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10年前と比較した西尾線乗客数増加率ランキングと称した
現在の西尾線の駅の状況。
(07年10月23日更新)
 現在、西尾線の駅(一部区間を除く)はトランパスシステムの導入に伴って、風景や環境が大きく変わっています。今回の「これが、西尾線。」では、そんな西尾線の駅の様子を紹介します。
 ただ、工事が完了したわけではないので、今回はさらっと各駅写真1枚で簡単に紹介する程度にとどめ、紹介の方法も視点をずらして乗客数の増加率ランキングを発表するついでに紹介するという方法をとりたいと思います。平成6年度と平成16年度とを比較し、平成16年度の乗客数は平成6年度の何パーセントとなっているかに注目します。当然ながら、乗客数が増加していれば100%以上となります。
 平成6年度からの10年間はJRの発足やバブルの崩壊以降であり、中部国際空港の開港直前までということで、名鉄のほとんどの路線で全体的に乗客数が減少しています。今回は他の路線は路線全体の結果しか紹介しませんが、良ければ参考にしてください。データソースは毎度おなじみの「愛知県統計年鑑」です。それでは、どうぞ!

 愛知県の名鉄の駅の乗客数推移。

 左のグラフは平成6年度から平成16年度までの愛知県内の名鉄全駅の乗客数合計値の推移です。減少してますね。平成16年度には平成6年度の83.0%まで減少しました。

 路線別ランキング。

 そんな状況の中、西尾線は他の路線と比べてどうなのか。ということで、他の路線と比較してみましょう。左の表は路線別の増加率ランキングのうち、西尾線より上位になった路線です。豊田線が唯一増加してますが、他の路線は減少しているようです。ただし、区間の区切り方によって結果も変わります(例えば三河線の山線だけだと増加になります)ので参考程度で受け止めてください。

 西尾線を見ると、87.5%ということで、先ほどの全駅で計算した83.0%よりは高い値となりました。

 路線別ランキングの続き。

 西尾線より下位となった路線はこちらです。

 ちなみに、このランキングは平成16年度には廃止されていた駅(三河線末端区間)や平成6年度には未開業の駅(空港線、瀬戸線印場駅)は除外しています。(最初の県内名鉄全駅のグラフには含まれています。)

 また、比率ではなく人数の差をとった場合ですが、乗客数の多い駅を持つ路線(名古屋本線等)が下位になる傾向がみられました。

 西尾線の乗客数を比較。

 というわけで、他の路線より比較的減少率は抑えられているのかな・・・という状況の西尾線ですが、ここからは西尾線各駅の状況を見てみましょう。西尾線の12駅をランキング形式で紹介します。すでに廃止された鎌谷駅と三河荻原駅はランキングからは除外しましたが、それぞれ増加率が近い駅のコメントで触れさせていただきます。果たして、どの駅の増加率が高いのでしょうか!そして、最下位の駅はどこだ!・・・という"てい"で、平成19年10月21日に撮影した西尾線の各駅の様子をご覧ください。

 第1位 西尾口駅

 第1位は、自動券売機や自動改札機が設置された西尾口駅です。10年間で40.7%も増加しました。1日あたり何人増えたの?と思った方は、35601÷1.407×0.407÷365で計算することができますが、しなくても構いません。

 第2位 桜町前駅

 第2位は、西尾口駅と同じく自動券売機や自動改札機が設置された桜町前駅です。10年間で10.3%アップしました。桜町前駅は西尾口~北安城間ということで、平成19年11月14日からトランパス対応予定となっています。

 第3位 北安城駅

 第3位は、10月21日現在、まだ自動改札機設置工事中の北安城駅です。3位ですが、すでにここから乗客数は減少です。10年間で2.6%ダウンしました。

 第4位 碧海堀内駅

 第4位は、北安城駅と同じく、10月21日現在、まだ自動改札機設置工事中の碧海堀内駅です。10年間で3.2%ダウンしました。

 第5位 吉良吉田駅

 第5位は、今年度はトランパスシステム未整備駅である吉良吉田駅です。有人駅ですが、自動改札はありません。吉良吉田駅は10年間で9.9%ダウンしました。

 第6位 碧海古井駅

 第6位は、10月21日現在、まだ自動改札機設置工事中の碧海古井駅です。駅舎の外観はできているようですが。碧海古井駅は10年間で10.7%ダウンしました。

 第7位 碧海桜井駅

 第7位は、自動改札機が設置された碧海桜井駅です。トランパスシステム対応は11月14日から。碧海桜井駅は10年間で13.1%ダウンしました。

 第8位 西尾駅

 第8位は、他の西尾線の駅に先駆けて、そして他の路線の多くの駅に遅れつつも、10月4日からトランパスカードが使えるようになった西尾駅です。西尾駅の乗客数は10年間で13.1%ダウンしました。碧海桜井駅と僅差ですが、年間乗客数の桁が違うので、人数にすると、ねぇ。。

 第9位 米津駅

 第9位は、10月21日現在、まだ自動改札機設置工事中の米津駅です。無人駅で自動改札すら無い駅に特急と快速急行が到着しています。米津駅の乗客数は10年間で13.7%ダウンしました。

 第10位 南安城駅

 第10位は、10月11日から無人駅となった南安城駅です。10年間で18.6%ダウンしました。ちなみに、廃止となった三河荻原駅の結果が83.1%で16.9%の減。南安城駅、三河荻原駅に負けてしまいました。。

 第11位 上横須賀駅

 第11位は、今年度はトランパスシステム未整備駅である上横須賀駅です。無人駅、自動改札未設置駅、特急停車駅、夜。上横須賀駅は10年間で24.6%ダウンしました。

 第12位 福地駅

 第12位は、吉良吉田駅や上横須賀駅と同じく、今年度はトランパスシステム未整備駅である福地駅です。10年間で25.5%ダウンしました。西尾線内で最下位ですが、すでに廃止となった鎌谷駅は34.0%の減。鎌谷駅に比べると、何というか、大したことないですよ。ははは・・・。

 というわけで、午後から各駅を撮影してたらすっかり夜も更けてしまいました。まぁ、このあたりの駅は何も変わってないようなので、これまでに紹介した写真を見ていただければ。。

 というわけで、西尾線の乗客増加率ランキングを発表しつつ、現在の西尾線の様子を紹介しました。特に西尾口~北安城間の各駅は、トランパス対応に向けて状況が大きく変わっている状況です。西尾~新安城間がトランパス対応となった際は、何かしら紹介したいと思っておりますので良ければ次回もご期待くださいね(^.^)。

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