これが、西尾線。

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名古屋から蒲郡線へ！西尾線経由vs蒲郡経由
（08年11月15日更新）

　西尾線と吉良吉田駅で接続している蒲郡線は、蒲郡駅でＪＲ東海道本線と接続しており、名古屋からＪＲに乗って蒲郡まで行き、蒲郡線を利用して吉良吉田駅まで行くことも可能です。ということで、今回は名古屋から西尾線経由で蒲郡線へ行く場合とＪＲを使って蒲郡経由で蒲郡線へ行く場合とを比較します。西尾線経由は名鉄名古屋駅から快速急行吉良吉田行きに乗車し、西尾線経由で吉良吉田駅へ、そしてさらに蒲郡線へと進みます。そして、ＪＲを利用し蒲郡を経由して吉良吉田駅へ向かう経路の列車とすれ違うまで進んでいきたいと思います。果たして、どこまで進めるのでしょうか。
　昼間の標準ダイヤでは、西尾線経由で吉良吉田まで行く列車は直通の快速急行吉良吉田行きのみで、30分間隔で運転されています。名古屋駅の発車時刻は毎時20分、50分です。対して、ＪＲを利用して蒲郡経由で行く列車も蒲郡線が30分間隔ということで、ＪＲ名古屋駅では毎時28分、58分に発車する快速列車に乗車することになります。ＪＲを利用する蒲郡経由のほうが８分遅く発車することになりますが、今回はそれを気にせず所要時間ではなく時刻で比較していきたいと思います。そして最後に所要時間での比較をします。それでは、ご覧ください。


	まずは、説明します。　吉良町、幡豆町、蒲郡市を走る名鉄蒲郡線は、西端の吉良吉田駅で名鉄西尾線に、東端の蒲郡駅でＪＲ東海道本線と接続されています。
	名古屋から蒲郡線へ行く場合、２つのルートがあります。ひとつめは名鉄を利用する経路で、名古屋本線・西尾線を通り、蒲郡線西端の吉良吉田駅から蒲郡線に入ります。今回、このルートを西尾線経由と表記します。
	続いてふたつめはＪＲを利用する経路で、ＪＲ東海道本線で蒲郡線東端の蒲郡駅から蒲郡線に入ります。今回、このルートを蒲郡経由と表記します。
	今回は西尾線経由のルートとして名鉄名古屋駅から快速急行吉良吉田行きに乗車し、その８分後にＪＲ名古屋駅を発車する快速列車で向かう蒲郡経由のルートと出会うまで、蒲郡方面へ進んで行きたいと思います。快速急行吉良吉田行きは名鉄名古屋12:20発、ＪＲは名古屋12:28発の快速豊橋行きを例にとって時刻表示をします。発車時刻に８分の差があるわけですが、まぁ、出発前に８分のハンデをもらっときましょう。
	快速急行吉良吉田行きと快速豊橋行き　名古屋駅を出発！　というわけで、こちらは名鉄名古屋駅です。快速急行吉良吉田行きが停車中です。これからこの電車に乗って、西尾線経由で吉良吉田、さらに蒲郡線へと向かいます。果たしてどこまで行けるのでしょうか！そして、発車時刻。名鉄名古屋駅を発車します。
	名鉄名古屋駅を発車して４分後には金山駅を発車します。対するＪＲは未だ名古屋駅を発車していません。
	続いて神宮前駅です。４番線、豊橋・西尾方面のホームからの発車です。対するＪＲは、快速の発車時刻までもう間もなくです！ということで、次はＪＲの名古屋駅をご覧ください。
	快速急行吉良吉田行きが名鉄名古屋駅を出て８分が経過した12時28分、ＪＲの名古屋駅から快速豊橋行きが発車します。蒲郡経由のルートは、この快速に乗って蒲郡駅まで行き、蒲郡から蒲郡線を利用して吉良吉田方面へ向かいます。８分差を持って発車するこのルートは、どこで西尾線経由の進行を阻止するのでしょうか。

	快速急行吉良吉田行きは　名古屋本線を進む　快速急行吉良吉田行きは名古屋本線を進み堀田駅に到着しました。小さな画像には蒲郡経由の様子が表示されています。快速急行吉良吉田行きが堀田駅を出て２分後、ＪＲの快速は金山駅を発車しました。
	鳴海駅に到着です。ＪＲの快速は金山-共和間を爆走中。
	名鉄名古屋駅を出発して20分。前後駅を発車します。その１分前にＪＲの快速は共和駅を発車。
	そして、知立駅に到着です。知立駅は12:46の発車ですが、同時刻にＪＲの快速は刈谷駅を発車します。追いつかれた感じもする状況ですが、この後、どのような展開になるのでしょうか。西尾線経由でどこまで行けるのか。

	そして、吉良吉田行きは　南下する西尾線に突入します。　快速急行吉良吉田行きは西尾線との接続駅である新安城に到着しました。ここからは名古屋本線を離れ、西尾線へと入ります。その頃、ＪＲの快速は安城駅を発車。名古屋を８分遅く出たのにもかかわらず、同じ安城市内の駅に到達しています。さすが、ＪＲの快速は俊足ですねぇ。。ちなみに、蒲郡経由は安城からさらに東へ進みますが、快速急行吉良吉田行きは、この駅から南下します。
	西尾線の南安城駅に到着です。南安城駅を発車した１分後、ＪＲの快速が岡崎駅を発車します。ＪＲも南向きに走り始めました。
	名鉄名古屋駅を出発して約40分。桜井駅を発車します。その２分後、ＪＲの快速は特別停車する幸田駅を発車。
	そして、米津駅に到着です。ＪＲの快速は幸田-蒲郡間を爆走中。三河塩津駅付近からは進路が東に変わります。快速急行吉良吉田行きは西尾市に突入しましたが、果たしてどこまで行けるのでしょうか！米津駅を出ると、矢作川を渡ってさらに南へ進みます！

	蒲郡経由は蒲郡に到着！ここから蒲郡線に突入！　ＪＲの快速が蒲郡駅に到着！ここで名鉄蒲郡線に乗り換え、吉良吉田方面へ進みます。その頃、快速急行吉良吉田行きは桜町前駅に到着です。
	というわけで、こちらは名鉄蒲郡線・蒲郡駅。写真は蒲郡駅で発車時刻を待つ普通吉良吉田行きです。蒲郡経由が一足早く蒲郡線へと突入しました。対する西尾線経由の列車とは、一体どこですれ違うのでしょうか。その頃、西尾線経由の快速急行吉良吉田行きは西尾駅に停車中です。
	こちらは西尾駅です。吉良吉田行きは西尾駅13:13発で、停車時間は約４分あります。しばしの休憩を経て発車時刻になりました。快速急行吉良吉田行きは西尾駅を出発です。さらに南へ吉良吉田へ向かいます！
	そして、福地駅に到着です。その頃、蒲郡線を走る普通吉良吉田行きは三河鹿島駅を発車。

	さあ！吉良吉田に到着！　そして蒲郡線へ！　西尾線を走る快速急行吉良吉田行きは上横須賀駅に到着です。ついに吉良町に突入しました！そして、その頃蒲郡線を走る普通吉良吉田行きは形原駅を発車。
	そして名鉄名古屋駅を出発して１時間４分。西尾線経由の快速急行吉良吉田行きが終点の吉良吉田に到着です！その頃、蒲郡線を走る普通吉良吉田行きはこどもの国駅を発車してます。各駅停車とはいえ、一歩一歩、吉良吉田駅に近づいてますね。西尾経由もぼやっとしてられません！蒲郡線のホームに向かいましょう！
	蒲郡線のホームへは乗換改札口を通ります。蒲郡行きの発車時刻は13:31ということで、接続時間は７分間。その間に普通吉良吉田行きは東幡豆駅を発車しました。
	吉良吉田駅の蒲郡線ホームにやってきました。停車中は車両運用の都合で特別に車掌が乗務する普通蒲郡行きです。というわけで、ついに蒲郡線に突入です！吉良吉田を出ると、三河鳥羽、西幡豆、東幡豆、こどもの国の順に各駅に停車します。普通蒲郡行きが吉良吉田を発車したころ、蒲郡経由ルートで利用されている普通吉良吉田行きが西幡豆駅を発車しました。果たして、普通蒲郡行きと吉良吉田行きは、どこですれ違うのか！

	西尾線経由と蒲郡経由が出会うのは… 　ということで、こちらは蒲郡線の三河鳥羽駅です。吉良吉田駅からひとつ蒲郡方面へ進んだ駅となります。
	蒲郡方面から普通吉良吉田行きが到着。JRの名古屋駅から蒲郡経由のルートでここまで到着です。
	そして、吉良吉田方面から普通蒲郡行きが到着。名鉄名古屋駅から西尾線経由のルートでここまで到着です。
	というわけで、西尾線経由と蒲郡経由のすれ違い地点に到着です！ルールにより、ここで終了となります。三河鳥羽駅まで来ることができました。結構吉良吉田寄りですねぇ。。

	所要時間での比較。　おまけで運賃を比較。　さて、三河鳥羽駅まで来ることができたわけですが、今回は所要時間ではなく時刻を用いたため、JRの快速が名鉄より８分遅く出発していることが考慮されていません。というわけで、所要時間で比較してみましょう。
	三河鳥羽駅までの所要時間は、西尾線経由が１時間15分、蒲郡経由が１時間６分でした。当然ながら西尾線経由のほうが時間がかかっているため、続いて西尾方面に１駅戻って吉良吉田到着時刻で所要時間の比較をします。
	吉良吉田駅までの所要時間は、西尾線経由が１時間４分、蒲郡経由が１時間10分でした。比べると西尾線経由のほうが所要時間が短いですね。西尾線経由の吉良吉田駅発車時刻は名古屋駅を発車して１時間11分後となるため、蒲郡経由の到着時の所要時間を超えてしまいます。ということで、所要時間で比較した場合は吉良吉田駅が分岐点という結果となりました。
	最後に運賃の比較をしておきましょう。蒲郡線・吉良吉田～蒲郡の各駅の名古屋からの運賃は左のとおりです。西尾線経由と蒲郡経由とを比較すると、境目は形原駅・三河鹿島駅という結果となりました。ということで、吉良吉田寄りの駅は、時間を取るか運賃を取るか、という選択肢があるということですね。