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余裕を持たせた新安城での乗換時間。知立の三河線はどうなんだ。
(10年5月15日更新)
 西尾線の普通列車を利用して西尾-名古屋間を移動する場合、新安城で乗換えが必要となります。標準ダイヤの時間帯に西尾から名古屋へ行く場合、新安城で特急岐阜行きに接続していますが、その接続時間は10分です。特急の前に発車する急行にも乗れますが、途中の堀田駅で特急に追い越されるため、速く名古屋へ行くためには特急を利用することとなります。逆に名古屋から西尾へ行く場合、新安城で普通西尾行きに接続しているのは特急豊橋行きですが、その接続時間は9分です。特急の後に新安城駅に到着する急行豊川稲荷行きからも西尾行きに乗り換えられますが、途中の鳴海駅で特急に追い越されてきたため名古屋では特急より先に発車しており、所要時間が短いほうを選択すると特急を利用することとなります。新安城での乗換時間は3分あれば十分なのですが、特急と西尾線の普通列車との乗換時間は10分程度ある、ということになります。
 『10分も待つ』と考えると、『西尾線の新安城での西尾線との接続は冷遇されているな・・・とも思えますが、どうなのでしょうか。今回は、新安城に近い知立駅で本線と接続している三河線を参考にして、西尾線の普通列車と名古屋方面との接続時間について考察します。それでは、ご覧ください。

 新安城で乗換えて、名古屋から西尾線へ。

 名古屋方面から特急豊橋行きが到着しました。到着時刻は15:28です。

 西尾線ホームに来ました。列車案内を見ると、次の西尾方面の列車は37発の普通西尾行き。接続時間は9分ということになります。

 普通西尾行きの発車まであと6分。西尾行きが発車する前に急行豊川稲荷行きが到着します。つまり、この列車に乗ってきても西尾行きに乗換えられるということですが、名古屋から来る場合、この急行は鳴海で最初の写真で登場した特急に追い越されており、名鉄名古屋駅の発車時刻は特急より先ということになります。

 ということで、名古屋から直通列車に乗らずに西尾線へ行く場合、西尾線への接続列車は特急豊橋行きということになるのですが、新安城駅での乗換時間は3分もあれば十分です。それを踏まえると9分はちょっと長いですよね。。
 

 新安城で乗換えて、西尾線から名古屋へ。

 逆の場合、つまり西尾線から普通新安城行きに乗って名古屋まで行く場合も同様です。

 西尾線の列車から最初に乗り換えられる名古屋方面の列車は急行です。

 そして、急行の後に特急が発車します。特急との乗換時間は10分です。この特急は堀田駅で先ほどの急行を追い越すため、名古屋へは特急が先に到着します。

 新安城駅での乗換えについては、このような状況なのですが、他の路線ではどうなのでしょうか。新安城駅に近い知立駅からは豊田方面・碧南方面へと延びる三河線が接続されています。というわけで、今回は三河線の知立駅での名古屋方面との接続をチェックし、西尾線の乗換え環境はどうなのかを検討します。それでは、知立駅に行きましょう!
 

 知立駅に来ました。

 さて、知立駅です。まずは名古屋方面から豊田方面・碧南方面へ行く場合を見てみましょう。写真は三河線の時刻表です。豊田方面・碧南方面ともに普通列車ばかりの15分間隔で運行されています。

 名鉄のホームページでダイヤ検索をすると、左表の検索結果が表示されます。豊田方面・碧南方面共に豊橋行きの特急や快速特急に接続しているようです。今回は西尾線と同じ列車である特急豊橋行きに乗車した場合を想定して、名古屋方面から豊田方面・碧南方面への知立駅での乗換えの様子を確認しましょう。
 

 知立で乗換えて、名古屋から三河線へ。

 名古屋方面から特急豊橋行きが到着しました。到着時刻は14:23です。

 三河線の列車案内を見ると、次の碧南方面の列車は32分発の普通碧南行きで接続時間は9分ということになります。そして豊田方面の列車は35分発の普通猿投行きで接続時間は12分です。

 普通碧南行きと猿投行きが発車する前に急行豊川稲荷行きが到着です。つまりこの列車に乗ってきても三河線の両列車に乗換えられるということですが、名古屋から来る場合、この急行は鳴海で特急に追い越されており、名鉄名古屋駅の発車時刻は特急より先ということになります。西尾線の場合と同じですね。

 ということで、名古屋から三河線へ行く場合、三河線への接続列車は特急豊橋行きということになります。西尾線と同じです。乗換時間もそれぞれ9分、12分で、西尾線の9分と同じかそれ以上ですね。別に西尾線が冷遇されているわけでは無く、西尾線も三河線も同様であることが判明しました!
 

 知立で乗換えて、三河線から名古屋へ。

 続いて逆の場合、つまり豊田方面・碧南方面から名古屋方面へ行く場合を見てみましょう。名鉄のホームページでのダイヤ検索すると、左表の検索結果が表示されます。豊田方面・碧南方面共に特急や快速特急に接続しているようです。今回は西尾線と同じ列車である特急岐阜行きに乗り換える場合を想定して、知立駅での乗換えの様子を確認しましょう。
 

 知立で乗換えて、三河線から名古屋へ。

 豊田方面・猿投駅始発の知立行きが到着です。到着時刻は14:09です。

 豊田方面からの列車が到着後、最初に乗り換えられる名古屋方面の列車は急行です。ただし、名鉄のダイヤ検索で検索しても出てこない接続です。接続時間が3分ということで、名鉄としては豊田方面から到着する列車から3分で乗換えるのは時間の余裕が無いと判断されているようです。ここは、西尾線と違うところ。

 そして碧南方面からの知立行きが到着です。到着時刻は14:14で、急行一宮行きの発車後の到着となります。

 そして、特急岐阜行きが到着。豊田方面からの乗換時間は8分、碧南方面からの乗換時間は3分となります。碧南方面からの乗換時間は3分ですが、こちらは名鉄のダイヤ検索で候補として出てきます。西尾線の乗換時間は10分だったので、豊田方面からより2分、碧南方面からより7分、西尾線のほうが待ち時間が多いという結果となりました。そしてダイヤ検索上は西尾線と違って三河線の列車は先発の急行には乗れない、もしくは案内していないことが判明しました!
 

 まとめ。

 というわけで、知立駅にて三河線の接続列車を確認しました。名古屋から各方面への乗換えについては、西尾方面、碧南方面、豊田方面ともに特急に追い越された急行にも接続したダイヤとなっていました。これは、名古屋で特急より先に発車する急行に乗った乗客や、途中の急行停車駅からの乗客に配慮したダイヤとなっているものと推測できます。『名古屋で急行に乗ったら、途中で特急かなんかに抜かれて、西尾線や三河線の電車が行っちまったがや!少しくらい待っとれよ!』という苦情も十分あり得る話かと。

 西尾・豊田・碧南方面から名古屋への乗換えについては、三河線が先発の急行ではなく特急に接続しており、西尾線より対名古屋の時間短縮を意識したダイヤとも言えますね。豊田方面はダイヤ検索で出てこない3分の接続で先発の急行に乗れますが、碧南方面はすぐに接続する列車が特急です。碧南といえば、刈谷でJRの快速に乗り換えるという手もありのですが、むしろ、だから、なのかもしれません。

 ちなみに三河線の場合、快速特急の時間も特急と同様の乗換えが設定されています。新安城は快速特急が止まらないため、これは三河線のみ。

 じゃあ、西尾線はどの列車に接続してるんだ!ということで、最後は名古屋から直通列車、急行吉良吉田行きの画像でお開きです。

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