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金山で吉良吉田行きを待たずに普通列車で先に進む。
(12年1月11日更新)
 標準ダイヤで運行されている時間帯に名古屋(金山)から西尾駅へ行こうとした場合、急行吉良吉田行きに乗るか特急豊橋行きに乗って新安城で普通西尾行きに乗り換えるのが一般的ですが、特急豊橋行きに乗り遅れた場合、急行吉良吉田行きまで待つ方が多いと思います。しかし、特に夕方ラッシュ時などの混雑する時間帯は急行吉良吉田行きも当然ながら混雑していることから、今回は比較的空いている普通列車を利用した方法を紹介したいと思います。
 前半で西尾駅を下車駅として金山駅で特急豊橋行きに乗り遅れた場合の移動を紹介し、後半では吉良吉田駅を下車駅として金山駅で急行吉良吉田行きに乗り遅れた場合の移動を紹介します。休日の昼間の時間帯の写真で紹介しますが、平日夕方の混雑する時間帯だと思いつつ見ていただけたらと思います。それでは、どうぞ!

 夕方ラッシュの金山駅。

 平日夕方の金山駅です。17時07分発の特急豊橋行きに乗って、西尾まで帰ろうと思います。写真の列車が、今まさに私が乗ろうと思っている特急豊橋行きです。徐々にスピードを増しながら、金山駅を去って行きます。そう、乗り遅れたんです。さよなら特急豊橋行き。俺を置きざりにするなんて、いい度胸してんじゃねーか。っていうか、待ってください、お願いします。あぁ~私を置き去りにして行かないでぇ~~

 行ってしまいました。。。次の西尾方面の列車は17時25分発の急行吉良吉田行きです。まぁ、いいですよ、待ちますよ。何時間でも待ちますよ。0.1時間でも0.2時間でも。それにしても、冬のホームは寒くてこたえますなぁ。。

 そして0.3時間ほど待った17時25分。待ちに待った急行吉良吉田行きが金山駅に到着です。たくさんの方が乗車するんですねぇ。。さすが夕方ラッシュ時の時間帯です。絶対に座れないんだろうな、名古屋からの乗客もたくさん居るし。

 やっぱり車内は混んでます。少なくとも鳴海駅まではこの状態です。裏を返せば、鳴海駅まで比較的すいてる列車に乗って鳴海駅で急行吉良吉田行きに乗り換えることができるのであれば、その列車は利用する価値があるのではないでしょうか、というのが今回の内容です。特に金山駅の場合、席が空いている可能性は低く、待っている間は冬は寒く夏は暑いんです。ホームで待とうが何してようが、家に着く時間は一緒ですから。

 というのを、今回は休日の昼間の列車の写真を用いて紹介します。休日の昼間の写真ですが、是非とも頭の中で夕方ラッシュ時の状態に変換していただけたらと思います。前半で西尾駅を下車駅として特急豊橋行きに乗り遅れた場合、後半で吉良吉田駅を下車駅として急行吉良吉田行きに乗り遅れた場合を紹介します。
 

 金山駅から特急豊橋行きに乗って
 西尾駅まで行きたかったのに。

 まずは、金山駅から西尾駅へと向かいます。こちらは金山駅の時刻表です。写真はまっ昼間に撮影しましたが、現在17時30分という設定ですので、西尾駅へ行く場合は37分発の特急豊橋行きに乗って、新安城で新安城が始発の普通西尾行きに乗り換えると一番早く西尾駅に到着します。それでは、特急豊橋行きの到着まで待ちましょう。

 休日の12時32分と勘違いしそうですが、平日の17時32分になりました。写真は金山駅に停車中の33分発急行豊川稲荷行きです。この列車に乗ると鳴海で特急に抜かされてしまいますが、新安城では特急でも急行でも同じ西尾行きに乗り換えることができます。

 休日の12時35分発のように思える平日の17時35分発特急中部国際空港行きです。この電車は常滑方面へ向かう列車なので、西尾へ向かおうとしている人には無関係の列車です。それはそれとして、急行豊川稲荷行きが発車してしまった今では特急豊橋行きに乗らざるを得ないわけですが、名古屋から新安城まで特急で行くのか急行で行くのか。どちらが良いのでしょうか。

 金山駅では特急が急行より後に発車しますが、新安城到着時点では入れ替わって特急が先に到着します。どちらの列車も新安城で普通西尾行きに乗換え可能なのですが、急行に乗ったほうが新安城での待ち時間は少なくなります。また、急行の場合、混雑している時間帯で金山から座れなくても途中の鳴海駅などで席が空いて座れる可能性があることも魅力です。ただ、新安城から乗車する普通西尾行きは、先着する特急から乗り換えたほうが席を確保できる可能性が高いです。どちらが良いのかは一概には言えないと思いますが、私は西尾線の列車で座りたいと思うんで、特急に乗りたいと思うのですが・・・

 あ!特急が行っちゃった!!話に夢中で気が付かなかったよ。。

 仕方が無いので、次の列車に乗車しましょう。次の西尾方面の列車は17時55分発の急行吉良吉田行きですが、夕方ラッシュ時ということでかなりの混雑が予想されます。そこで、17時44分発の普通東岡崎行きを利用することにします。この列車は、鳴海駅で急行吉良吉田行きに連絡しています。それにしても、17時台のはずなのに、写真の列車案内の表示が12時台で、時計も12時42分を示しているように見えるのが不思議です。

 普通東岡崎行きが到着しました。この列車に乗って、鳴海駅へ!
 

 鳴海駅へ!そして急行吉良吉田行きに乗換え。

 普通東岡崎行きは、金山を出ると、神宮前、堀田、呼続、桜に停車して本笠寺駅に到着しました。この駅で、通過列車を2本待ち合わせます。

 急行豊橋行きが本笠寺駅を通過!

 快速特急豊橋行きが本笠寺駅を通過!そして、普通東岡崎行きは発車します。

 普通東岡崎行きは本星崎駅に止まり、鳴海駅に到着です。この駅で急行吉良吉田行きに乗り換えることができます。

 急行吉良吉田行きが鳴海駅に到着です。

 急行吉良吉田行きに乗って、西尾まで!夕方ラッシュ時の鳴海駅では降りる人が多く、その際に席が空くことも多いのですが、その席はすでに乗車している方が座ってしまいます。ということで、前後駅や豊明駅での着席を期待することにしましょう。

 続いて吉良吉田駅を下車駅として金山駅で急行吉良吉田行きに乗り遅れた場合をご覧ください。
 

 金山駅から急行吉良吉田行きに乗って
 吉良吉田駅まで行きたかったのに。

 今度は金山駅から吉良吉田駅へ向かいます。西尾駅ではなく吉良吉田駅です。新安城から普通西尾行きに乗ってもたどり着かない吉良吉田駅です。

 さて、写真は金山駅の時刻表です。現在17時50分なので、吉良吉田へ行く場合は55分発の急行吉良吉田行きに乗ると、一番早く到着します。それでは、急行吉良吉田行きの到着まで待ちましょう。

 17時51分になりました。写真は金山駅に停車中の快速特急豊橋行きです。この列車は新安城駅には止まりませんが、知立で下車すれば今回乗車予定の急行吉良吉田行きに乗り換えることができます。ということで、別に乗っても構わないけど快速特急なので混んでるし、乗っても意味の無いと思われる列車です。

 続いてやって来たのはミュースカイ中部国際空港行きです。この列車は新安城を通りませんが、神宮前で下車すれば今回乗車予定の急行吉良吉田行きに乗り換えることができます。ということで、別に乗っても構わないけど1駅のために350円払わないといけないし、乗るって人の意味が分からない列車です。まぁ、それはそれとして、先の快速特急豊橋行きは新安城駅を通過します。なぜなら新安城駅は特急停車駅だからです。新安城が特急停車駅であることについて、ちょっと述べさせていただきます。

 特急停車駅である新安城の乗客数を見ると、平成20年のデータで急行停車駅である鳴海駅より3%ほど少なく、前後駅より9%ほど少ない状況です。急行停車駅より少ないのに特急が止まるのはなぜなのでしょうか。『新安城は鳴海より名古屋からの距離が遠い。だから乗客を特急と急行で振り分けているんだ』という考え方もあるかと思いますが、東岡崎駅の半分程度の乗客数しかないことから、それだけの理由では弱いように思います。それでも特急が止まる理由、それが西尾線の存在です。平成17年版都市交通年報によると、知立・名古屋方面からの列車に乗って新安城駅で降りる人のうち、西尾線に乗り換える人は49%でありほぼ半数です。つまり、単純に言ってしまうと新安城の乗客数は西尾線への乗り換え客のおかげで倍増しているのです。こうなると、対知立・名古屋方面のみを考えた場合では東岡崎駅と同程度の乗客があるとみなしても良いと思います。ただし、新安城駅は西尾線直通の列車が毎時2本あるため、毎時2本の快速特急が通過すると東岡崎と同じ列車本数ということで、妥当な列車本数となるのかなと・・・

 あ!急行が行っちゃった!!話に夢中で気が付かなかったよ。。

 仕方が無いので、次の列車に乗車しましょう。今回は吉良吉田まで行くということで、次の列車は18時25分発の急行吉良吉田行きですが、夕方ラッシュ時ということでかなりの混雑が予想されます。そこで、17時59分発の普通東岡崎行きを利用することにします。この列車は、豊明駅で急行吉良吉田行きに連絡しています。ちなみに、写真は12時59分発が表示されている列車案内を撮影しています。

 普通東岡崎行きが到着しました。この列車に乗って、豊明駅に向かいましょう!
 

 豊明駅へ!そして急行吉良吉田行きに乗換え。

 普通東岡崎行きは、金山を出ると、神宮前、堀田、呼続、桜に停車して本笠寺駅に到着しました。この駅で、通過列車を2本待ち合わせます。

 急行豊川稲荷行きが本笠寺駅を通過!

 特急豊橋行きが本笠寺駅を通過!特急豊橋行きは新安城で普通西尾行きに連絡しているため、この時点で、吉良吉田ではなく西尾まで行きたい場合は自分の誤った判断に肩を落とすことになります。

 そして、普通東岡崎行きは発車時刻となり、発車しました。

 普通東岡崎行きは本星崎、鳴海、左京山、有松、中京競馬場前に止まり、前後駅に到着です。

 準急豊明行きが前後駅に到着し、発車しました。

 快速特急豊橋行きが前後駅を通過!

 急行豊橋行きが前後駅に到着そして発車。急行豊橋行きの発車後、普通東岡崎行きは発車します。

 前後駅の次の駅、豊明駅に到着です。この駅で急行吉良吉田行きに乗り換えることができます。ただし、この豊明駅で急行吉良吉田行きから普通東岡崎行きに乗り換える客もそれなりに居ることから、少しでも座れるチャンスを逃さないよう、前後駅で急行吉良吉田行きに乗り換えておくのも手かと思います。

 急行吉良吉田行きが豊明駅に到着です。行先の表示が判別できませんが、『吉良吉田』が表示されています。

 さあ!急行吉良吉田行きに乗って、吉良吉田まで行きましょう!
 

 まとめ

 ということで、どちらのケースも無事に急行吉良吉田行きに乗車できました。急行吉良吉田行きは新安城に到着し、西尾線へと進みます。

 西尾駅に到着。今回は『金山駅で待つのではなく、普通東岡崎行きに乗ってみては?』という一案を提示したわけですが、まぁ、時と場合によりますよね。例えば、車内でゆっくり本を読んだりゲームしたりして帰りたいと思う方は、使える手なのではないのかなと思います。

 そして終点の吉良吉田駅に到着。後半に紹介した吉良吉田駅に行く場合は、結構長い時間普通列車に乗車することになります。そんなに長く電車に乗って居たくないと思うような方は避けたほうが良い方法だなとは思います。金山で30分近くの時間があるんだったら、どこかでコーヒー飲んだり、ビール飲んだりして待ちたいと思うかたも居そうです。30分後の列車も乗り遅れてしまう場合も間々ありそうですが、まぁ、それはそれとして。

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