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問題。平成18年度末になってもトランパスが導入されていない路線といえば?
 (06年8月22日更新)

 答えのひとつは、西尾線です。
 今回は、平成19年度にトランパスの導入が予定されている西尾線の駅の今の様子を紹介します。トランパスは名鉄の「SFパノラマカード」や名古屋市営地下鉄の「ユリカ」などのカードが相互に利用できる共通SFカードシステムの名前で、SFカードシステムが導入されれば、乗車するたびに乗車券を買わなくても、事前に購入したSFパノラマカードなどを直接自動改札機に入れれば、料金の精算ができます。名鉄ではこのシステムの導入を進めるため、各駅に自動改札機を設置しているわけですが、現在、西尾線はまだ未対応です。
 西尾線は平成19年度の導入予定ということで、現在は工事が全く行われていない状況です。さらに、導入に伴うコスト削減による駅の廃止も、あと数ヶ月ですが先の話です。というわけで、近いうちに大きく変わるであろう駅の様子を撮影してきました。最近の「これが、西尾線。」ではお遊びで無駄なことをしてますが、今回も「クイズ」を出題しつつ紹介しています。しかも、答えが近くに思いっきり書かれてます(^_^;)。そんなネタですが、今回も暖かい目でご覧いただければ幸いです(^_^)。


1枚のカードでらくらく乗り継ぎ!

 現在、名鉄では共通SFカードシステム「トランパス」の導入が進められています。導入されれば、事前に買ったカードを直接自動改札機に通して乗車できるということで、各駅に自動改札機が必要となるわけですが・・・

その隣にあるポスターが大切です。

 まだまだ発展途上。未対応の区間もあるんです。

下のほうを見てみましょう。

 というわけで、これが西尾線。

まずは、新安城駅の改札口です。

 今回は、平成19年度にトランパスの導入予定となっている西尾線の駅の紹介です。改札口のない駅も多く、ローカル色豊かな駅の様子を今のうちに撮影しておくことにします。

 この写真は新安城駅です。新安城は名古屋本線ということで、トランパス対応駅となってます。

というわけで、西尾線へ。。

 さて、ただ風景だけ紹介するのも何なので、クイズを出題しながら進めていきたいと思います。というわけで、さっそく問題。JRの駅に最も近い西尾線の駅はどこでしょう。

JR安城駅に一番近い駅。

 答えは北安城駅です。写真は北安城駅のホームから出口方向です。JR安城駅までの距離はおよそ700m。ここから歩いても10分足らずでJR安城駅に到着します。

開放的な駅ですね。

 高い構造物もなく、広々とした駅ですね。そんな開放感あふれる駅を特急西尾行きが通過しています。さて次の問題です。西尾線で最初に高架化された駅はどこでしょう。

昭和56年に高架化された駅。

 答えは南安城駅です。西尾線で初めて、昭和56年5月に高架化されました。写真は改札口です。自動改札機はありますが、トランパス未対応です。改札口の上には『きっぷをお買い求め下さい。』という表示があります。

高架上には6両ホームが。

 高架化と同時にホームも4両から6両ホームに延長されています。朝の6両の特急でも安心です。写真は朝の6両の特急佐屋行きと普通蒲郡行きです。それでは次の問題。平成15年度現在、西尾線の普通停車駅の中で最も乗客が多い駅はどこでしょう。

頑張る普通停車駅。

 答えは碧海古井駅です。西尾線の普通停車駅の中で最も乗客が多い駅ですが、改札口すらありません。写真は快速急行佐屋行きの通過する碧海古井駅です。

改札口もなく住宅街直結。

 碧海古井駅は出口が北と南、2箇所あります。というわけで、北側の出口の写真です。北側は住宅街に直結しているような出口ですねぇ。近い家だと発車30秒前に家を出ても間に合いそうな雰囲気です。さて次の問題です。廃止対象駅となったものの、存続が決まった西尾線の駅はどこでしょう。

駅存続ありがとう。

 答えは碧海堀内駅です。駅存続ありがとう。名鉄さん、安城市さん。写真は特急佐屋行きの通過です。トランパスや駅集中管理システムの導入のために投資するほどの価値はないと名鉄に判断されたわけですが、安城市の税金投入により存続決定。太っ腹です。安城市。

堀内公園に隣接してます。

 碧海堀内駅も碧海古井駅と同様に出口は2つあります。こちらは堀内公園とを結ぶ出口です。堀内公園とともにこの駅も発展していくことを期待しましょう。さて問題。区画整理により周辺が大きく変わろうとしている西尾線の駅といえばどこでしょう。

高架化の事業期間は平成20年度まで。

 答えは碧海桜井駅です。まずは改札口の写真です。有人駅ですが、自動改札機はありません。駅舎に向かって右に掲示されている案内をみると、区画整理事業と併せて行われている『名鉄西尾線碧海桜井駅付近鉄道立体交差事業』の事業期間は平成20年度までということで、この駅舎も先が見えてきました。

区画整理事業は平成25年度まで。

 駅の西側です。先ほどと同じ掲示板によると、『安城桜井駅周辺特定土地区画整理事業』の事業期間は平成11年度から平成25年度までだそうです。というわけで、駅周辺の様子もずいぶんと変わってきました。写真奥のほうにはアピタが見えますね。平成18年9月下旬にオープン予定のアピタ安城南店です。さて、次の問題。全車特別車の特急列車が毎時1往復停車する西尾線の無人駅といえばどこでしょう。

改札口の無い特急停車駅。

 答えは米津駅です。駅舎はありますが、無人駅です。自動改札機もありません。有人駅の頃の面影を感じるのが寂しい限りです。。特急の特別車に乗車する場合、ミューチケットは事前に有人駅で購入しておくか、車内で精算となります。

逆から見ても、やっぱり同じ。

 ホーム側から外を見た写真です。やっぱり、反対側からみても、改札口はないようです・・・当たり前ですが。さて問題。西尾市総合体育館の最寄り駅といえばどこでしょう。

西尾市総合体育館の最寄り駅。

 答えは桜町前駅です。ホームには、右下の写真のとおり、航空写真が使用された案内図が掲示されています。西尾市総合体育館へは桜町前駅から徒歩で約30分です。まずは、改札口の無い出口へ向かう一歩から始まります。

普通西尾行きが到着しました。

 普通西尾行き。桜町前の次の停車駅は西尾口です。さてここで問題。平成16年度の1日の乗降客数が201人(新聞各紙より)で名鉄が廃止の意向を示した300人以下の駅に該当するものの、当初から廃止対象とならなかった西尾線の駅といえばどこでしょう。

市街地の中の小さな駅。

 答えは西尾口駅です。地元の新聞各紙によると、300人を超える日がしばしばあり、周辺が市街地であることから将来の成長性を見込んで廃止対象外としたようです。

階段上ってホームに到着。

 高架駅の西尾口駅も、改札口はなく、そのままホームに上れます。ホームもひとつだけです。さて、次の問題です。名古屋本線の駅である新安城駅を除き、西尾線で最も乗客数の多い駅といえばどこでしょう。

やっぱり西尾線の中心駅。

 答えは西尾駅です。愛知県の交通対策課のHPに記載されている統計によると、平成16年度の1日当たりの乗降人員は9,528人で、西尾線唯一の5,000人以上の駅となっています。まさに西尾線の中心駅です。写真はそんな西尾駅の改札口の様子です。自動改札機は設置されているものの、トランパス未対応となっています。改札口の上に注意書きがありますね。

もうひとつの改札口。

 改札の外、1階や2階からエレベーターを使って3階のホームに上がると、そこにも自動改札機があります。この自動改札機もトランパス未対応です。自動改札機の上面にトランパス未対応を示す赤いシールが貼ってあります。さて、さらに問題は続きます。問題。西尾線の普通停車駅の中で、唯一列車の行き違いができる駅といえばどこでしょう。

行き違いができる普通停車駅。

 答えは福地駅です。昼間時間帯などの標準ダイヤでは、福地駅で普通列車がすれ違います。ここ福地駅も含む西尾駅より南の区間は、多くの列車がワンマン運転ということで、駅には自動券売機が設置されています。現在は運賃の精算は車内で行う方法をとってますが、トランパスの導入後は、当然、自動精算機と自動改札機による駅での精算になるはずです。

開放的な駅ですね。

 福地駅は、本当に広々とした開放的な駅です。同じような北安城駅にも負けてません。福地駅は舗装すらされてないのがある意味素晴らしいです。。さて続いて問題。平成18年12月15日をもって廃止となる駅の中で、西尾市にある駅といえばどこでしょう。

西尾線で最も乗客が少ない駅。

 答えは鎌谷駅です。地元の新聞各紙によると、平成16年度の1日の乗降客数は175人で300人を大きく下回っています。『鎌谷駅廃止反対』の看板も出てるのですが、他の駅に比べて謙虚です。右下の写真が何枚かある看板のうちの1枚なのですが、左上の大きいほうの写真を撮影した箇所で後ろを向くと、その看板があります。

普通蒲郡行きの到着です。

 鎌谷駅に、ワンマン列車が到着です。それでは次の問題。「人生劇場」で有名な吉良町出身の作家、尾崎士郎の小説「わが山河」の抜粋がホームに掲示されているのはどこの駅でしょう。

尾崎士郎の出身地をアピール。

 答えは上横須賀駅です。尾崎士郎の「人生劇場」は知ってる方も居るかと思いますが、「わが山河」はネットで検索してもほとんど出てこないのでどうだか・・・。。とりあえず、右下の写真の場所には、「わが山河」の抜粋が書かれています。
 「豊橋駅から発車する電車が今村経由で上横須賀の駅へ着くまで、私は少年の日の夢につながる窓外の風景に見とれてゐた。(以後略)」
 ちなみに、残念ながら私は「人生劇場」も知りません。悪しからず。。

改札口が無くても。

 上横須賀駅は特急停車駅ですが、駅舎はあるものの、改札口もなく無人駅です。結局、改札口がなくてもホームさえあれば物理的に特急列車は止まれるわけです。写真は普通蒲郡行きと特急名古屋行き(休日ダイヤ)です。さて、問題。平成18年12月15日をもって廃止となる駅の中で、幡豆郡吉良町にある駅といえばどこでしょう。

西尾線で3番目に乗客が少ない駅。

 答えは三河荻原駅です。地元の新聞各紙によると、平成16年度の1日の乗降客数は264人で300人を下回っています。西尾線の中では、鎌谷駅、西尾口駅に次いで乗客の少ない駅です。左上の写真は廃止反対の看板が設置される前の三河荻原駅です。それにしても、ローカル線の雰囲気が漂う駅ですね。・・・今まで全部そうかもしれませんが、ここは黙っておいていただくとして。。

ここで、駅間距離の話をします。

 蒲郡行きの到着です。三河荻原駅が廃止されると上横須賀と吉良吉田が隣接する駅となるわけですが、駅間距離は4.2kmで西尾線で最長区間となります。カーブ区間もあまり無いので、スピードが出せる区間になりそうです。それでは次の問題です。西尾線と蒲郡線の接続駅といえばどこの駅でしょう。

西尾線の駅、全て出ました。

 答えは吉良吉田駅です。吉良吉田駅は有人駅で、駅舎も改札口もありますが、自動改札機は設置されていません。

それでは、最後の問題です。

 吉良吉田駅は4番線までありますが、1,2番線と3,4番線は離れています。向こう側にあるのが、1,2番線です。2番線からは平成16年3月末まで三河線の列車が発着していましたが、廃止されてしまいました。というわけで、問題。平成16年3月末をもって廃止された三河線の区間のうち、南側・海線の区間は吉良吉田駅からどこの駅まででしょう。

三河線の駅が登場してしまいました。

 答えは三河線・碧南駅です。西尾線の西側の碧海地域を西尾線と同じく南北に走る三河線の駅です。三河線はトランパス対応路線です。西尾線よりもずいぶん早く、平成17年9月には全駅で導入されました。

三河線ではご利用いただけます。

 写真は三河線・碧南駅の自動改札機です。トランパス対応の自動改札機で、緑のシールが貼られています。西尾線も平成19年度末には、自動券売機が各駅に設置されてトランパス対応路線へと発展していくことでしょう。三河線と同様に西尾線も全線でワンマン運転される日は、そんなに遠くないかと。。


 というわけで、タイトルを含めて全16問を出題した今回のネタ、お楽しみいただけましたでしょうか。今回もローカルな西尾線を多少なりとも味わえたのではないかと期待しています。可能であれば、数年後、風景が変わった西尾線を紹介したいと思っています。というわけで、おまけの問題。平成18年度末になってもトランパスが導入されていない路線といえば、西尾線の他にどこの路線があるでしょう?答えは名古屋以南では蒲郡線と知多新線。

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