安城間折り返しの普通が各々30分間隔で運行されています。普通列車は新安城で特急に接続しているため、西尾駅から名古屋へ向かう場合、急行、普通、どちらに乗っても名古屋まで行くことができますが、西尾から名古屋までの所要時間は、直通の急行が48分、特急乗り換えの普通が57分で、9分の差があります。
 その差はどこで生じるのでしょうか。
 今回は所要時間に着目して、直通の急行、特急乗り換えの普通、それぞれ西尾駅から名古屋へ向かいたいと思います。それでは、ご覧ください。

 西尾駅から名鉄名古屋駅まで行きます。

 昼間の時間帯に西尾駅から名古屋へ行くには、名古屋直通の急行に乗るか、普通新安城行きに乗って新安城で特急岐阜行きに乗り換えることになります。写真は西尾駅11時01分発の名古屋直通の急行佐屋行きで、名古屋駅到着は11時49分。所要時間は48分です。

 そしてこちらが11時11分発の普通新安城行きです。終点の新安城駅で特急岐阜行きに乗り換えると一番早く名古屋駅に到着します。名古屋駅到着時刻は12時08分で、所要時間は57分です。直通の急行と比べると9分多くかかっています。

 ということで、今回は、西尾駅から急行に乗った場合と普通に乗った場合の所要時間を比較しながら名古屋駅まで向かいます。時刻は11時01分になりました。急行佐屋行きは西尾駅を発車しました。

 そして、11時11分、普通新安城行きが西尾駅を発車しました。名古屋までの所要時間が急行より9分多い普通列車ですが、その要因は『西尾線内各駅停車』と『新安城駅の乗り換え時間』の2つです。また、逆に名古屋本線は特急に乗車するということで、急行より所要時間が少なくなっていることも触れたいと思います。
 

 西尾線!急行と普通。

 まずは、西尾線内の状況を確認していきましょう。急行佐屋行きが桜井駅に到着しました。西尾口駅と南桜井駅を通過しての到着です。米津駅で反対列車とすれ違いましたが、準急ではなく急行の場合は通常反対列車を待たせる側なので反対列車待ちのロスはありません。西尾駅を発車した9分後、急行佐屋行きは桜井駅を発車します。

 普通新安城行きが桜井駅に到着です。南桜井-桜井間の複線区間で反対列車とすれ違いをしたため、反対列車待ちのロスはなく、桜井駅もすぐの発車です。西尾駅を発車して10分後に桜井駅を発車します。急行と比べて1分所要時間が増加しました。

 急行佐屋行きが南安城駅に到着しました。堀内公園駅と碧海古井駅を通過しての到着です。西尾駅を発車した13分後に急行佐屋行きは南安城駅を発車します。

 普通新安城行きが南安城駅に到着です。普通停車駅の停車のため急行より所要時間は増加し、3分差まで広がりました。

 そして、急行佐屋行きは北安城駅を通過して西尾線の終点・新安城駅に到着しました。新安城までの所要時間は17分でした。列車は引き続き名古屋本線に入ります。

 普通新安城行きも終点の新安城駅に到着です。名古屋方面はこの駅で乗り換えとなります。新安城までの所要時間は21分。この時点で急行との所要時間の差は4分まで広がりました。
 

 新安城駅!直通と乗り換え。

 次は新安城駅の状況を確認しましょう。急行佐屋行きは、新安城に到着後すぐに発車します。西尾駅の発車後17分で新安城を発車したことになります。

 普通新安城行きに乗車した場合は、この駅が終点です。この駅で特急岐阜行きに乗り換えとなります。階段を下りて、もしくはホーム中央のエレベーターに乗って、真ん中のホーム4番線に移動します。

 名古屋方面ホーム・3,4番線の列車案内です。特急岐阜行きの前に急行一宮行きが発車するようです。

 ということで、急行一宮行き。この列車は堀田駅で特急に追い越されます。ということで、一番早く名古屋に到着する特急まで待ちましょう。

 待って待って特急岐阜行きの到着です。普通新安城行きからの接続時間は10分です。10分というのは長いとは思いますが、以前、すぐに接続していた頃、普通新安城行きが少しでも遅れると乗り換え客は急がされ、名鉄は本線の列車の遅れにつながるという両損な場面もみられたことから、余裕のある乗り換え時間の確保は大切かと思います。とはいえ、10分も必要ないですが。

 ということで、特急岐阜行きの発車です。新安城駅の発車時刻を急行佐屋行きと比較すると、14分もの差まで広がりました。しかし、ここからは特急列車です。巻き返しを図っていただきましょう!
 

 名古屋本線!急行と特急。

 名古屋本線は形勢逆転。直通列車は急行、乗り換えは特急です。急行、特急ともに知立駅に停車しますが、その後、特急は神宮前駅まで止まりません。急行は急行停車駅に停車していきます。ということで、急行停車駅に停車していく急行佐屋行きを見てみましょう。写真は急行停車駅の・・・ではなくて急行佐屋行きが特別停車する準急停車駅の豊明駅です。

 急行佐屋行きは、急行ゆえ、特急の止まらない前後駅にも停車します。

 急行佐屋行きは、鳴海駅に停車。だって、急行だもの。

 急行佐屋行きは、堀田駅に停車。急行が止まって何が悪い。

 急行佐屋行きは神宮前駅に到着しました。神宮前からは準急に変わります。変わりますが、今回は名古屋駅までの比較なので、急行も準急も停車駅は同じで気にする必要はありません。準急佐屋行きは、西尾駅を発車した42分後に神宮前駅を発車します。

 豊明駅も前後駅も鳴海駅も堀田駅も通過してきた特急岐阜行きも神宮前駅に到着です。西尾駅を発車して50分後に神宮前駅を発車します。新安城発車時には14分あった所要時間の差は、8分差まで縮まりました。
 

 名古屋到着。そして逆方向の場合。

 準急佐屋行きが名鉄名古屋駅に到着しました。西尾駅からの所要時間は48分でした。

 そして、特急岐阜行きも名鉄名古屋駅に到着しました。西尾駅からの所要時間は57分で、急行佐屋行きより9分多くかかりました。

 9分の内訳は左のとおりです。所要時間の差が出た一番大きな要因は新安城駅での乗換時間でした。余裕たっぷりの10分接続。まぁ、余裕が無いよりは。

 ちなみに、反対方向も同様です。写真は名鉄名古屋駅に停車中の急行吉良吉田行きですが、この列車の西尾駅までの所要時間は48分です。

 そして、こちらが新安城乗り換えとなる特急豊橋行きです。特急で移動する名古屋から新安城までの所要時間が急行より5分少なく、新安城での乗り換え時間は9分、普通列車で移動する新安城-西尾間は急行より5分多く、差し引き9分の差となります。

 ということで、今回は西尾駅から名鉄名古屋駅までの所要時間の比較をしました。決して、新安城駅の乗り換え時間が長げーよ!と声を大にして言っているわけではなく、調べてみたら、こんな感じでしたという程度です。ということで、声を小にして言います。新安城の乗り換え時間が長げーよ。

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