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西尾までの特急と吉良吉田までの特急。
 (05年9月14日更新)

 西尾線の特急は昼間が西尾発着で、夕方以降は区間が延長され吉良吉田発着となります。しかし吉良吉田発着となっても使用する車両が増えるわけではなく、昼間の特急が西尾駅に停車している時間内に吉良吉田まで行って戻ってきているため、昼間の特急は西尾駅での折り返し時間が長く、夕方以降の特急は吉良吉田駅での折り返し時間が短く設定されています。
 というわけで、今回は昼間の特急の西尾駅折り返しの様子と夕方の特急の吉良吉田への区間延長の様子を紹介します。それでは、ご覧ください。

・平成20年6月改正で、標準ダイヤの特急が快速急行又は準急になりました。


西尾駅。

 昼間の西尾駅です。間もなく特急西尾どまりが到着する時間です。早速、西尾駅のホームで待っていると。。。

特急西尾どまりが到着。

 やってきました。4両編成のパノラマスーパーの到着です。

折り返し名古屋行きに。

 西尾駅に到着すると、折り返し名古屋行きになります。車内整備が終わると車内に入れるのですが、この特急の発車時刻は17:01です。まだまだ発車まで時間があるため、列車に乗り込む方もほとんど居ません。

 というわけで、車内など、パノラマスーパーを見学してみることにします。実は手元に昭和63年(1988年)7月8日改正の時刻表があります。1000系パノラマスーパーがデビューしたときの改正です。というわけで、その時刻表に書かれているパノラマスーパーの紹介ページからの抜粋を紹介しつつ、2005年バージョンの画像をご覧ください。

新・登・場 ハイ・アメニティ・エクスプレス パノラマsuper
快適指向時代のニーズに応えて生まれた新型特急"パノラマSUPER"。より質の高いサービスを提供するために、数々の新しい設備を備え、快適に・快調に名古屋本線を走ります。迫力あふれるワイドな展望が楽しめるハイデッカー展望室、ゆったりとしたリクライニングシート、トイレ・化粧室……。乗り心地を極め、くつろぎの時を乗せて、都市と都市、人と人を結ぶ名鉄の新しい顔の登場です。

 というわけで、現在は西尾線でも走ってます。

ハイデッカー展望室(パノラマ席)
わが国初の大型曲面1枚ガラスを採用した高床式の両先頭部ではワイドな眺望が楽しめます。

 西尾線でも楽しめます。

車内電光表示装置
停車駅・スピード、行催事を表示するほかパソコン通信を利用してニュースをお伝えします。

 西尾線でも外されることなく付いてます。

 ちなみに、『特急名古屋行きで』の『で』の濁点が3つに見えますが、誤植ではなく、西尾語というわけでもなく、『す』の一部です。

リクライニングシート
シートは快適なバケットタイプ。シート間隔も1mとグンと広く、ゆったりとくつろげます。

 西尾線でもグン。

トイレ・化粧室
温水器、エアータオルのついた化粧室とトイレがついています。

 左の画像に写っている緑や黄緑のものは付いていません。

車内電話
カード式電話を各車両に設置しています。

 左の画像のとおり、現在は電話は撤去されています。また、緑や緑のものは置かれていません。

自動販売機
ジュース・コーヒーなどの自動販売機を2ヶ所に設置しています。

 新1000円札が使えます。

外に出る。

 というわけで、西尾駅に停車中のパノラマスーパーを紹介しました。時刻は16:47です。発車まであと14分。

特急名古屋行きの発車。

 そして西尾駅始発の特急名古屋行きは17:01に西尾駅を発車しました。西尾駅に停車していた時間は24分間。

 
西尾駅・吉良吉田方面時刻表

 さて、ここで西尾駅の吉良吉田方面の時刻表を見てみましょう。さきほどの特急は西尾16:37の到着でした。次の17時台の特急からは吉良吉田行きになります。

 先ほどの西尾発着の特急の西尾駅停車時間は24分間だったのですが、西尾-吉良吉田間の所要時間は約10分。往復するだけで約20分かかります。

 というわけで、ここからは時間の余裕があまりない中で吉良吉田まで運行される特急の様子と、時間的な面で特急を応援する他の一般列車をご覧ください。

1分早く西尾駅を発車する快速急行佐屋行き。

 昼間の時間帯、快速急行佐屋行きの西尾駅発車時刻は毎時30分です。しかし、17時台からは1分早くなり毎時29分に発車します。

 快速急行佐屋行きは米津駅で西尾方面の特急列車とすれ違いをするのですが、西尾駅を1分早く発車することにより、特急列車の運行に余裕を持たせているものと思われます。

米津駅に到着した特急吉良吉田行き。

 特急吉良吉田行きが米津駅に到着です。ここで快速急行佐屋行きと交換します。

米津駅に到着する快速急行佐屋行き。

 特急が到着した直後、快速急行佐屋行きの到着です。

米津駅を発車する特急吉良吉田行き。

 そして、特急吉良吉田行きが発車します。西尾行きだった16時台までは34分発ですが、17時台からは快速急行が西尾駅を早く出発することにより、特急の米津駅発車時刻も1分早くなっていることが分かると思います。

西尾駅を発車する特急吉良吉田行き。

 特急吉良吉田行きは西尾駅に到着。そして発車。

上横須賀駅に到着した特急吉良吉田行き。

 特急吉良吉田行きが上横須賀駅に到着です。ここで普通西尾行きと交換します。

西尾行きが到着し、特急吉良吉田行きが発車。

 16時台までは、西尾行きが来るだけですが、17時台からは特急と交換します。

吉良吉田に到着。

 そして、終点・吉良吉田に到着です。到着時刻は17:48。

吉良吉田停車中。

 この列車は名古屋行きになります。ちなみにこの日は休日ダイヤ。

特急名古屋行き発車。

 そして17:51、名古屋行きとなった特急は、吉良吉田駅を発車しました。折り返しのための停車時間はわずか3分。

上横須賀駅に停車中の蒲郡行き。

 時刻は17:53。普通蒲郡行きが上横須賀駅に到着しました。ここで、特急名古屋行きと交換します。

上横須賀駅に到着する特急名古屋行き。

 特急名古屋行きが上横須賀駅に到着です。

 ちなみに、蒲郡行きは特急の待ち合わせをしたため、16時台と比べて1分遅れての発車ですが、これを踏まえたダイヤ設定がされているためか、吉良吉田駅で復活し、完全な30分の等間隔に戻ります。

西尾駅に到着。

 西尾駅まで戻ってきました。

西尾駅を発車。

 そして、西尾駅を発車しました。時刻は18:01。昼間の時間帯と同じ01分発です。

 西尾特急は名古屋を目指します。


 というわけで、いかがでしたでしょうか。西尾駅での停車時間の長さを感じてもらうためにネタ的なこともしてしまいましたが、吉良吉田行きとの対比を感じられましたか(^_^)?
 あと、西尾線をふざけて紹介できるのは単線だからってのも大きいですよね。今回もすれ違いを大いに活用させていただきました(^_^)。

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