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鉄道vs道路 西尾→蒲郡、そして、さらに。
(08年3月2日更新)
 今回の『これが、西尾線。』では、西尾駅から蒲郡駅まで、電車で行った場合と、車で行った場合とを比較したいと思います。ある程度この地域を知ってる方なら結果は明白なんですけどね。まぁ、実際に確認してみるのも大切なことですから・・・。とはいえ、あまりにも明白だと思うので、蒲郡駅に到着したら、そのまま豊橋駅に向かいたいと思います。西尾から蒲郡経由で豊橋であれば、ちょっと微妙ですよね?そしてさらに、三河田原駅まで行ってみたりして。
 ここで紹介する写真には、比較用に西尾駅からの所要時間、目的地までの距離、運賃またはガソリン代、CO2排出量を記載します。ガソリン代の欄は燃費10km/リットルの車を想定し、ガソリンの値段は1リットル当たり150円としました。CO2排出量は交通エコロジー・モビリティ財団発行の「運輸・交通と環境2007年度版」に記載されている「旅客輸送機関別の二酸化炭素排出原単位(2005年度)」のデータを用いて算出しています。鉄道の所要時間などは確実性が高いと思いますが、基本的に数値は参考程度にとどめてもらえるとありがたいです。
 ちなみに、車で行く「道路ルート」の写真は助手席から撮影しました。それでは、ご覧下さい!

・平成20年6月改正で、西尾から蒲郡まで直通する列車が消滅しました。

 12:16 鉄道ルート 西尾駅

 鉄道vs道路 西尾から蒲郡編。名鉄と車、同時刻に西尾駅を出ると、どちらが早く蒲郡駅に到着するのでしょうか!それでは、とっととスタートしましょう!まずは鉄道ルートです。12:16に普通蒲郡行きが西尾駅を発車します。西尾線・蒲郡線を通って蒲郡駅まで直通です!

 12:16 道路ルート 西尾駅

 続いて道路ルートも同時刻にスタートです。実際は違う時間にスタートしましたが、分かりやすさを考慮して同時刻にスタートしたと想定して進めたいと思います。道路ルートは車搭載のナビに従い、西尾駅東口から県道花蔵寺花ノ木線、広域農道グリーンロード、県道西尾幸田線を通り、蒲郡線の北側を平行する県道芦屋蒲郡線を通って蒲郡駅まで向かいます。

 12:19 鉄道ルート 福地駅

 さて、鉄道ルートは西尾線の福地駅に到着です。時刻は12:19になりました。

 12:22 道路ルート 西尾市内

 時刻は12:22。道路ルートは西尾市内。県道花蔵寺花ノ木線を走行中です。

 12:22 鉄道ルート 上横須賀駅

 普通蒲郡行きが上横須賀駅に到着です。

 12:25 道路ルート 幸田町内

 道路ルートは、猿投・・・じゃなくて、広域農道グリーンロードを走行中。雪の残る坂道ですね。ここは、幸田町になります。

 12:30 鉄道ルート 吉良吉田駅

 普通蒲郡行きは吉良吉田駅に到着。西尾線はここまで。ここからは蒲郡線へ進みます。

 12:34 道路ルート 幸田町内

 道路ルートは県道41号。主要地方道である西尾幸田線を進みます。

 12:37 鉄道ルート 西幡豆駅

 蒲郡線を進む鉄道ルート。普通蒲郡行きは西幡豆駅に到着です。

 12:41 道路ルート 蒲郡市内

 あれからずっと道なりに進んでいます。いつの間にか県道芦屋蒲郡線となり、蒲郡市役所の前を通過。

 12:41 鉄道ルート 東幡豆駅

 何だかんだ言っても、蒲郡駅へ向かって着実に進んでいる鉄道ルート。普通蒲郡行きは東幡豆駅に到着です。そして・・・

 12:43 道路ルート 蒲郡駅到着!

 道路ルート、蒲郡駅に到着!所要時間は27分でした。

 12:44 道路ルート 蒲郡駅

 予想通り、車のほうが早かったですね。鉄道ルートのほうは、いつ到着するのでしょう。。待ちますか?どうしますか?・・・マジで?ホントに?・・・そうですか。それでは、豊橋駅まで行きましょう!

 12:45 道路ルート 蒲郡駅

 というわけで、蒲郡駅の滞在時間は2分。道路ルートは豊橋駅に向かってスタートです!ルートはナビに従って、JR東海道本線の北側に並行する市道・県道から国道247号、23号へと進みます。

 12:50 鉄道ルート 西浦駅

 こちらは蒲郡駅へ向かっている鉄道ルート。普通蒲郡行きは西浦駅に到着です。

 12:53 道路ルート 蒲郡市内

 道路ルートは国道247号に入り、JR東海道本線の下をくぐります。

 12:55 鉄道ルート 三河鹿島駅

 鉄道ルートは確実に蒲郡駅に近づいています。三河鹿島駅を発車。

 13:00 道路ルート 豊川市内

 道路ルートは豊川市(旧御津町)の国道23号を走行中。主要地方道東三河環状線との交差点です。そして・・・

 13:01 鉄道ルート 蒲郡駅到着!

 鉄道ルート、蒲郡駅に到着!道路ルートより18分遅れての到着です。

 13:03 鉄道ルート 蒲郡駅コンコース

 道路ルートが豊橋に向かってしまいましたからね。当然、鉄道ルートも豊橋へ向かうべく、JRの改札口へ!

 13:06 道路ルート 豊橋市内

 道路ルートは豊橋市に突入です!しかし、ここからは片側1車線。そして、慢性的な渋滞区間に突入しています。

 13:07 鉄道ルート 蒲郡駅

 豊橋駅へはこの電車。JR東海道本線の快速列車です。道路ルートはすでに豊橋市に突入していますが、挽回できるのか!?というわけで、いざ、豊橋駅へ!

 13:11 道路ルート 豊橋市内

 渋滞する長い長い右折レーンの横を気持ちよく通り過ぎる道路ルート。右折レーンは豊川橋へと続いていますが、豊橋駅へは直進です。

 13:13 鉄道ルート 愛知御津駅

 快速豊橋行きは蒲郡駅を出発すると、次の停車駅は豊橋。途中の愛知御津駅も当然ながら通過!

 13:16 道路ルート 豊橋市内

 道路ルートは渡津橋を走行中。現在無料の豊川橋が有料のときは、このあたりも大渋滞のポイントでしたが、ずいぶんと緩和されました。などと言ってるうちに・・・

 13:17 鉄道ルート 豊橋駅到着!

 鉄道ルート、豊橋駅に到着!さすがJR。

 13:22 鉄道ルート 豊橋駅

 道路ルートは、まだ到着していないんですよね。。待ちますか?どうしますか?・・・マジで?ホントに?・・・そうですか。それでは、豊橋鉄道に乗って三河田原駅まで行きましょう!

 13:23 道路ルート 豊橋市内

 道路ルートも間もなく豊橋駅。東海道新幹線、JR東海道本線、名鉄名古屋本線・JR飯田線の下をくぐります。

 13:26 鉄道ルート 新豊橋駅

 豊橋鉄道・新豊橋駅までやってきました。改札口を入り、列車案内を見ると・・・次は32分発のようですね。あと6分もあるんですか。。

 13:29 道路ルート 豊橋駅到着!

 道路ルート、豊橋駅に到着!道路ルートより12分遅れての到着です。蒲郡駅を同時に出発したとすると、34分遅れての到着となりました。

 13:31 道路ルート 新豊橋駅

 鉄道ルートは三河田原駅に向かっているようですね。っていうか、新豊橋駅で待たされているようですね。それでは、こちらはとっとと三河田原駅へ向かって出発しましょう!豊橋駅での滞在時間は2分です。ルートはナビに従って、県道大山豊橋停車場線、港湾道路を通り、県道豊橋渥美線、田原赤羽根線へと進みます。

 13:32 鉄道ルート 新豊橋駅

 道路ルートに遅れること1分。豊橋鉄道の三河田原行きの出発です。

 13:50 道路ルート 豊橋市内

 道路ルートは海の上。三河港JCTの赤い橋を走行中。

 13:52 鉄道ルート 大清水駅

 三河田原行きが大清水駅に到着。青い電車と黄色い電車のすれ違い。

 14:00 道路ルート 田原市内

 道路ルートは田原市に突入しました。三河田原駅まで、あと4km!

 14:03 鉄道ルート 豊島駅

 鉄道ルートも田原市に突入。豊島駅を出ると、神戸、そして三河田原です!

 14:06 道路ルート 三河田原駅到着!

 そして、道路ルートが三河田原駅に到着です!西尾駅から53km、1時間50分かけての到着です。お疲れ様でした。そして、鉄道ルートも・・・

 14:07 鉄道ルート 三河田原駅到着!

 三河田原駅に到着!西尾駅から名鉄西尾線・蒲郡線、JR東海道本線、豊橋鉄道を乗り継いで、1時間51分かけての到着です。鉄道ルートもお疲れ様でした。新豊橋駅を出たのが道路ルートより1分遅いため、豊橋駅から三河田原駅までは道路・鉄道とも同じ時間で到着したってことになりますね。

 各機関・区間の平均速度

 というわけで、まとめです。左の表は、各機関・区間の平均速度を表したものです。横軸は時間となっています。

 西尾から蒲郡までの両ルートを比較すると、鉄道のほうが明らかに時間がかかっているものの、平均速度はそれほど大きくは変わらないことが分かると思います。名鉄西尾・蒲郡線は吉良吉田を経由して大きく迂回していることで、18分もの差が開いたと言えるでしょう。

 蒲郡から豊橋までの両ルートをみると、JR東海道本線の速さが目立ちます。ホント、桁違いですねぇ。。逆に、道路は渋滞した箇所があり、他の区間と比較して遅くなりました。

 豊橋から田原までは両ルートの所要時間、平均速度ともに差がほとんど無いことがわかります。

 ということで、車と電車、西尾駅から蒲郡駅、豊橋駅を経由して三河田原駅までの道のりを紹介しました。駅から駅までの勝負ということで、通常なら鉄道がダントツに有利なはずですが、名鉄西尾・蒲郡線や豊橋鉄道は車と比較して平均速度も大きな差は無く、特に名鉄西尾・蒲郡線は吉良吉田に迂回しているため、車よりも遅くなってしまいました。
 戸口から戸口へ行ける車に対して鉄道が優位性を確保するためには速いスピード(短い所要時間)くらいしか思いつきませんが、だとすると、名鉄西尾・蒲郡線は交通弱者の観点からしか存在意義を述べられないことになります。今後、より路線の繁栄を期待するには、やはり車を利用できる人も鉄道を利用したくなるような環境にする必要があると思うのですが、スピードアップは難しいですよね。。スピード以外で車以上の優位性を確保する方法はあるのでしょうか。。その答えが見つかれば、解決したも同然です。

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