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一日に一往復の一部特別車。西尾線の特急。
(08年10月5日更新)
 今回は西尾線直通の特急列車を紹介します。西尾線は一部特別車の特急列車が朝に西尾から名古屋へ、深夜に名古屋から西尾へ、1日1往復運行されています。車両は特別車2両一般車4両の6両編成です。特急以外の列車は2両または4両ということで、さすが特急。
 ちなみに、運行区間は西尾-名古屋間で、吉良吉田-西尾間では特急は運行されていませんが、朝の名古屋方面行きの場合は吉良吉田から西尾行きが運行されており、西尾で特急と接続していることから、その列車も併せて紹介します。
 特急は平日・休日ともに1往復運行されていますが、今回は休日の様子を扱いたいと思います。それでは、ご覧ください。

 西尾線特急の概要

 西尾駅の名古屋方面の時刻表です。赤色で示された特急は、平日が朝7時台、休日が朝8時台に1列車のみであることが分かるかと思います。西尾線の特急は1日1往復で、朝に西尾から名古屋まで、深夜に名古屋から西尾まで運行されています。

 米津駅の休日・名古屋方面の時刻表です。休日は朝から標準ダイヤとなっていますが、朝の名古屋行き特急は、準急佐屋行きを置き換えて運行されています。というわけで、米津駅のような快速急行停車駅では8時台の準急の時間が歯抜けになってます。

 また、朝の名古屋行き特急は西尾駅始発です。吉良吉田駅から西尾始発の特急に乗車する場合、吉良吉田を7:45に発車する準急西尾行きに乗車することになります。ちなみに、この準急西尾行きは通過する駅がなく各駅停車。普通列車でも停車駅は同じなのですが、周りの列車に合わせて種別を合わせたのかもしれません。

 さて、西尾線の特急は一部特別車です。名古屋側4両が乗車券のみで乗れる一般車で、西尾側2両が特別車で乗車券のほかにμチケットが必要となります。写真は平日朝の特急名古屋行きで、一般車が写っています。今回は休日の様子をご紹介しますが、車両は平日と同じく、このような車両で運行されています。それでは、西尾線の特急を朝の特急名古屋行きからご覧いただきましょう。始発駅である西尾駅からスタートです!
 

 朝の西尾駅の様子

 さて、始発駅である西尾駅です。西尾駅の1番線に引込線から特急名古屋行きが入ってきました。写真手前側、前4両は一般車です。乗車券のみでOK。

 西尾駅は6両ホームです。特急名古屋行きは6両編成ということで、ホームいっぱいに停車します。写真手前側、後ろ2両は特別車で、乗車券の他に特別車両券(μチケット)が必要です。

 時刻は7:56。2番線に吉良吉田方面から準急西尾行きの到着です。桜井、南安城、新安城や名古屋方面へ行く方は、1番線に停車中の特急に乗り換えとなります。桜町前や米津など、特急の止まらない駅に行くような奴は、そのあとの普通列車まで待ちやがれ。となります。

 ちなみに、この列車は一旦引込線に入り、1番線に入線後、回送列車として吉良吉田方面へ戻ります。

 時刻は8:01です。特急名古屋行きが西尾駅を発車しました。それでは、西尾駅を発車した特急名古屋行きを何箇所かでご覧いただき、名古屋まで行きましょう!次の停車駅は桜井ですが、まずは米津駅です。
 

 桜井駅へ向かう特急名古屋行き。

 さて、米津駅です。時刻は8:03。米津駅には準急吉良吉田行きが停車中。反対列車を待っています。反対列車は、特急名古屋行きです。

 というわけで、特急名古屋行きがやってきました。米津駅は快速急行停車駅。当然、特急は通過します。

 特急名古屋行きは米津駅を通過しました。次の停車駅は桜井です。

 そして、桜井駅に到着!6両ホームいっぱいに停車します。
 

 新安城を出て名古屋へ。

 特急名古屋行きは桜井を出ると、南安城に止まり、新安城に到着します。到着ホームは3番線。名古屋本線の特急は4番線からの発車ですが、西尾線から来るこの特急は、配線の都合上名古屋本線の普通列車が使用する3番線を使用します。そして、特急名古屋行きは名古屋本線へと進みます。

 特急名古屋行きは、知立、神宮前、金山に止まり、名古屋駅に到着!時刻は8:46で西尾駅からの所要時間は45分でした。快速急行佐屋行きより2分早いということで、さすが特急。そして、この列車は回送列車として名古屋駅を発車しました。

 さて、続いて反対方向、名古屋発西尾行きの特急を紹介したいと思います。ただ、特急西尾行きは名古屋駅を22:48に発車するんですよね。まだ恐ろしいほど時間があります。というわけで、ドラクエの呪文を使って、とっとと夜にさせていただきます。

 ラナルータ! 

 というわけで、時刻は22:43になりました。列車案内を見ると、特急3連続。豊橋行きの後、内海行きを挟んで4分後に西尾行きの発車です。というわけで、続いて名古屋発西尾行きの特急を見てみましょう。
 

名鉄名古屋から新安城へ。

 というわけで、一部特別車特急西尾行きが名鉄名古屋駅に到着です!ちなみに、特急西尾行きが発車した2分後、快速急行伊奈行きが発車します。

 特急西尾行きは名古屋駅を発車し、名古屋本線を走ります。神宮前までは前を走る特急豊橋行きと4分差を保って運行されていますが、新安城駅に到着する頃には8分差まで広がります。また、後ろを走る快速急行と同じ所要時間というのも、なかなか、これは。

 さて、新安城駅。新安城駅の列車案内です。特急西尾行きは6両編成。西尾線のホームである1,2番線は4両分の長さしかないため、名古屋方面のホーム3番線から発車します。

 というわけで、新安城駅3番線に特急西尾行きが到着しました。ここからは西尾線。南安城、桜井に止まり、西尾駅へ向かいます。
 

終点の西尾駅に到着。

 終点西尾に到着しました。名古屋からの所要時間は48分。快速急行より1分早いということで、さすが特急。さて、特急は西尾止まりということで、吉良吉田方面へは、この駅から乗り換え・・・

 じゃなくて、どうやら吉良吉田方面の列車はすでに無いようです。新安城方面も無いですが。

 時刻表を見ると、特急到着の2分前に最終列車の吉良吉田行きが発車したようですね。2分くらい待っててくれてもいいじゃないか!と思ってしまうところですが、まぁ、人生、あきらめが肝心です。タクシーという手もあるし、家族に迎えに来てもらうという手もあるし、西尾駅付近に引っ越すという手もあるし。

 特急西尾行きは、明日に向けて行先表示が名古屋になりました。それでは、おやすみなさい。。

 というわけで、今回は西尾線の特急を紹介しました。1日1往復ということで、なかなか手間のかかるネタとなってしまいました。是非とも『頑張ったな。ご苦労さん。』と心の中でねぎらっていただけたらと思っております。

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