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朝の通勤で1分でも早く名古屋に着きたい。
 (07年2月25日更新)

 昨年の秋、JRではダイヤ改正により朝の通勤時間帯に豊橋方面から名古屋方面への快速列車が8分間隔で運行されるようになりました。当サイトでは名鉄とJRとの所要時間の対決を何度かネタとして紹介していますが、勝負の重要なポイントのひとつは名鉄からJRへの接続時間でした。つまり、名鉄からJRに乗り換える場合、JRの運行本数が多いほど、JRを使ったルートが有利になるかと思います。というわけで、今回は、朝の通勤ラッシュの中、「1分でも早く名古屋に着きたい。」をキーワードとし、安城市内でJRに乗り換えて名古屋(金山駅)に向かおうと思います。「1分でも早く」というからには、場合によっては安城市内で走ります。鞄を持ったサラリーマンが朝から全速力で走りぬける姿を想像しつつ、ご覧ください。それでは、どうぞ!


「1分でも早く名古屋に着きたい。」

 というわけで、朝のラッシュ時、快速列車が8分おきに運行されているJRを使ったルートを検証したいと思います。

ルート説明

 通常、西尾から名古屋へ向かう場合、緑色で示した名鉄のみのルートを利用するのがごく自然で一般的です。しかし、今回は黄色で示したルートを選択し、名鉄のみのルートと所要時間を比較します。スタートは西尾駅。ゴールは写真の撮影の都合上、金山駅として紹介します。南安城または北安城からJRの安城駅までの徒歩の区間については、JRの発車時刻を念頭において、場合によっては走ります。「1分でも早く名古屋に着きたい。」と思うのであれば、当然ですよね。・・・お願いですから当然だと思ってください。じゃないと、ネタが続きません。

対象列車

 今回対象とする列車は、西尾駅を7:07に発車する普通犬山行きから7:45に発車する特急佐屋行きまでの4列車とします。

というわけで。

 というわけで、JRを使って名古屋に向かいましょう。まずは西尾駅を7:07に発車する犬山行きから検証します。

 
まずは、西尾駅7:07発。

 まずは、西尾駅を7:07に発車する普通犬山行きです。新安城から準急になるものの、牛田駅と左京山駅にも停車しつつ、神宮前から再び普通列車になる珍しい列車です。

金山駅に到着!

 名鉄のみを利用して金山駅に到着しました。途中の知立駅で快速特急岐阜行きに乗換え、7:59に金山駅に到着。所要時間は52分でした。

再び西尾駅。今度はJRで。

 名鉄の所要時間が分かったところで、再び西尾駅に戻ります。次はJRを利用して金山駅に向かいましょう。写真は西尾駅を7:07に発車する普通犬山行きです。新安城から準急になるものの、通過駅は一ツ木、富士松、本星崎、本笠寺、桜、呼続のみで、神宮前から再び普通列車になる珍しい列車です。

北安城駅で下車します。

 JRに乗り換えるため、北安城駅で下車します。時刻は7:26。西尾駅からここまでの所要時間は19分。

JRの安城駅へ!

 JR安城駅の時刻表を確認すると、間に合いそうなのは7:34発の新快速大垣行きでした。乗換えのための制限時間は8分。通常、徒歩10分程度かかります。時間がないので、走りましょう。

JRの快速列車に乗車。

 間に合いました。新快速大垣行きに乗り込みます。発車時刻は7:34。西尾駅からここまでの所要時間は27分。

金山駅に到着!

 金山駅に到着!時刻は7:55です。西尾駅からここまでの所要時間は48分。JRに乗り換えることにより、4分短縮しました。

 
続いて、西尾駅7:19発。

 続いて、西尾駅を7:19に発車する普通岐阜行きです。2分前に急行西尾行きとして到着し、すぐに折り返し発車します。この列車は、西尾口、(以後略)の順に、終点の岐阜まで各駅に停車する、終点まで乗るには忍耐力の必要な列車です。

金山駅に到着!

 名鉄のみを利用して金山駅に到着しました。さすがに全ての駅に停車するのは辛いので、新安城駅で準急弥富行きに乗換え、8:12に金山駅に到着。所要時間は53分でした。

再び西尾駅。今度はJRで。

 名鉄の所要時間が分かったところで、再び西尾駅に戻ります。次はJRを利用して金山駅に向かいましょう。写真は西尾駅を7:19に発車する普通岐阜行きです。2分前に急行西尾行きとして到着し、すぐに折り返し発車します。この列車は、(略)、牛田、(略)、堀田、(略)、奥田、(略)、黒田、(以後略)の順に、終点の岐阜まで各駅に停車する、終点まで乗るには忍耐力の必要な列車です。

北安城駅で下車します。

 JRに乗り換えるため、北安城駅で下車します。時刻は7:39。西尾駅からここまでの所要時間は20分。

JRの安城駅へ!

 JR安城駅の時刻表を確認すると、間に合いそうなのは7:50発の新快速名古屋行きでした。乗換えのための制限時間は11分。通常、徒歩10分程度なので、徒歩で間に合う時間かと思います。

JRの快速列車に乗車。

 間に合いました。新快速名古屋行きに乗り込みます。発車時刻は7:50。西尾駅からここまでの所要時間は31分。

金山駅に到着!

 金山駅に到着!時刻は8:12です。西尾駅からここまでの所要時間は53分。JRに乗り換えても所要時間は同じでした。

 
続いて、西尾駅7:28発。

 続いて、西尾駅を7:28に発車する急行栄生行きです。西尾線内も急行で運行されるこの列車は、名古屋まで乗り換えずに一番早く到着します。少なくとも、名鉄のみで行くのであれば。

金山駅に到着!

 急行栄生行きにそのまま乗車し、金山駅に到着しました。到着時刻は8:22。所要時間は54分でした。

再び西尾駅。今度はJRで。

 名鉄の所要時間が分かったところで、再び西尾駅に戻ります。次はJRを利用して金山駅に向かいましょう。写真は西尾駅を7:28に発車する急行栄生行きです。西尾線内は4両で運行されるこの列車は、名古屋まで乗り換えずに一番早く到着します。少なくとも、名鉄のみで行くのであれば。

南安城駅で下車します。

 この列車は急行なので北安城駅は通過。というわけで、JRに乗り換えるため南安城駅で下車します。時刻は7:44。西尾駅からここまでの所要時間は16分。

JRの安城駅へ!

 JR安城駅の時刻表を確認すると、間に合いそうなのは7:59発の特別快速大垣行きでした。乗換えのための制限時間は15分。通常、徒歩15分程度なので、時間の余裕はありません。念のため、ちょっと急ぎ気味で進みましょう。

JRの快速列車に乗車。

 間に合いました。特別快速大垣行きに乗り込みます。発車時刻は7:59。西尾駅からここまでの所要時間は31分。

金山駅に到着!

 金山駅に到着!時刻は8:17です。西尾駅からここまでの所要時間は49分。JRに乗り換えることにより、5分短縮しました。

 
続いて、西尾駅7:45発。

 最後に、西尾駅を7:45に発車する特急佐屋行きです。西尾線唯一にして最長の6両編成。特急停車駅である米津駅と碧海桜井駅を通過する、西尾線の最優等列車です。

金山駅に到着!

 金山駅に到着しました。到着時刻は8:24。所要時間は39分でした。

再び西尾駅。今度はJRで。

 名鉄の所要時間が分かったところで、再び西尾駅に戻ります。次はJRを利用して金山駅に向かいましょう。写真は西尾駅を7:45に発車する特急佐屋行きです。西尾線唯一にして最長の6両編成。特急停車駅である米津駅と碧海桜井駅を通過して、南安城駅は停車する、西尾線の最優等列車です。

南安城駅で下車します。

 この列車は特急なので北安城駅は通過。というわけで、JRに乗り換えるため南安城駅で下車します。時刻は7:55。西尾駅からここまでの所要時間は10分。

JRの安城駅へ!

 JR安城駅の時刻表を確認すると、間に合いそうなのは8:06発の新快速名古屋行きでした。乗換えのための制限時間は11分。通常、徒歩15分程度かかります。歩いていたら絶対に間に合いません。走れ!ダッシュ!頑張れお父さん!!

JRの快速列車に乗車。

 何とか・・・何とか間に合いました。無理やりながらも何食わぬ顔で平静を装いつつ、新快速名古屋行きに乗り込みます。発車時刻は8:06。西尾駅からここまでの所要時間は21分。

金山駅に到着!

 金山駅に到着!時刻は8:27です。西尾駅からここまでの所要時間は42分。頑張ってJRに乗り換えましたが、所要時間は3分増加してしまいました。さすが、特急。

 
まとめ

 以上、4列車の結果をまとめてみました。数分到着が早まった列車もあり、本当に急いでいる場合、JRに乗り換えるという手も無きにしもあらず。そんな結果かと思います。

6ヶ月定期運賃の比較

 ここで、運賃の比較の比較をしてみましょう。通勤時間ということで、6ヶ月定期の金額を比較します。JRを使うと、1万数千円程度高くなるようですね。数分早く到着するためにそれだけのお金を払いますか?という選択かと思います。安城市内の乗換えで急ぐ必要のある列車もありますし、やっぱり、結論としては・・・

結論。

 まぁ、名鉄でいいや。


 というわけで、朝の通勤時間帯の列車を紹介しました。まぁ・・・ネタです。

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